Categories: 生きづらい

人は、自分じゃないものになろうとすると悩む

蕎麦を

よく食べるあなたも
あまり食べないあなたも

こんにちは。

自分で作った蕎麦がぬる杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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あ、今回も、さっそくブログにいきたいと思うのですが、私、日々セラピーをしていますので、

「人はどんな時、悩むのか?」

ってこと、よく考えるんですよね。

で、その問いって、正解があるわけじゃないし、いろいろな言葉で表現できると思うんですけど、昨年くらいから私の中でしっくりきたのは、

「人は、自分じゃないものになろうとすると悩む」

って言葉なんです。

あ、これ、どういうことかというと、私のことを例にお話しすれば、私、36歳までは、ずっと「ちゃんとした会社員にならなきゃ!」と思って、どこかの会社に就職して、そこで長く勤めようとしたんですけど、それが全然できなくて、仕事を辞め続けていたんですよね。

でもある時、「心理セラピストになりたい!」と思って、そちらに舵を切ったら、「ちゃんとした会社員にならなきゃ!」と思っていたころと比べたらはるかにガンバってないのに、気がつけば、今のようになってたんですよ。

で、この36歳までの私が、まさに「自分じゃないものになろうとしている」ってことじゃないかと思うんです。

そういう状態のことを、もっと具体的に言うならば、

あまりにも毎日がつらい、
あまりにも人生がうまくいかない、
あまりにもイヤな人ばかりに囲まれている、

そんな状態が、「あまりにも長く続いている時」って、あなたは、「自分じゃないものになろうとしている時」って言えるんじゃないかと思います。

あ、これ、ポイントは、「あまりにも長く続いている時」ってところで、

そりゃ生きていれば、

「つらい」
「うまくいかない」
「イヤな人に囲まれる」

ことくらいはふつうにあることだと思うんですけど、でもそれが、「あまりにも長く続いている時」って、ちょっとヘンだよねって話です。私の場合、仕事面では、10年以上そういう状態が続いてましたから。

それって、「魚が陸で生活しようとする」みたいな感じで、「向いてなさ過ぎてムリ!」なことしようとしている状態なんでしょう。

なので、この「自分じゃないものになる」という話を、私に当てはめて言うならば、

「自分じゃないものになる」・・・会社員になる
「自分になる」・・・フリーランスで働く

なんだと思うし、

「自分じゃないものになる」・・・イヤな仕事をガマンしてやる
「自分になる」・・・スキな仕事をする

ってことなんでしょうね。

あ、でも、こういう話をすると、

「私だって、できれば、自分でスキな仕事したいですよ。杉田さんは、フリーランスで、スキな仕事をして、たまたまうまくいったから、それが、「自分になる」だなんて言えるんでしょ」

なんて思う方もいらっしゃると思うんです。

たしかに、私は、フリーランスで、スキな仕事をしてそれが形になってしてしまった今、そのことを、どうとでも後づけできると思うんですよね。

実際、私が、「心理セラピストになりたい!」と思って1歩踏み出した時だって、「これが自分になる道だ!」なんて思えてなかったですし。

でもですね、今にして振り返ってみると、私が、

「自分じゃないものになる」・・・会社員になる
「自分になる」・・・フリーランスで働く

「自分じゃないものになる」・・・イヤな仕事をガマンしてやる
「自分になる」・・・スキな仕事をする

ってことがわかるエピソードって、やっぱりあるんですよ。
「なんで気づかなかったのかな」って思うような。

ということで、みなさんの参考になるかわかりませんが、以下、杉田が「会社員になる」と「イヤな仕事もガマンしてやる」が、「自分じゃないものになる」だとわかる5つのエピソードです。

 

(1) まわりの人から「会社員に向いていない」と何度も言われた

↑この言葉、本当にたくさんの方から言われたんですよ。

特に決め手になったのは、私の師匠の竹内秀一さんからの言葉で、竹内さん、私と初対面の時から、

「なんで杉田君は、会社員になろうとしているだろう?他に能力を活かす場所があるのに」

と思ったそうです。

私も今、セラピーをしていると、初対面の方でも竹内さんが思ったのと同じように、

「この方、どう考えても会社員に向いていないのに、なんでそっちを目指しているんだろう。だから苦しくなっているんじゃないかな」

なんて思うこともあります。

 

