Categories: 自信がない

勇気があるということは

自分のことを、依存的だと

思うあなたも
思わないあなたも

こんにちは。

ベランダで作った初収穫のトマトの味が野性的杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、ずっと前に見たテレビ番組でですね、

「海外で日本のランドセルが流行っている」

なんて話題をやっていて、フランスの男性が、赤いランドセルしょって自転車に乗っている写真が紹介されてたんですよ。

私、その写真を見た時、

「大人の男性が赤いランドセルをしょってるのに、べつに違和感ないよな」

って思ったんですけど、それと同時に、

「そうかぁ。ランドセルを大人が持つなんて、考えもつかなかったよなぁ。自分でも気づかないうちに、「ランドセルは小学生が持つものだ」って思ってたんだな」

って気づいたんです。

と、こんな感じで、誰かから、

「大人は、ランドセルを持ってはいけません」

とか言われたわけでもないのに、

なぜか、

「それが当たり前」
「それ以外、考えもしなかった」

ってことってありますよね。

 

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さ、ということで、そんなランドセルの話をちょっとだけ頭の隅に置きつつ、今回の記事にいきたいと思うんですけど、

私のように、セラピーとか、カウンセリングとか、コーチングとか、「心」を扱う仕事をしている人の間では、

「依存的な人は、なかなか元気にならない」

なんて話ってよく聞くんですね。

そう言われる理由は、こういう「心」の悩みを解決する時って、体のお医者さんに行く時みたいに、

「おとなしく座っていれば、お医者さんが何とかしてくれる」みたいなものではなくて、

「自分の心の悩みは、自分で解決しないといけない」

んですよ。

セラピスト、カウンセラー、コーチは、あくまでも、「そのサポートするだけ」なんです。

でも、依存的な人というのは、「おとなしく座っていれば、あなたが何とかしてくれるんでしょ」みたいに思っている方も多いので、

ある意味、依存的な人というのは、「セラピスト・カウンセラー・コーチ泣かせ」とも言えるわけで、実際、私がセラピーを習った先生も、

「自分のプロフィールの写真を、「笑顔」の写真にしてしまうと、「この人、やさしそうだから、助けてくれそう」みたいに思われて、依存的な人が集まってきてしまうので、笑顔の写真はプロフィールに使わないようにしています」

なんて言ってましたし、

そういえば、「心」に関する仕事をしている方以外でも、

「依存的なお客さんが集まらないように、ホームページは、わざと厳し目な雰囲気を出してます」

なんて言っている方も何人か知っています。

依存的な人って、心無い人にはカモになりやすいので歓迎されるけど、そういう厳し目の雰囲気を出したりして、お客さんを選んでいる方って、私は、むしろ誠実な仕事をしているなって思うんです。

あ、でも、こんな話をすると、「依存的な人はダメだ」みたいな話に聞こえてしまうかもしれないんですけど、そういうことを言いたいわけじゃなくて、

依存的な人が、

「おとなしく座っていれば、あなたが何とかしてくれるんでしょ」みたいに思ってしまうのって、わざと人を困らせようとしてやっているわけじゃないんですよ。

というのは、依存的な人って、たいてい子供の頃に、

「誰かに従ったほうが、人生がうまくいく」
「イヤイヤでも誰かに従ってしまったほうが、まだマシな結果になる」

みたいな経験をたくさんしているので、

依存的な人にとって、「人に従う」というのは、先ほどの「大人はランドセルを持たない」の話と同じように、

「それが当たり前」
「それ以外、考えもしなかった」

みたいな感覚なんですよね。

でも人は、大人になれば、自分で考えて行動することも必要とされますから、なんでもかんでも「人に従って」いるわけにもいかなくなるわけで、

そんなことを踏まえて、依存的な人というのが、「どんなところにつまずいているか」を改めて言葉にしてみると、

「自分にしかわからないことや、自分にしかできないことでも、他人に決めてもらったり、やってもらおうとしている」

ってことになるんじゃないかと思うんです。

 

