人のことが気になる幸せ

自分に、「言葉を言い聞かせる」ことが、

あるあなたも
ないあなたも

こんにちは。

電車の中で私を見た赤ちゃんが急にお母さんに強くつかまり杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、私、前にツイッターを見ていたら、

「フォローを外されても気にしない!」
「人からどう見られるか気にしてもしょうがない!」
「フォローとかどうでもいい!」

とか連続ツイートをしている人がいて、

「それって気にしてるでしょ!」って思ったことがあったんですけど、(笑)

そんな感じで、ツイッターとか、フェイスブックとか見ていると、

「自分に言い聞かせている言葉」

って見かけることありますよね。

私の印象では、

「もう人のこと気にしない!」
「イイ人やめる!」
「どう思われてもいい!」

みたいな、「人のこと気にしない系」の言い聞かせている言葉って多い気がするんです。

 

あ、で、みなさん、どうでしょう。
こういう感じの「言い聞かせる」ってこと、やりますか?

あ、私、「言い聞かせる」って全然やらないんですよ。

というのは、たとえば、自分が当たり前のように「信じている」ことって、いちいち、「信じる!」とか言い聞かせないですよね。

なので、「自分に言い聞かせる」って、

「私はそういう状態でありません」

って、わざわざ自分に宣言しているような気がするんですよ。

あ、ちなみに、セラピーを習った先生からは、

「絶対お母さん(お父さん)みたいにならない!」

とか、自分に言い聞かせているクライアントさんがいたら、

「その人は、お母さん(お父さん)みたいになっている」

と教わりました。(笑)

その人が本当に、お母さん(お父さん)みたいになっていなかったら、いちいち言い聞かせなくてもすむはずだし、

そもそも、「お母さん(お父さん)みたいになっているかどうか」ってことが、意識に上ってこないはずなんですよ。

本当にフォローを外されても気にしていない人は、いちいち、「フォローを外されても気にしない!」とか言わないように。

 

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あ、なんか話がそれてしまったんですけど、多くの人が、

「もう人のこと気にしない!」
「イイ人やめる!」
「どう思われてもいい!」

みたいに言い聞かせているってことは、

「人のことが気になる」って、多くの人に当てはまる悩みなんだと思うんですね。

私のスキな本、「嫌われる勇気」という中でも、

「全ての悩みは対人関係の悩み」

って言ってましたし。

ただ、私が思うのは、この

「人のことが気になる」ってことを悩みとしてクローズアップしすぎてしまうと、「いつまでも自分を悩んでいる人にしてしまう」

って思うんです。

というのは、そもそも「人のことが全く気にならない」なんて、人間が動物である以上無理なんですよ。

動物って、他の生物から食べられてしまわないように、まわりに意識を向けるようにプログラムされていますから、

「他人のことを気にする」って、いわば人間の「本能」なんですよね。

この「人のことを気にする」ってことを私自身のことに当てはめて考えてみても、やっぱり「いつも人のことを気にしている」って思うんです。

だって、もし私が本当に全く人のことが気にならなくなったら、パジャマのまま外出したり、電車の席で寝転がったりしちゃうと思うんですよ。(笑)

でもそんなことしたら、「人からヘンに思われる」とか、「人から怒られる」から、やらないようにしているわけですよね。

そう考えてみると、私は、「いつも人のことを気にしている」んだと思うんです。

ただ、そんな「いつも人のことを気にしている」はずの私が、「人のことが気になること」が大きな悩みになっていないのは、

「人のこと気になっちゃうのも、しょうがないでしょ。まぁ、こんなもんでしょ」

って思ってるからなんですよ。

あ、ちなみに、「人のことが気になる」という人のセラピー的なゴールというのは、

「人のことが気にならなくなること」

ではなくて、

「人のことが気になっても、気にならなくても、どっちでもいいやと思えること」

なんですね。

なので、「人のことが気になる」という悩みは、「人のことが気になったまま」でも解決するんですよ。

あ、この話、他にも多くの人が口にする、

「自信がない」

って悩みでも同様で、

「自信がある人」にならなくても、

「自信があってもなくても、どっちでもいいや」

って思えたらゴールなんですよね。

 

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ということで、本能として他人のことが気になってしまう私たちは、

「人のことが気になる」

という悩みは、ある意味、永遠のテーマなわけで、

「もう人のこと気にしない!」
「イイ人やめる!」
「どう思われてもいい!」

みたいに、自分に言い聞かせたくなったりもするわけですけど、

最近、フと思ったのは、「人のことが気になるって悪いことばかりじゃないな」って思ったんですよ。

あ、これ、どういうことかというと、私、前にアップした記事で、「買い物」について書いたことがあって

「もし世の中に、あなた以外の人間が誰もいなくなったとしても、あなたはそのモノを買いますか?」

って質問をしたことがあるんですけど、

この質問を考えてみると、いかに自分が、

「人から良く思われたいためにお金を使っているか」

がわかると思うんです。

もし自分以外の人間が誰もいなかったら、

髪型、整えますか?
メイクしますか?
アクセリーとか付けますか?
部屋着と外着の区別をつけますか?
ハイヒールなんて履かないんじゃないでしょうかね。

ね、そう考えると、自分でも気づかないうちに人のことだいぶ気にしてることがわかるでしょ。

あ、それから、本当に人のことが全く気にならなくなったら、たとえば、東京駅の人混みの中にいるのと、自然の中にいるのが同じになっちゃうってことですよね。(笑)

それって、逆に楽しくなさそうでしょ。

それに、自分のスキな人がどう思うか気になったりするのって幸せなことじゃないですか。

気にならないほうが、張り合いがなくて、つまらなくなりそう。

そう考えると、「人のことが気になる」って悪いことのように思われるけど、「人のことが気にならない人生」なんて、実に味気ない気がするんですよ。

いやぁ、人のことが気になって幸せだなぁ。(笑)

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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