(2)辞めた会社は、辞めたことに一切後悔がない

私、昔、辞めた会社のことを人に言う時、

「今まで辞めた全部の会社、たとえCIA長官に、「辞めるな!」と脅されても辞めていた」

ってよく言ってるんですよ。(笑)

これ、冗談のような本気の話です。

当時イヤになって辞めた会社は、イヤでイヤで仕方なくて、「あと1日すら働けなかった」って思ってます。

 

(3) 渋谷で吐きそうになる

ある日、セラピールームに向かおうと、渋谷の街を歩いていたんですけど、会社の先輩、後輩らしき2人組が、ランチを食べる店を探してたんですね。

で、その光景を見た時、私、急に気持ちが悪くなって本当に吐きそうになったんですよ。(笑)

私には、その後輩らしき人のほうが、すごく居づらそうにしていて、イヤイヤ先輩とランチを食べに行っているように見えたんです。

で、その吐きそうになった直後、私の中に強く湧き上がってきたのは、

「ランチの時間を誰かに決められて、しかも一緒に食べたくない人と食べるなんて、冗談じゃないよ!」

って怒りに満ちた言葉だったんです。(笑)

私、その時はじめて、

「あぁ、こんな先輩とランチ行くなんて、会社員には、ごく当たり前の光景なのに、オレ、こんなにも強くイヤだと思ってたのか・・・」

って気づいたんですよね。

こういう強い気持ちがあることを、私、会社員の時ではなく、フリーで働くようになってから度々気づくようになりました。

 

(4)うまくいった仕事は、全部「出来高制」で、「1人でやる仕事」

私、学校を卒業してから今までに、12個の仕事をしてきたんですけど、

「自分がうまくいった仕事」って3つだけあって、
(心理セラピスト、ツアーガイド、留学費用を貯めた時のバイト)

その全部が、「出来高制」で、「1人でやる仕事」だったんですよ。
逆に、そうじゃない仕事は、全部うまくいってないんです。(笑)

これに気づいた時、自分ではかなり意外だったですよね。

というのは、私のことを知っている方はご存知のように、私、ぜんぜん破天荒なタイプでも、エネルギッシュなタイプでもないし、慎重というか、あまり変化を好まない堅実な人間なのに、なんで不安定な、「出来高制の仕事」をした時だけうまくいっているのかなって。(笑)

私自身の分析では、「私が(表面的には)不安定がキライだから、不安定な仕事に就くと、安定させようとする力が強く発揮されるのかな」なんて思っているんですが。

 

(5) スキな仕事をした時、波に乗った

私が、いざ、フリーランスというか、スキな仕事をはじめたら、
(つまり、心理セラピストとしての活動をはじめたら)

キセキとしか思えない良いことが、いくつも起きたんです。
今まで仕事面では全然そんなことなかったのに。

 

以上が、私が、「振り返って見れば」、

「自分じゃないものになる」・・・会社員になる
「自分になる」・・・フリーランスで働く

「自分じゃないものになる」・・・イヤな仕事をガマンしてやる
「自分になる」・・・スキな仕事をする

ってことだとわかるエピソードです。

こうやってあげてみると、私、会社員として働こうと思うと、本当にポンコツですよね。(笑)

私のこと面接で落とした人事の人、人を見る目あるなぁ。(笑)

それにしても、こんな私なのに、なんであそこまでガンバって会社員になろうとしてたんだろう。

身近にフリーランスで仕事をしている人もいなかったし、スキなことを仕事にしている人もいなかったし、そういった発想できなかったもんなぁ。

 

