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クロスロード

ロバート・ジョンソンのことを

ご存知のあなたも
ご存知ないあなたも

こんにちは。

PCの高速ツールを入れたのに全く速くなった気がしなさ杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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あ、みなさん、ロバート・ジョンソン(1911年 – 1938年)ってご存知ですか?

きっと洋楽の古いロックを聴く方以外、そんなにご存知ないと思うんですけど、彼はアメリカ人のミュージシャンで、初期のブルース界を代表する人物なんです。

その楽曲が、ローリングストーンズやエリック・クラプトンにカバーされるなど、ロック界にも多大な影響を与えたことで知られているんですね。

で、そのロバート・ジョンソン、こんな伝説があるんですよ。

当時、彼のギターテクニックがあまりに巧みだったので、

「ロバート・ジョンソンは、ある十字路(クロスロード)で悪魔に魂を売り渡して、それと引き換えにギターテクニックを身につけた」

なんて、まことしやかに言われたんだそうです。

実際、ロバート・ジョンソンは、ブルース界で名声を得ることなりましたが、27歳の若さで亡くなります。

で、人々は、「彼は悪魔に命を取られた」と噂したそうです。

これがロバート・ジョンソンのギターテクニックの凄さを物語る「クロスロード伝説」

今回のブログは、そんな話をちょっと頭の隅に置きながら、お話を進めたいと思います。

 

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さ、では話変わりまして、⬇️この「セラピー体験者の声」、みなさん、読まれましたか?

 

「自分がいてはいけない気がする」という悩み
「自分がいてはいけない気がする」 と悩んでおられたクライントさんから、 個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。 (ご本人の許可をいただいて掲載しております) 杉田さんのセッションを3回受けて...

 

エッ、「読んでいない」ですって?

おっとっと、となると、今回のブログの意味が全然わからなくなってしまうので、まずは、以下の声を読んでみてくださいねー。

 

で、あなたはこの「セラピー体験者の声」を読んでみて、ちょっと気になる部分がありませんでしたか?

↓ そうそう、ここの部分です。

「たった一つ、困っていることがあります(笑)。杉田さんの予言通り、あまりものが書けなくなったのです。」

気になりますよね。「ものが書けなくなる」なんて。

これってどういうことかというと、「セラピー体験者の声」の解説にも書きましたが、子供の頃、「自分は存在してはいけない」と刷り込まれた人って、

大人になってからも、自分の存在に対して、「薄ら寒いもの」を感じて生きることになるんですね。

でも、その一方で、その「自分の存在に対する薄ら寒さ」と引き換えに、文章を書く、絵を描く、音楽を創るなど、

「芸術的な才能」を獲得することがあるんですよ。

というのは、芸術的な活動をしている時って、心が安定して、つかの間の間、その「存在の薄ら寒さ」を忘れることができるからなんです。

なので、「自分は存在してはいけない」と思っている人は芸術的な活動に没頭しやすいんですね。

書いても書いても、
描いても描いても、
創っても創っても、

それでも癒しつくせない、「自分の存在に対する薄ら寒さ」というか、「心の欠落」があるから、優れた何かを作り続けることができるんでしょうね。

だから優れた作家、芸術家、ミュージシャンとかって、自殺する人、多いですよね。

そういう人たちも、心の奥に「自分は存在してはいけない」という思いを持っているからだと言われています。

なので、「自分は存在してはいけない」と悩んでいるクライアントさんにセラピーをする時は、事前にその人の「職業」を確認しなきゃいけないんですよ。

もしそのクライアントさんが、芸術家、美術家、執筆家などの仕事をしている場合、セラピーを受けて、心が安定してしまうと、「創作の原動力」が少し減退してしまう可能性があるからなんです。

そういうことが「セラピー体験者の声」の中にもある、

「以前は思いのたけがいくらでも筆に乗ってほとばしるように出てきたのですが、なんだか落ち着いてしまったら、別に書いて発散しなくてもよくなってしまった。」

という部分にあらわれているかと思います。

なので、「自分は存在してはいけない」と悩んでいるクライアントさんで、執筆家、芸術家、美術家などの仕事をしている場合は、セラピー前にそういった事情をお話して、

「それでもセラピーを受けたい」というクライアントさんのみ、セッションをやらせていただくことにしています。

あっ、でもご心配いらないのは、「ものが書けなくなる」といっても、「全く書けなくなる」とかいうことではなく、

「前よりも書けない気がする」程度のもので、本当に仕事としてプロとして、自分をギリギリまで追い込みながら芸術活動をしている人には、それが微妙に影響するかと思うのですが、

その他の仕事をしている人や、趣味で芸術活動をしている方は、心配するほどのことはありません。

あっ、それから、これは別の「職業」のケースですが、

とび職、レーサー、スタントマンなど、危険な仕事をしてる人が、「自分は存在してはいけない」と悩んでいる場合も、やはり事前に本人に許可をいただいてから、セラピーをすることにしています。

というのは、その人がそういう危険な仕事ができるは、ある意味、「自分は存在してはいけない」と思っているからというか、「自分の命に対する執着が薄いから」なんですよ。

そんな人でもセラピーで元気になって心が安定してくると、自分の命を大切にするようになりますから、

前より仕事のパフォーマンスが低下したり、あるいは、仕事そのものができなくなる可能性があるからなんです。

 

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と、こんなお話をしていると、フと頭によぎるのが、冒頭でお話したロバート・ジョンソンの伝説なんです。

ロバート・ジョンソンが、「自分の魂」と引き換えに、「ギターテクニック」を身に付けたというのは、1つの象徴的な話で、

人は自分の「悩み」と引き換えに、「何か能力」を身に付ける

って思うんですよ。

「自分は存在してはいけない」という悩みと引き換えに、「芸術的な才能」や「危険な仕事での高いパフォーマンス」を身に付けるというのも、そういうことですよね。

と、そんなことをあれこれ考えていたら、フと思ったんです。

「もし私がプロとして仕事として、自分をギリギリまで追い込みながら、執筆家、芸術家、美術家などの仕事をしていたら、ロバート・ジョンソンのように十字路(クロスロード)で、悪魔に魂を売り渡すのだろうか」と。

つまり、「心の欠落」を自分で意図的になくさずに持ち続けることで、良い作品を創ることに殉ずるのだろうか、それとも・・・

 

ということで、あなたはどうでしょう、もしあなたが、執筆家、芸術家、美術家だったら、十字路(クロスロード)で、どちらの道を選びますか?

たとえ悪魔に魂を売り渡しても、「心の欠落」を糧にして、あなたの芸術表現を突き詰めたいですか?

それとも、多少パフォーマンスが下がる可能性はあっても、「心の欠落」をなくして、幸せな人生を歩みたいですか?

 

今回はちょっとマニアックなブログになってしまいましたね。テヘへ(笑)

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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