今日いまから会う友だちとめっちゃ仲よく飲みたいねん

お金に不自由しなかったら、「やりたいこと」が

あるあなたも
あまりないあなたも

こんにちは。

黒い薄手の手袋をはめている時、犯人みたいな気分になり杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、このブログは、

「何がしたいかわからない」
「何をしたいかわからない」

というキーワードで検索してたどり着かれる方が多いので、私のセラピーでも、そのテーマでご相談をいただくことが多いんですけど、

その多くは、「仕事で」何をしたらいいかわからないという悩みなんですね。

で、私、そういう方には、前の記事でもお話しましたけど、

「もしお金に不自由しなかったら、何をしますか?」

っていう質問をすることがあるんです。

これと同じような質問のバリエーションとして、

「能力、お金、外見など、あらゆるものに制限がなかったら、何をしますか?」

っていう質問もあるんですけど、その質問だと、ちょっとフリーダム過ぎるようで、かえってクライアントさん、答えづらいみたいなんですね。

なので、私は、「お金のために、やりたくないことしなくてもよかったら、どうしますか?」という意味で、

「もしお金に不自由しなかったら、何をしますか?」っていう質問をするんですけど、

こんな感じのやり取りになることってあるんです。
(「杉」は、杉田、「ク」は、クライアントさん)

 

杉 「もしお金に不自由しなかったら、何をしますか?」

ク 「旅行します」

杉 「どれくらいですか?」

ク 「2~3週間くらいできれば」

杉 「それから?」

ク 「んー、家を買います」

杉 「どんな家ですか?」

ク 「んー、家庭菜園があって・・・犬を飼って・・・」

杉 「その家を買った後はどうしますか?」

ク 「・・・んー、やりたいこと、それくらいかな。
あ、どれも「仕事」じゃないですね(笑)」

杉 「今言ったことは、”本当にやりたいかわからない” とか、
”やってみたら、やっぱりやりたいことじゃなかった”
みたいなことになりそうですか?」

ク 「いえ、ならないと思います。 どれもやりたいです」

 

「どんな仕事をしたいかわからない」って相談に来られた方が、こんな感じで、「仕事じゃないやりたいこと」を言われることってけっこう多いんですよ。

でも考えてみたら、

「やりたいこと」って、必ずしも仕事だとは限らない

わけですよね。

(そのことについて書いた記事はコチラからどうぞ)

「やりたいこと」に対する思い込み

 

となると、こういう方が、「どんな仕事がしたいのか?」ということであれば、もしかすると、

「旅行ができて、家があって、家庭菜園ができて、犬が飼えるような仕事に就くこと」

なのかもしれないんですよ。
実は「仕事内容」には、そんなにこだわっていなかったりして。

(そのことについて書いたブログはコチラからどうぞ)

こだわリがないなら、こだわらない

 

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でもですね、きっと

「旅行ができて、家があって、家庭菜園ができて、犬が飼えるような仕事に就くこと、なんて、そんなふつうなことが、自分のやりたいことだなんて認められない!」

なんて方もいらっしゃると思うんですよ。

そんなあなたには、今年、直木賞を受賞された作家、西 加奈子さんのインタビューをどうぞ。

 

インタビュアー:
相当の覚悟がある人が作家になれるんですかね?

西さん:
作家とかに限らず、何かをやりたい方って、
きっと誰かに何かを「やりたいねん」と言う前に
もうやってもうてると思うんですよ。
「止められるかな? 相談してみようかな」とか言う前に、
もうやってもうてるっていうのはあると思うんです。
本当にそうでしたね。書いてて楽しかったし。

(中略)

インタビュアー:
夢について伺ったときに、西さんが
「夢は無理して持たんくていいねん」
とおっしゃってて、すごく新鮮に感じました。

25歳のころに「作家になりたい!」って
すごく熱い思いを持っていらしたのは、
私から見ると夢だと思うんですけど、
西さんには違う感覚だったのでしょうか?
西さんの夢とはなんですか?

西さん:
さっきも話したけど、夢っていうか、
やりたいことはやってまうと思うんですよ。
語って安心してしまうような夢はいらんというか。
ほんまに人に語る前にやってもうてると思う。

夢を語るのは素晴らしいけど、すごい豊かな国の弊害で、
ほんまは生きてるだけでええのに、
何かクリエイティブなことをやらんとあかんのちゃうかっていう風潮があるやん。
いまの自分は自分じゃないみたいな、
いや、いまの自分もめっちゃ自分やし、
そんな夢って大切なんかな。

ほんと毎日誰かにやさしくできたら、
そんな素晴らしいことはないと思うし、
さっきのどぶ猫の話じゃないけれど、
無理にしたいことを探してそんな顔になるよりは、
毎日しあわせやなありがたいなって感謝して生きる方がうちは尊いと思います。
無理に夢を持たなくてもいいと思います。

夢っていう言葉、うちはいま「何かをすること」ってとらえたんやけど。
日本人の夢って「自分のやりたいことを何かしようよ」とかに聞こえる。
うちはそれがいやで、もっと普通に
「今日いまから会う友だちとめっちゃ仲よく飲みたいねん」
とかでもいいと思う。

夢っていうとものすごく大きなことを言わないといけない、みたいな。
あまり拡大解釈してとらえんと、
やりたいことがあったらやったらええやろうし、という感じです。

 

 

>「今日いまから会う友だちとめっちゃ仲よく飲みたいねん」

わー、私も!私も! 激しく同意します!(笑)
そういう時、最高だもんなぁ。

あ、この言葉、今回の記事のタイトルにしようっと。(笑)

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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