「自分を大切にする」ということ

幼馴染と

まだ付き合いがあるあなたも
もう付き合いのないあなたも

こんにちは。

最近休みがなさ杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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先日、私の幼馴染が、「すごくしっくりきたので読んでみて!」的な感じで、珍しく長いメールを送ってきたんです。

そのメールには、陸上選手の為末大さんのつぶやきが添えられていました。

あまりにも素晴らしい文章だったので、ここにシェアしたいと思います。

ちょっと長いですけど、ゆっくり味わって読んでみてくださいねー!

 

おはようございます。今日は【モチベーションの扱い方】について

妻が僕と会って驚いたのは、アスリートはモチベーションを絞り出して頑張っていると思っていたのに、如何に僕がモチベーションや好きという気持ちを大事に壊れないように扱っているか、
という事だったらしい。
言われてみるまで気付かなかったけれど、確かにそうなのかもしれない。

やる気を出す、という言葉の矛盾をいつも感じていた。
やる気は出るもので出せるものではなく、例えるなら今置かれている状況を無視して幸せになろうとする事ににていた。
みんな幸せを手に入れる為に条件を揃える事には熱心なのに、モチベーションを出すときは直接自分の心に手を突っ込む。

モチベーションも無理をすれば壊れる。
そうすれば全てにやる意味を感じられなくなる。
モチベーションは無邪気な子供のようで、いくら言っても思う通りにはならない。
そして叱り責め続ければ心を閉ざしてしまう。
自分のモチベーションの癖を理解し、上手に外的環境で誘導するしかアプローチの手段は無い

モチベーションを出さなければいけないという人は、成長しなければいけないと思っている。
なぜ成長しなければいけないかというと達成しなければいけないから。
なぜ達成したいかというと何者かになりたいから。
つまり根本で自分に対しての肯定感が薄く、そんな人はやる気の無い自分を責め無理をしやすい

そもそも人は成長する必要も、何者かになる必要も、希望を持つ必要も無い。
そうしたい人がするだけでそうでなくても構わない。
やる気がでない事はあまり問題ではなく、出ない自分を責める自分の認識が大体引っかかる。
そして自責型モチベーションの人はある日、ぷつっと切れたりする

今の自分が嫌いだから何者かになってやるんだというモチベーションはうまくいけば激しい野心になるけれど、失敗すると自分を責め潰す。
どうにでもなれなんにでもなれどうせ自分にしかなれないと手放した先に見えるものがある。
コントロールせず見守るのが正しい向き合い方だと僕は思う

 

いやぁ、一語一句、本当に素晴らしい文章だなぁ。

私、昔会社で働いていた時、淡々と仕事をして、休日はどうするとか、昨日観たドラマがどうだったとか、そんな話を楽しそうにしている同僚たちがうらやましかった反面、

「なんでこの人たちは、こんなのほほんとして満足できるんだ?自分がこれからどうしていきたいとか悩まないのか?」

とか、自分の方が意識が高いような気になって、ちょっとバカにしていたような気もするんですよ。(笑)

でも今にして思えば、為末さんの言われるように、私自身の自己肯定感が低かったせいで、
私は常に、

「成長しなければならない!」
「達成しなければならない!」
「何者かにならなければならない!」

と思っていたような気がするんです。

でもそれは、自分が「本当にそうしたい」と思っているのではなく、ありのままの自分に対する無価値感から目をそらすために、「そうやらなきゃ!」と思っていただけなので、

やっぱり「成長する」「達成する」「何者かになる」ための行動を全然起こすことはできず、そんな自分をいつも責めていたと思うんですよ。

でも、きっと私の同僚たちの自己肯定感はもっと高かったんでしょうね。

だから、そんなにいつも自分が「何かやらなきゃ!」とか思っていなくても、そのままでもじゅうぶん幸せを感じられていたんだと思うんです。

いやぁ、何思っていたんだか、私。ハスカシー!(笑)

確かに、為末さんの言われるように、

「そもそも人は成長する必要も、何者かになる必要も、希望を持つ必要も無い。そうしたい人がするだけでそうでなくても構わない」

んですよね。

いやぁ、それにしても↑このフレーズ、衝撃的だなぁ。(笑)
学校じゃ絶対教わらない。(笑)

だから元気になってからの私は、「何かやらなきゃ!」とか思わなくなったんだなぁ。

で、この為末さんの話って、最近私がこのブログの中で言っている「やりたい度」の話に似ているような気がするんですよ。

(「やりたい度」についてもっと知りたい方はコチラからどうぞ)

「やりたいこと」に対する思い込み

自分がやりことをする以外、幸せになる方法はない

フリにフリ回される

 

