「優秀じゃないといけない」と思っている人が、つまずきやすい2つの時期

「優秀じゃないといけない!」という思い込みを

持っているあなたも
あまり持っていないあなたも

こんにちは。

チョコファッションをBALMUDAのトースターでチンしたら今までと違う食感になっておいし杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、少し前に、

「ありのままの自分を受け入れるまでの過程こそが人生における最高の物語」

ってうタイトルの記事をアップしたんですけど、みなさん、ご覧になりましたか?

(まだ読んでいない方はコチラからどうぞ)

ありのままの自分を受け入れるまでの過程こそが人生における最高の物語

私、上記の記事の中で、

「人は、物心がつく頃には、親子関係の中で、いろいろな「思い込み」を持つ。
時にそういう「思い込み」によって、ありのままの自分を受け入れられなくなる」

なんて話をしたと思うんですけど、

(「親子関係」と「思い込み」についてのもっと詳しい話は、以下の記事をどうぞ)

ふつうだったけど、嬉々としてなかった

親が認めてくれなかった自分がキライ

そういう「思い込み」の1つに

「優秀じゃないといけない」

っていう思い込みってあるんですね。

あ、そりゃ誰でも、「優秀じゃないといけない」という思いって多少はあると思うんですけど、そのレベルが高すぎるというか、

「優秀でなかったら、自分には価値がない」
「優秀でなかったら、自分に居場所はない」
「優秀でなかったら、自分は終わりだ」

くらいに思っている方っていらっしゃるんですよ。
(以下の「優秀じゃないといけない」という人は、それくらい思っている人のことを指します)

なので、そういう人って、優秀じゃなくなっちゃったら大変ですから、子供の頃から勉強とかガンバるわけですけど、

そういう人がつまずくのって、「2つの時期」が多いなって思ったんです。

その1つが、「高校の時」。

というのは、小学校、中学校は、成績が良くても、高校になると、自分とだいだい同じレベルの生徒と一緒に勉強することになりますから、その中に入ると自分が急に、

「優秀ではない普通の人」

になってしまったような気がするわけですよね。

となると、自分のアイデンティティ(優秀)をなくしてしまったような気がして、

「それ以降、人生が低空飛行になった」というケースってよくお聴きするんです。

でもその気持もわかるというか、子供の頃、学校で成績が良いと、まわりから褒められるし、親も喜んだりするだろうから、

多感な時期にそれがなくなるって、全てを失ったような気持ちになるんでしょうね。

あ、もちろん、「優秀じゃないといけない」なんて思い込みがない人は、こういう時、優秀じゃなく普通の人になったとしても、「自分には価値がない」とかまでは思わないんですよ。

「自分」と「成績」を同一視してないですから、「成績が優秀ではない = 自分の全部がダメ」にはならないんですね。

 

それからもう1つの「優秀じゃないといけない」という思い込みを持っている人が、つまずきやすい時期ですが、

「社会人になってから」です。

というのは、社会人になると、学生時代のようにお勉強だけできれば良いわけでなく、コミュニケーション能力とかその他の能力も必要になりますから、それができなくて優秀でいられなくなったり、

それになんといっても、学生の頃って、極端にいえば、「テスト前だけ猛勉強」とか、「受験の時だけ猛勉強」とか、期間限定でガンバりさえすれば、結果出せちゃったりもするけど、

社会人って、期間限定のガンバリじゃすまないというか、この先何十年もガンバり続けないといけないわけですよね。

そうなると、「優秀じゃないといけない」と思ってガンバってきた人もさすがに力尽きてしまって、

結果、優秀であることを維持できなくなってしまい、落ちこんで相談に来るケースがあるんです。

 

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ということで、ここまでの話から何をお伝えしたいかというと、

「優秀じゃないといけない」という思い込みを持っていること自体が悪いわけではない

「優秀じゃないといけない」という思い込みを持っているからといって、必ずしも悩むわけではない

ということなんですね。

これがどういうことかというと、

まず「優秀じゃないといけない」という思い込みって、悪い面ばかりではなく、ある意味、その人を優秀にする助けにもなってますよね。その思い込みがあるおかげでガンバれるというか。

なので、「優秀じゃないといけない」という思い込みを持っていること自体が悪いわけではないんですよ。

優秀であることによって、人生で得たものも多かったでしょうし。

また、「優秀じゃないといけない」という思い込みを持っていたとしても、いろいろな能力が高くて、そこまでガンバらなくても優秀でい続けられる人は、悩みがあまり表面化しないんですよ。

そういう人は、そこまでツラくないのでそんなに悩まないんですね。

では、どんな人が悩むのかというと、

「優秀じゃないといけない!」という思い込みを持っているのに、優秀じゃなくなってしまった人

今まではなんとか優秀でいられたけれど、「こんなふうにずっとガンバリ続けるのはツライ」と思っている人

なんです。

で、私のところには、どちらのタイプの方も相談に来られるんですけど、ある時、

のタイプは、のタイプより、楽になるのに時間がかかることが多いな」って気づいたんですよ。

その理由ですけど、セラピーでは、「優秀じゃないといけない」という思い込みを緩めて、「ありのままの自分を受け入れる」ってところを目指していくわけですけど、

のタイプは、もういったん優秀じゃなくなっているから(笑)、のタイプに比べると、「優秀じゃないといけない」という思い込みを手放しやすいんですよ。

ある意味、そこから楽になるには、ありのまま自分を受け入れざるを得ないというか。

でも、のタイプは、今までツラかったけど、なんとかギリギリ優秀でい続けられているから、「優秀じゃないといけない」という思い込みを手放しづらいんですよ。

要は、のタイプって、なまじ能力が高いから、「優秀じゃない状態」になれなくて(つまり、変化するのに良いチャンスを失ってしまって)、

のタイプより、「優秀じゃないといけない」という思い込みを緩めるのに時間がかかったりするんですね。

人は、「怖いけど変化する > ツラいけど現状時期」ってならないと変われないですから、ツラくても現状がなんとか成り立ってしまうと、変化しづらいんですよ。

なので、私、のタイプで、なかなか楽になろうとしない方を拝見していると、言葉悪いんですけど、

「いったん優秀じゃなくなっちゃったほうが、ありのままの自分を受け入れやすいだけどなぁ」って思っちゃうんです。

 

さ、ということで、最後にまとめますと、私のところに来られる「優秀じゃないといけない」という思い込みを持っている方からは、

「高校の頃に挫折して、そこから人生が低空飛行になった」
「社会人になって、学生の頃にように優秀になれなくてツラい」

という話を本当によくお聴きするんですよね。

なので、今回のブログタイトルの、

「優秀じゃないといけない」と思っている人が、つまずきやすい2つの時期というのは、

「高校生の頃」

「社会人になってから」

ということでしたとさ。

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう。

 

杉田 隆史

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