「なりたい自分になれない」ってところがスタート

「なりたい自分」に

なっているあなたも
なっていないあなたも

こんにちは。

スパイスカレーにチャレンジしようと思って、業務用スーパーで「ターメリックありますか?」と聞いたら、「ターメリックはないけど、ウコンならありますよ」と言われて、初めて「ターメリック = ウコン」とわかって衝撃を受け杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、「なりたい自分になる!」みたいな言葉って、広告とか見ているとよく見かけますよね。

私、そういうこと言ってる人って、どこかアヤシーって思ちゃうんですけど(笑)、先日観た映像の中で、監督・俳優のクリント・イーストウッドが、

「私は自分がなりたいと思った、そのとおりの人間だ」

って言っているのを見て、「そこまで平然と言うか! でもまぁ、クリント・イーストウッドなら、そう言える資格あるよな」って思ったんです。

みなさんもクリント・イーストウッドの名前はご存知だと思うんですけど、彼、長年に渡って素晴らしいキャリアを歩んでいて、

80歳超えてからの監督作品を観ても、ぜんぜん年老いた感じがしないんですよね。(「グラントリノ」って映画がスゴくスキです!)

彼、映画の中では、ガンコで野菜なんか食べなそうな役を演じてることが多いですけど(笑)、とても健康に気をつけてるそうなんですよ。現在、91歳ですって!

本当にずっと「なりたい自分」になり続けた人生だったんでしょうね。

でもクリント・イーストウッドみたいなことは言える人はごく一部で、たいていの人は人生の中で、

「なりたい自分になれない」

って場面に多々遭遇すると思うんですよ。

私も「なりたい自分になっているか?」って言われたら、ぜんぜん「YES」とは言えないなって。

たしかに私、人とのご縁に恵まれて、ありがたい人生だったと思うんですよ。

長年 仕事が続かず、1年4ヶ月も引きこもったことがあったけど、今はやりたい仕事をやってるし、

本を出版して、海外でも翻訳されたりしてるし、

36歳の時、全貯金が11万3000円だったけど、今は自分が住みたいと思って長年憧れていた家に住んでるしで、

自分ではとうてい無理だと思っていたことをいくつも手に入れた人生ですけど、

ただ数とすれば、「なりたい自分になった」ことより、「なりたい自分になれなかった」ことのほうが圧倒的に多いんですよね。

私、今でも英語がペラペラで、時々海外に行くような仕事をしたいという憧れはあるんですけど、悲しいくらい英語を習得する才能がないんですよ。(笑)ふつうオレくらい海外に滞在(5年間)したら、もっと話せるんだけどなぁ。

あ、そういえば、私、留学した時に同じ学校だった人たちに15年ぶりに再会したことがあったんですけど、みんな英語を使う仕事をしていて、

大企業の海外部門で勤務している人がいたり、
海外に出張して、旅行のコースを作っている人がいたり、
海外で支店長をやった人がいたり、

全員が英語を使ってキャリアアップしてたんですね。

それを見て、「あぁ、その後みんな ちゃんと英語を勉強して活かしてるんだな。オレは英語を身につける才能が本当になかったんだな」って、ちょっと悲しくなったんですよ。

そんな感じで、私、「なりたい自分」になれなかったことのほうが圧倒的に多くて、そんな中でも、どうにかして自分を活かせる道を見つけようともがいて、なんとか形にしたのが私の人生だったと思うんです。

言ってしまえば、「第18志望の自分になった」みたいな感じというか。(笑)

あ、もちろん、だからといって、今の自分の人生がイヤだとか、満足してないとかではないですよ。「オレ、よくここまできたな。キセキのような人生だな」って思ってますし。

 

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あ、で、私、思うんですけど、この「なりたい自分になる」って話って、その話を真に受けちゃうと、

「なりたい自分になれたらOK」
「なりたい自分になれなかったらダメ」

みたいなところで話が終わっちゃうと思うんですね。

実際、セラピーをしていると、「なりたい自分になれない」ってことで、「自分終わった!」みたいに思っている方にたくさんお会いしますし。

でも私は、むしろ、

「なりたい自分になれないことが当たり前で、むしろ、そこからどう振る舞うかがスタート」

だと思ってるんです。そこは織り込み済みで人生を生きていかなきゃって。

もちろん、なりたい自分になれない時、どう振る舞うかって、別に正解があるわけではなくて、

「それでもなりたい自分になることをあきらめない!」って人もいるだろうし、
「この方向はダメなんだな。別の方向に行くか」って人もいるだろうし、
「ここでは一流にはなれないけど、自分になりにコツコツやっていくか」って人もいるだろうし、
そうなっても深く考えない人もいるだろうし、

その振る舞いはその人の個性が出るところですよね。

私も、「なりたい自分になれない」と思った場面で、 どれもやったことがありますよ。うまくいったこともあれば、いかなかったこともあったなぁ。

エッ、「でも杉田さん、英語を話して、海外に行ける仕事をしたいなら、今からやればいいじゃん」ですって?

た、たしかに。でも今の私には、そういう希望が、

「だったらいいな」

ってことがわかっているんですよ。

自分が「だったらいいな」って思うことって、

「そうであったらイイけど、今そのために必要なことはしたくありません」

っていう意味ですからね。(笑)

自分がしないことは、ちゃんと受け入れているんですよ。エヘヘ。

 

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さ、ということで、今回は記事はぜんぜんオチがあるわけではないんですけど、最後にまとめますと、

みなさんからのご相談を受けていると、「なりたい自分になる」って話って、

「なりたい自分になれたらOK」
「なりたい自分になれなかったらダメ」

みたいなところで話が止まっちゃってる方がいらっしゃるんですけど、

むしろ、なりたい自分になれないことが当たり前」で、「なりたい自分になれない」ってところがスタートですよ。

それなのに、みなさん、なりたい自分になる!」みたいな話ばかり知りたがって、

「なりたい自分になれないところからどう振る舞うか?」ってことを知ろうとしてないんじゃない?

ってことをお伝えしたいのでしたとさ。

あ、そこのあなた、まだスタート前なのに、なにガッカリしているの?

せめてスタートしてからガッカリしようよ!(笑)

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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