夢中になりたいのか、夢中にさせてほしいのか

夢中になれるあなたも
あまり夢中になれないあなたも

こんにちは。

刺身の上げ底に騙され杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、いつもお話していますが、このブログは、「何がしたいかわからない」という検索ワードでたどり着く方が多いので、セラピーでも、

「自分がやりたい仕事がわからないので、それを知りたい」というご相談内容をいただくことがあるんですけど、

それをテーマにすると、そういう方全員ではないんですけど、中には、いろいろな角度から質問させていただいても、どうにも進まないような、なんか違和感があることがあるんですね。

で、その違和感については、今までもいくつかの記事でお話してきたんですけど、

(いつくか書いた記事はコチラからどうぞ)

「何がしたいかわからない」という言葉のウラにあるもの

○○になりたいけど、そのために必要なことはやりません

それでもその違和感を、私の中では、まだピッタリの言葉で表現できていない気がしてたんですよ。

そしたら先日、このブログではおなじみの為末大さんがすごくそれをうまく言葉にされていたので、

以下に、ご紹介したいと思います。

 

ぴったりくるもの

『人生の成功はどれだけ具体的なビジョンを描いたかによって決まる』

例えばスポーツであれば、本田選手やイチロー選手の子供時代の作文や、孫正義さんの人生50年計画など、早い時期にやるべきことを見つけそれに邁進することができる力は確かに大きい。

一方で、これが成功には必須であると信じすぎた人は、このぴったりくるビジョンを探すことに夢中になってしまい日常をおろそかにする。
計画表を作ることに夢中で行動がない。
行動がないから成長がない。
皮肉だけれどビジョン作りに潔癖性な人は、未来に悩んで、今をおろそかにしてしまう。

やりたいことがない、運命の相手がいない。
あんまりこれが長い時に、ふと自分を振り返ってみるとどうだろうか。
愛せる相手に出会うことも大事だけれど、愛せる自分がいるかどうかも大事。
今自分が抱えている問題を出会いだけで解決しようとしても、そんな出会いは本当はない。

与えるには自分が満たされていないといけない。
愛されるために愛する人は取引をしている。
愛を注ぐ相手を探しているのではなくて、自分を満たしてくれる相手を探している。
自分が探しているものは自分の中にあることに気づかないから、外ばっかり探しに行っていて、どこにもないと嘆く。

運命の仕事を探しているという若者の目の奥を覗き込んでみると、時に本当に探しているのは運命の仕事ではないのではないかと思う。
彼が求めているのは自分を満たす何か、自分を動かす何か。
出会ってないから夢中になれないのではなく、夢中になれないから出会いがみえない。
運命の出会いは確かにあるが、準備ができているものにだけ訪れる。

 

運命の仕事を探しているという若者の目の奥を覗き込んでみると、時に本当に探しているのは運命の仕事ではないのではないかと思う。
彼が求めているのは自分を満たす何か、自分を動かす何か。

↑これが私の違和感が言葉になっている部分です。

「私を満たしてくれる仕事があるなら、やってもいい」みたいなスタンスなんですよ。

それをたとえて言うなら、

「かわいくて、やさしい人が、むこうから告白してきたら、付き合ってもいい。それ以外は、自分からは告白しません。なので、そうしてくれる相手(仕事)を探しています」

みたいな感じなんですよね。

「自分から夢中になる気」はなくて、「相手(仕事)に夢中にさぜてほしい」と願っているというか。

でもそれだと、為末さんの言葉を借りれば、

「出会ってないから夢中になれないのではなく、夢中になれないから出会いがみえない」

「今自分が抱えている問題を出会いだけで解決しようとしても、そんな出会いは本当はない」

ってことになるんでしょうね。

あ、そういえば、昨年末の記事でもお話しましたけど、やっぱり「やりたい仕事をする」のに一番決め手になるのは、

「そのやりたい仕事にくっついてくる『やらなきゃいけないこと』 をやることができるか?」

という問いに対して、「YES!」 と言えるかどうかだと思うんですね。

となると、もしあなたが、「私を満たしてくれる仕事があるなら、やってもいい」みたいなスタンスを持ってしまっていたとしたら、

この質問に「YES!」 と言うのは難しいでしょうから、「やりたい仕事を見つける」ということからますます遠ざかっていくと思うんですよね。

 

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あ、なんだか全然関係ない話をしてみたくなりました。(笑)

仮の話ですが、もしあなたが、

「1ヶ月以内に、今まで一度も会ったことのない人の中から親友を作りなさい」

という、無茶ブリな指令を受けたとしますよ。(笑)

すると、あなたは時間がないですから、とりあえず、なるべく人に会って、「第一印象で、この人なら親友になれるかも」という人を選んでアプローチしていくと思うんですね。

で、1ヶ月後に、親友が見つかるか、見つからないか、わからないですけど、

この話からお伝えしたいことは、

「今のあなたの親友って、本当に第一印象から親友になれると思いましたか?」

ってことなんです。

もちろん、「第一印象から親友になれる」と思ったという方もいらっしゃるとは思うんですけど、

でも、意外と初対面の時の親友の第一印象って、あまり印象に残っていなかったり、何とも思わなかったり、ってことありませんか。

となると、もしあなたが、「第一印象で親友になれそうな人」という条件にこだわって親友を探していたら、

もしかしたら、あなたの今の親友は、親友じゃなかったかもしれないんですよ。

あ、なんか意味わからない話をしてしまいましたね。(笑)

 

あなたはどうでしょう。

自分を満たしてくれる「ぴったりなもの」ばかり探していませんか?

あなたが「やりたい仕事がしたい!」 と言っている時、

あなたはその仕事に、夢中になりたいのでしょうか?
それとも、夢中にさせてほしいのでしょうか?

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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