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あ、で、ここからは、そういう、

「自分にしかわからないことや、自分にしかできないことでも、他人に決めてもらったり、やってもらおうとしている」

みたいな、依存的なスタンスって、

「セラピーだと、こんなやりとりの中にあらわれますよ」

って話をしたいと思うんですけど、

たとえば、私、セラピーを受けるか検討している方から、

「こんな悩みがあるんですけど、セラピーを受けても良いですか?」

みたいな質問をいただくことってあるんですね。

でも、そういう方の悩みを読ませていただくと、たいていは、わざわざ私に確認するほどの特殊な悩みではなく、このブログの中に何度も出てくるような、ごくごくふつうの悩みなんですよ。

でも、そういう、ごくごくふつうの悩みなのに、わざわざ「大丈夫ですか?」とか確認してくるのって、

私に、「大丈夫ですよ!元気になれますよ!」みたいに背中を押してもらいたんだと思うんですね。

ある意味、「命令形のない命令文」というか。

でも私は、「セラピーは、受けに来る前から始まっている」と思っていて、クライアントさんが、

「あなたが背中を押してくれるならセラピーに行くけど、あなたが背中を押してくれないならセラピーに行かない」

ではなく、

クライアントさん自身が、「自分で自分の背中を押せるようになったタイミング」で、セラピーに来ていただいたほうが効果があるのを知っているので、

私はそういう時、その方の背中を押さないようにしてるんです。

でもそうすると、そういう質問をしてきたほとんどの方はセラピーに来ないんですね。

でも、私はそれで良いと思っています。
人には、それぞれタイミングってありますから。

あ、それから、依存的な人というのは、セラピーに来られてからも、「独特の質問」をしてくるというか、

たとえば、依存的な方が、「仕事がイヤになって、辞めたくなった時」にセラピーに来られたとすると、

「私は、どうしたらいいですか?」
「私は、転職したほうが良いですか?」
「私は、フリーランスのほうが向いていますか?」

みたいに、

「人に自分のことを決めてもらおうとする」

んですよ。

いつも、「人に従う」ということをやってきていますから、誰かがその「正解」を教えてくれると思ってるんですね。

でも、「私のスキな映画は、私にしかわからない」ように、それを他人に、「この映画がスキだ!」とか決めてもらうなんて無理だと思うんですよ。

それから、依存的な人は、他にも、

「どうしたら転職するかどうか決められるんですか?」
「どうしたら転職する勇気が出ますか?」

みたいな、「どうしたら○○できますか?」みたいな質問もよくされるんですけど、

その質問の答えって、

「あなたが決めれば、決められる」
「あなたがしようと思えば、転職できる」

に行き着く思うんですね。

なので、私は、

「私はどうしたらいいですか?」
「どうしたら○○できますか?」

みたいな質問を「連発する」のって、依存的な人独特の質問の仕方だなって思うんです。
それ以外の人は、そういう質問の仕方してこないですから。

 

さ、では、こういう、

「自分にしかわからないことや、自分にしかできないことでも、他人に決めてもらったり、やってもらおうとしている」

みたいな、依存的なスタンスを持っている方が、その悩みをなんとかしたいと思った時に、どうしたら良いかってことですけど、

こういうタイプの悩みって、ホント正論になっちゃうんですけど、

「YOU やっちゃいなよ!」

なんですよね。
やっぱり、「勇気出してやるしかない」というか。

というのは、「筋肉痛にならずして、筋肉はつかない」ように、

手に入れるには、どうしても避けられないことってあるじゃないですか。

でも、依存的な人って、本人が気づいているか、いないかは別にして、

「筋肉はつけたいけど、筋肉痛になるのは絶対イヤ!」

みたいに思っていることも多くて、

「筋肉痛にならずに、筋肉をつける方法」を探しに行っちゃうんですよ。

でも依存的な人って、↑その方法を探す努力はするけど、「筋肉痛になる覚悟」がないんですね。

というか、そもそも、どんなに探したところで、「筋肉痛にならずに、筋肉をつける方法」なんて存在しないんですけど。

つまり、どんなに逃げても、どんなにあがいても、最終的には、

「自分にしかわからないことは、自分で決めるしかない」

「自分にしかできないことは、自分やるしかない」

んですよね。

 

エッ、「でも、それをする勇気がないから悩んでるのに!」ですって?

そ、そうですよね。

でも、あなたはそう思うかもしれないけど、あなたは今のままでも、じゅうぶん必要なものが備わってるんですよ。

なぜなら・・・

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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