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で、為末さんのつぶやきに触発されて、先日私も以下ようなつぶやきをしたんです。

 

ヤル気がない時、前向きじゃない時、勇気がない時は、ヤル気を出そうとせず、前向きになろうとせず、勇気を出そうとしないでください。

まず「ヤル気がない」「前向きじゃない」「勇気がない」自分を認めて眺めてください。
あなたがそう思うのは、あなたの中にそう思うだけの理由があるのだから。

それでもあなたが「やらなきゃいけない」と思うなら、ヤル気を出そうとせず、前向きになろうとせず、勇気を出そうとせず、「渋々やって」ください。

それが「自分を大切にする」ということです。

(杉田隆史のツイッターはコチラからフォローミー)
杉田隆史ツイッター

 

あ、このつぶやきで私がお伝えしたかったことは、もしあなたが「やりたい度が3」しかないのに、

「そんなはずはない。私のやりたい度は9だ!」と思いたくても、無理に「9」みたいなことをやろうとせず、まずは「3」に合わせてあげることだと思うんですよ。

あなたの「心」の「やりたい度が3」なら、「あなたの外の世界」の「やりたい度を3」にするのは、無理なくできますよね。

で、それをやってみて、それでもあなたが本当にそれをやりたいのなら、「やりたい度3」が、勝手に「やりたい度4」に上がったりするわけですよ。

そしたら今度は、「あなたの外の世界」を「やりたい度4」に合わせてみればいいと思うんです。

自分の意識で、無理に自分を引っ張ろうとするのではなく、「心に自分を従属させる」というんでしょうかね。

基本的に「やりたい度」は意識では動かせないんですよ。

それなのに、「やりたい度」を無理やり上げようとして、「自分の心に直接手を突っ込んで」コントロールしようとする人、多いんだよなぁ。

それが為末さんが言われている

「やる気は出るもので出せるものではなく」

「モチベーションは無邪気な子供のようで、いくら言っても思う通りにはならない。そして叱り責め続ければ心を閉ざしてしまう」

ということじゃないかと思うんです。

ということで、最後に何をお伝えしたいのかというと、この為末さんの言っていることも、私の言っていることも、

「自分を大切にする」とは具体的にどういうことか?」

について言っているだと思うんです。

結局、「自分を大切にする」って、無理やり自分をポジティブな状態に持っていくことではなく、素晴らしい人間になろうとすることでもなく、

「自分の中にある気持ち・感情の良い悪いを判断せず、ただ認めて眺めること」

なんですよね。

ヤル気がないと感じたら、「あ、今、ヤル気ないな」
前向きじゃないと感じたら、「あ、今、前向きじゃないな」
勇気がないと感じたら、「あ、今、勇気ないな」

って感じることだと思うんです。
それが自分にとって、認めたくない気持ちや感情だとしても。

だって、自分の中に起きる気持ち、感情って、実際に自分がそう思う、そう感じるだけの理由があるから、そう思う、そう感じるだけで、

その存在を否定したところでどうしようもないんですよね。
すでに自分の中にあるんだもん。

でもそれを

「そんなふうに感じるのはダメだ!」
「そういうふうに感じるのはイイ!」

とか、自分で勝手に「良い/悪い」のレッテルを貼っているわけですよね。

そうやって自分の気持ちや感情に「悪い」のレッテルを貼るって、たとえて言うなら、

小さな子供が泣きながらあなたの元に来た時、「泣くんじゃありません!笑いなさい!」って叱り飛ばすようなものなんですよ。
その後、その小さな子供がどういう反応するかわかりますよね。(笑)

でも、自分の中にある気持ちや感情を否定するって、結局それと同じことを、「自分自身に対してやっている」んですね。

小さな子供が悲しそうにあなたの元に来たら、

「どうしたの?悲しいことがあったの?悲しいねー」

ってまず受け止めてあげたいですよね。

そういうことが、為末さんが言う、

「モチベーションは無邪気な子供のようで、いくら言っても思う通りにはならない。そして叱り責め続ければ心を閉ざしてしまう」

ということであり、だから、

「(モチベーションは)コントロールせず見守るのが正しい向き合い方だと僕は思う」

「どうにでもなれなんにでもなれどうせ自分にしかなれないと手放した先に見えるものがある」

ってことになるんじゃないかと。

 

あなたはどうでしょう?

自分で本当はそうしたいと思っていないのに、

無理やり「成長しよう」としたり、
無理やり「達成しよう」としたり、
無理やり「何者かになろう」としたりしていませんか?

本当に「自分を大切に」していますか?

 

それでは今回はココまでにします。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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