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あ、で、そうそう、私、前に心理学を習った先生がですね、

「人には、

イヤなこともガマンしてやったほうが、人生がうまくいタイプ
イヤなことをすると、人生がうまくいかなくなるタイプ

がいる」

なんてことを言われていたことがあって、私、それを聞いた時、妙に納得したんですよ。

というのは、私がいかに会社員にむいていないかってことは、もうお話したと思うんですけど、

私、仕事で、

「自分が良いとも思っていない商品を売る」
「ぜんぜん興味のない商品の知識を増やす」
「人の噂や悪口ばかり言っている同僚と1日過ごす」

みたいな、私が、「自分の内面と行動が一致してないことをしている時」って、大げさですけど、

「自分の魂が死んでしまう」ような気がするんですよ。
「そんなことするなんて、生きてる意味ないじゃん」みたいな。

でも、会社に入ると、そんな青いこと言ってられないというか、他の人は、そういうことがイヤでも、当たり前のようにやっている(ように見える)ので、「他の人だってイヤでもガマンしてやっているから、私もやらないと!」と思ってガンバルんですけど、結局、イヤ杉て力尽きていたんですよね。

でも、私がここまで、「自分の内面と行動が一致してないことをしている」ってことに過剰に苦痛を感じていたのは、

「私が、 のタイプだから、しょうがなかったんだな」って思ったんですよ。

あ、でも、正直この、

「人には、

イヤなこともガマンしてやったほうが、人生がうまくいタイプ
イヤなことをすると、人生がうまくいかなくなるタイプ

がいる」だなんて、「いくらでも自分に都合の良く解釈できる話」じゃないですか。(笑)

そもそもどちらのタイプかなんて、本当の意味で分けられるのかも、わからないし。

でも、私自身やまわりの友人、そしてクライアントさんを拝見していると、「それでも、やっぱりのタイプの人って存在するよな」って思っちゃうんですよね。

あ、わかりやすい例を言えば、私の師匠の竹内秀一さん、どう考えても、 のタイプだと思いますもん。(笑)

竹内さんのこと知っている方、この意味わかるでしょ?(笑)
さすが私の師匠!(笑)

それから、「杉田プロディース第2弾」でご紹介した井上ミウさんも のタイプだろうなぁ。(笑)

初めてお会いした時から、得体の知れないエネルギーに包まれていて、「この人、言語化できないけど、なんかスゴイ!絶対、会社とか勤めないほうが良いタイプ」って、すぐに思ったもんなぁ。

 

あ、でも、ここまでの話で誤解していただきたくないのは、私は、

「あなたも、フリーランスで働くと幸せになれますよ!」
「あなたも、スキな仕事をすると幸せなれますよ!」

とか言いたいわけじゃないんですからね。

私の場合、たまたま、

「会社員になる」
「イヤな仕事もガマンしてやる」

ってことが、「自分じゃないものになる」ってことで、

「フリーランスで働く」
「スキな仕事をする」

ってことが、たまたま「自分になる」ってことだったって話ですから。

当然のことながら、世の中に、

「会社員になる」
「イヤな仕事もガマンしてやる」

ってことが、「自分になる」って人だっているわけで、

「会社の仕事はイヤだけど、それでも幸せだ」って人なんて、実際、山ほどいると思うんですよ。

でも、私にとっては、

「会社員になる」
「イヤな仕事もガマンしてやる」

って、↓こんな感じなんです。

 

「サラリーマンがイヤだ」と言うと、「オレだってイヤだけどやってるよ!」と言われてしまう。

そんな時、

「いや、オレの「サラリーマンがイヤだ」は、毎日ウン○を食べないといけなくいらいイヤだ、という意味」

と言うと、やっと、「それはイヤだよな」ってわかってもらえる。

「イヤ」というのも差がある。

 

私、このブログで何度もお話していますが、

「やりたい」という言葉には、

「すごいやりたい」
「まあまあやりたい」
「できればやりたい」

みたいに、「やりたいの度合い」があるように、「イヤだ」という言葉も、「度合い」があると思うんです。

他の人にとって、「多少はイヤだ」くらいのことが、その人にとっては、「耐え難いほどイヤだ」ってことってあるんですよね。

なので、「他の人だってイヤでもガマンしてやっているから、私もやらないと!」と思って、たまたま自分の「イヤ度」がすごく高いことをやってしまったりすると、「自分じゃないものにならないといけなくなる」わけですよね。36歳までの私のように。

