「やりたいこと」は、全体をパックで考える

最近、自分が、

「変化している」と感じるあなたも
「変化している」と感じないあなたも

こんにちは。

ATMで静脈認証されず、変化し杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、今回は、「何がしたいかわからない」という方が「陥りやすいワナ」って感じの
お話をしたいと思います。

では早速、唐突でゴーインな小話からどうぞ。

肉がスキなAと、その友人Bの会話です。

 

A 「いやぁ、肉が大スキなんですよ。週1回は必ず焼肉食べに行くんです。もっと肉、食べたいなぁ(モグモグ)」

B 「そんなに肉がスキなんだぁ。肉って食生活全体のうち、どれくらいの割合食べているの?」

A 「え~と、多分、肉は全体の3割くらいかな」

B 「じゃあ残り7割は穀物、野菜、果物、魚貝類ってことだよね。Aさん、そんなに肉がスキなら、もっと食べる割合増やしたら?」

A 「そうだね!じゃあ肉を8割食べてみるよ!」

 

1週間後・・・まぁ、Aは肉がスキでいられないでしょうね。(笑)

それにしても実際あり得ないような、あまりにゴーインな会話の展開ですけど、まぁ、この後の話をわかりやすくするということで、お許しください。

で、この小話から何をお伝えしたいのかというと、2つのことです。

 

まず1つ目。

大スキなはずの肉も、割合が変わるとスキじゃなくなる。

たとえば、文章を書くことがスキな人がいて、

懸賞に応募する作品を書くために、「もっと時間をとって文章を書きたい」と、思い切って会社を辞めてみたものの、いざ文章を書き始めると、1日中文章を書けるのになぜか楽しくない。

また、仕事でずっと忙しくしていた人がずっと「家庭に入ってのんびり過ごしたい」と思っていたのに、いざゆっくりしてみると、なんか楽しくない。物足りない。

そんなことってあると思うんですね。

「思いっきり文章を書きたい」、
「家庭に入ってのんびり過ごしたい」は

確かにその人の「やりたいこと」だと思うんです。

でも肉の割合を3割から8割にした時のように、

「やりたいことをする割合を間違えると、あなたのやりたいことも楽しくなくなる」

ということなんですね。

 

それから小話からお伝えしたいことの2つ目。

肉がスキであるには、野菜、果物、穀物、魚貝類の存在が必要である。

「やりたいこと」、「スキなこと」って、1つに決めた方がわかりやすいというか、スッキリするじゃないですか。

会計士になりたい!
文章を書きたい!
曲を作りたい!

「コレ、やっていきます!」みたいに、1つに決めた方が、人にも説明しやすいですしね。

でも先ほどの小話のように、肉がスキでいられるのは、野菜や果物の存在があるからなんですよ。

つまり、「やりたいこと」、「スキなこと」の周辺には、それを引き立てるため、いくつかの「ナニか」が必要になってくるということです。

でも大抵はそれが言語化されていない。

たとえば、先ほどの例、

文章を書くことがスキな人がいて、懸賞に応募する作品を書くために、「もっと時間をとって文章を書きたい」と、思い切って会社を辞めてみたものの、いざ文章を書き始めると、1日中文章を書けるのになぜか楽しくない。

多分この続きのストーリーは、そうこうしているうちにお金がつきてきて、段々不安になってきて、また会社員に戻る。

こんな感じだと思うんです。

つまり、この人が今の時点で「文章を書く」のが純粋にスキでいられるには、文章を書くのは1日中ではなく、ある程度の時間で、ある程度の経済的な安心があることが必要になってくると思うんです。

そしてこの必要なモノこそが、野菜や果物ということです。

「やりたいこと」を、「文章を書く!」と1つに決めて言い切るのはスッキリするかもしれませんが、

実は「文章を書く!」の周辺にある、文章を書くのは1日中ではなく、ある程度の時間で、ある程度の経済的な安心がある

これら全部をひっくるめて、「やりたいこと」って考えないといけないなぁと思うんです。

 

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で、今回の話から何をお伝えしたいのかというと、

よく「やりたいこと」って話になると、

「会社辞めるか、辞めないか」とか、
「AorB どちらにするか」とか、

ついつい二者択一の話にしてしまうんですよ。

「やりたいこと」は1つに決めた方がスッキリするから。

でも、先ほどお話したように、

「やりたいこと」の周辺には、いくつか「ナニか」が必要だったりするんですよね。

なのでただ「やりたいこと」の割合を増やせばバラ色かとういうと、そうでもないし、

もっと全体をパックとして捉えないといけない。

「文章を書く」のがスキなのは、実は会社に勤めていることによって、文章を書く時間が制限されていたり、経済的な安心感があるからかもしれない。

そうなると「会社辞めるか、辞めないか」という二者択一ではなく、

現時点では、「会社も辞めず」、「文章も書く」というのがベストなのかもしれないっていうことです。両方同時にやるというか。

自分で「割合を増やしてもOK!」という確信が持てれば、ドンといってもいいと思うんですけど、

自分の中でまだ迷っている段階なのに、「やりたいことは1つにしなきゃ」とか思って、早まって無理に1つに選択しなくてもいいと思うんですよ。

決められないうちは、どっちもやっていればいい。

それに付け加えて言うと、何度もお話していることですが、

本当に「やりたいこと」、「スキなこと」って、自然なモノというか、なんだか知らないけどいつの間にかやってしまうことで、決して「よいしょ」ってやることじゃないと思うんですね。

だとすると、「やりたいこと」、「スキなこと」って、

会社で働いているからできない
時間がないからできない
お金がないからできない
家族がいるからできない

ではなくて、そんな大変な中でさえも時間作って思わずやっちゃうことだと思うんです。
別にガンバラなくても。だってスキなんだもん。

だから、もしあなたが「いつか状況が整えばやる」と言って、長い間やっていないのだとすると、もしかしたらそれは、

あなたが本当に「やりたいこと」ではなくて、あなたがそれを「やりたいと思いたいだけ」なのかもしれない

ということなんです。

例えば、「会社を独立したい」と思っている人が、ずっと独立できないでいることを悩んでいる時に、

「もし今の会社の人間関係が良かったら、会社辞めませんか?」

ってお聞きすると、「ハイ」とか言われる方、結構多いんですよ。(笑)

これって明らかに「会社を独立したい」は、この人の本当にやりたいことじゃないですよね。

「会社を独立したいと思いたいだけ」というか、それによって自分で余計な悩みまで作り出しているんですよ。

こういうのって、本当に何がしたいかわからなくなっちゃうなぁって。

だから自分の本当に「やりたいこと」、「スキなこと」を見極めるって大切だなぁーって思うんです。

普段難しいこと考えたり、言ったりしていても、実は自分の「やりたいこと」、「スキなこと」ってガッカリするくらいシンプルで、通俗的だったりするんですよ。

私の「やりたいこと」なんて、「人にウケたい」だぜー。(笑)

ホント、大丈夫なのか、オレ。(笑)

でもそんな「ありのまま」を見るのが、本当の自分を知ることだと思うんです。

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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