自己啓発書を
よく読むあなたも
あまり読まないあなたも
こんにちは。
あやうく友人の家のトイレを壊しそうになり杉田です。
1週間お疲れさまでした!
あ、今回は、本当にサラッと本のご紹介です。
えーと、みなさん、どうでしょう、自己啓発書って読みますか?
私、セラピーをしていると、クライアントさんから、
「自己啓発書をたくさん読んだ」
って話をお聴きすることがあるんですけど、
ある時、フと思ったのは、私のところに来て「自己啓発書をたくさん読む」って言われる方って、
このブログで言うところの
「成長が止まっている人」
に当てはまる方が多いことに気づいたんですよ。
(「成長が止まっている人」がどんな人かについてはコチラからどうぞ)
で、なぜ「成長が止まっている人」に当てはまる方が、自己啓発書をたくさん読んでいるのかお聴きすると、
「自分が空っぽのような気がするから」なんですって。
いつも、「自分の考えがない感じ」がするんだそう。
なので、その空っぽ感を埋めるために、誰かの考えを自分の頭にインストールしたくなるそうで、だから自己啓発書をたくさん読むそうなんですよ。
でも、たいてい、「読んでいるうちは、「そうなのか!」ってアツくなるけど、すぐに冷めてしまって、何冊読んでも何も変わらない」みたいな話を何度もお聴きしたことがあるんです。
で、ですね、ではそういう「自分で考えられない」という方が、どうしたらいいかっていう話ですけど、
言うまでもなく、自己啓発書をたくさん読んで誰かの考えをインストールするより、
「自分自身で考えられるようになるトレーニングをする」
ってことのほうが大事だと思うんですよね。
ということで、そのためにすごく良い本があるので、ここでご紹介したいと思います。
ちょっと前の記事でも取り上げたことがある、山田ズーニーさんのこの本です。
あ、このズーニーさんの本、高校の国語の先生であり、言葉の勉強をものすごくしている友人から、「すごく良い本ですよ!」ってオススメされて買ったんですけど、
私、この本を読んでうなったのは、山田ズーニーさん、
考えるための道具は、【問い】
って言っているんですよ。
自分で自分に【問い】を作ることで、人は考えられるようになるんだと。
逆に言えば、自分で考えられない人は、自分に対して、適切な【問い】な作れていないんだと。
私、この部分を読んで、自分が言語化できないことを言語化していただいた気がして、「そうなんだよ!」って、ものすごく納得したんです。
あ、自分があまりに当たり前にできることって、自分が具体的に何をしているか説明できないじゃないですか。
たとえば、日本語がうまく話せない外国の方から、「どうしたら日本語がうまく話せるんですか?」って聞かれても説明できないように。
で、私にとっては、「考える」ということは、自分があまりに当たり前にやっていることなので、
「自分で考えられない」という方から、「どうしたら考えられるようになるんですか?」って聞かれても、この本を読むまで具体的に説明できなかったんですよね。
でもズーニーさんが、
自分で考えられない人は、自分に対して、適切な【問い】が作れていない。
だから、自分に対して、適切な【問い】を作れるようになる練習をすればいい。
って言語化してくださったので、
「そうそう!たしかに言われてみれば、自分も考える時って、無意識に自分に対していろいろな【問い】を作ってるよな。
考えるが苦手な人は、それができてないから、そのトレーニングすればいいのか!」
って、初めてわかったんです。
あ、この「自分で考えられない」という方って、子供のころ、親が過保護だったり、指示的だったりして、「自分で考える(自分に問いを投げる)」という機会があまりなかった方が多いんですよ。
だからこそ、大人になった今、その練習をする必要があるんだと思うんですね。
ちなみに、このズーニーさん本も、「読んだだけで考えられるようになる」みたいな本ではなくて、ちゃんとトレーニングが必要な本ですよ。
私は、
「就職活動で志望動機が書けない」という方に特に良い本
だと思っていますので、そういう方はぜひ読んでいてくださいねー!
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!