あ、そんなことから、私が思うのは、多くの人は、自分の進路の決める時、自分の中にある「やりたい」という気持ちを探そうとしますけど、実は、こういう「強いイヤだ」という気持ち」というのも、「自分の方向を示してくれる」のではないか、って思うんですよ。

たとえば、2週間前の記事に中にあった、私のエピソード、

「ランチの時間を誰かに決められて、しかも一緒に食べたくない人と食べるなんて、冗談じゃないよ!」

みたいな、「強いイヤだ」というのも、本当は、自分を動かすエネルギーなんだと思うんですね。「そういうことしなくてもすむ人生、やってやろうじゃないか!」みたいな。

 

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さ、ということで、ここまですっかり話が長くなってしまいましたが、最後にお伝えしたことは、

私、今回の記事のタイトルである、「人は、自分じゃないものになろうとすると悩む」ってことを考えていた時にですね、フと、

「あ、私は、ずっと「自分は変った」と思っていたけど、むしろ逆で、「自分は変わっていなかった」んだな」

って思ったんですよ。

あ、これ、どういうことかというと、昔の「ちゃんとした会社員にならなきゃ!」と思って空回りしていた頃の私は、

「私がダメなんだ」
「私に問題があるんだ」
「私が間違っているんだ」
「私がヘンなんだ」

と思って、「だから、自分のマズイところを変えて、会社員にならないと!」って、ずっと思ってたんですよね。自分に対して、「短所を直す」的なアプローチをしてきたというか。

でも、だんだんと、

「私はもう、こういう人間なんだからしょうがない。
「自分が良いと思えない商品を売りたくない」とか、
「ぜんぜん興味のない商品の知識を増やすのがヤダ」とか、
「人の噂や悪口ばかり言っている同僚と1日過ごしたくない」とか、
そんなふうに、あれもヤダ、これもヤダって言っていれば、
当然それに伴うリスクや問題も起こってくる。

でも、その「イヤだ!」と思う自分も大切にしたい。

今までは、「みんなもガマンしているから」とか思って、
自分の「イヤ」を大切にしてこなかったから、
人生がおかしくなっていたんだと思う。

これからは、自分の「イヤ」を貫いて、
それによって起こる問題を引き受けよう。

自分の「短所を直す努力」よりも、
「そのままの自分でいることによって起こる問題を解決する努力」をしたい。
(例 不安定なフリーランスの仕事を安定させる努力など)

もう短所を直さない。自分を変えるのはやめた」

そんな思いに至ったんだと思います。

それが、「あ、私は、ずっと「自分は変った」と思っていたけど、むしろ逆で、「自分は変わっていなかった」んだな」って思ったってことの意味です。

あ、でもこの話、自分の「短所を直す」的なアプローチがダメだとか、そういうこと言いたいわけじゃないですからね。

私の場合は、たまたま「短所を直す」的なアプローチがうまくいかなかっただけで、そっちをやったほうが、人生がうまくいく人のほうが多いんじゃないかとは思うんですよ。

あ、なので、こういう話が、先ほど心理学を習った先生がお話されていた、

「人には、

イヤなこともガマンしてやったほうが、人生がうまくいタイプ
イヤなことをすると、人生がうまくいかなくなるタイプ

がいる」

ってことなんじゃないかって思うんですよね。

 

いやいや、それにしても、ここまでいろいろお話してきて思うのは、

「自分じゃないものになろうとしている時」

つまり、

あまりにも毎日がつらい、
あまりにも人生がうまくいかない、
あまりにもイヤな人ばかりに囲まれている、

そんな状態が、「あまりに長く続いている時」

って、

「そっちじゃないよ!」っていう自分からのメッセージを無視している状態

なんでしょうね。

でも、人は、どんなにガンバっても、「本当にイヤなこと、ムリなこと」は、最後は、カラダがおかしくなたり、ウツになったりとかして、強制終了になりますから、そうなると、人生って、否が応でも、修正がかかって、結局は、「自分になる旅」になってしまうんでしょうね。

どうせそうなるなら、力抜いて進んでいきますか!

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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