自分の本当にやりたい仕事が
わかっているあなたも
わかっていないあなたも
こんにちは。
黒い帽子を目深にかぶるとつばの部分が視界に入って髪があるような気分になれ杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えーと、私はセラピーで、「やりたい仕事がわからない」というご相談をいだいくことが多いんですけど、そんな時、
「もしお金に不自由しなかったら、何をしますか?」
っていう質問をよくさせていただくんですよ。
というのは、この質問、地味だけど、良い質問で、意外なクライアントさんの本音が表れるんですよね。
実際にこの質問すると、最初、クライアントさんは、
「旅行する」
「家を買う」
「友人に会いに行く」
「自然の中でのんびりする」
みたいな、「日頃満たされていないことを満たそうとする」答えを言われるんですね。
でも大切なのは、この後で、
「ではそれらが満たされた後どうしますか?」
っていう質問をしていくと、すごくその人の本音が表れるんですよ。
たとえば、「働かないですね。日々自分が楽しいと思ったことをやっていきます」みたいなことを答える人もいらっしゃるんですけど、
そういう人って、「自分がやりたい仕事はなにか?」を知りたがっているのに、もしかするとその答えは、
「やりたい仕事は無職です」
だったりするんですよ。(笑)
なので、そういう人は、どんな仕事に就いたとしても、その時点で「働いちゃう」ことになりますから、理想からズレてしまうことになるわけですよね。
でも世の中には、「無職でお金がもらえる仕事」というのはほぼないですから、
「無職」という自分のやりたい仕事ができなくて、「やりたい仕事がわからない」って悩んでいるんです。
あ、でも誤解していただきたくないのは、「働かないですね。日々自分が楽しいと思ったことをやっていきます」みたいに答えた人が全員、「やりたい仕事は無職です」という意味ではないですからね。
でも、「根っからのやりたい仕事は無職です!」という人には、こういう質問をしていくと、自分の隠れた「無職願望」に気づいてしまうみたいで、
「自分のやりたい仕事は、無職か!でもそうかも!(笑)」
みたいに苦笑いされます。
あ、私の経験では、前にブログ記事の中でお話した、以下のタイプの人は、
(そのタイプはコチラからどうぞ)
わりと「やりたことは無職です」の可能性が高いかなって気がしています。
本当に働きたい人って、「日頃満たされていないことが満たされた後、どうしますか?」という質問をしても、「お金がいくらあっても働きます」って言われるんですよ。
あ、それから、それと同様に「日頃満たされていないことが満たされた後、どうしますか?」っていう質問に、
「趣味の○○をします。でも趣味ばかりだとつまらなくなりそうなので、少しだけ働きたいです」
みたいなことを言われる人は、
「やりたい仕事はパートタイムです」
だったりするんですよね。
でも、もしそういう人が、「正社員の仕事をしたい」なんて望んでいるとすると、やっぱり矛盾が生まれるわけで、
「パートタイムの時間だけ働いて、給料は正社員並の仕事がないから、やりたい仕事がわからない」
って悩んでしまうことになるんですね。
つまり、「やりたい仕事は無職です」、
「やりたい仕事はパートタイムです」、
どちらのタイプの人も、本人は
「どの仕事内容がいいか」がわからなくて仕事が決められない
と思っていると思うんですけど、
本当は、
「働きたくないのに、働かなきゃいけない」
という「仕事内容以前の問題」に悩んで仕事を決められずにいるんですね。
本人はそのことに気づいていないんですけど。
あ、でもこんな話を聞くと、もしかすると、「仕事したくないなんて、けしからん!」なんて思う方もいらっしゃると思うんです。
でも私が思うのは、
「そういう、スキ/キライなんてコントロールできないよね」
ってことなんです。
あ、これ、前の記事でもお話しましたけど、あなたは、「スキな食べ物」を自分で選んで決められましたか?
たとえば私の場合、カレーがスキなんですけど、それって、「カレーをスキになろう!」って決めてスキになったわけじゃなくて、「気がついたらカレーがスキになっていた」わけですよね。
なので、スキな食べ物なんて、自分の頭で、「これをスキになろう!」なんて決めらなくて、いつの間にか「決まってしまうもの」だと思うんですよ。
つまり、「スキ/キライ」なんて、自分でコントロールできないんですよね。
だとすると、「仕事をするのがキライ」というのも、ある意味それと同じで、その人は、「たまたまそういう人間だった」ということだけで、私が「セロリがキライ」と基本的に同じ話だと思うんです。
となると、「やりたい仕事は無職です」という人の相談というのは、本人が口にするような、
「やりたい仕事はなにか?」というテーマではなく、
「やりたくない仕事をどうやってしのいでいくか?」
「いかにやりたくない仕事を負担少なくやっていくか?」
みたいなことのほうが、「本当の相談内容」なのかもしれないんですよね。
たとえば、もしその人に、
「職場で嫌われないようにしていると疲れ切ってしまって、働けなくなる」
「雑談ができないので、職場の人と親しくなれない」
「わからなくても、ダメだと思われたくないので、質問ができなくて、仕事についていけなくなって辞める」
みたいなことが繰り返し起きていて、
それが原因で「働くことが困難」になっているのだとしたら、その人は、「やりたい仕事探し」よりも、まずはそっちをセラピーで扱ったほうがいいと思うんですよ。
あ、でも今回のこの話って、
こういう「やりたい仕事は無職です」という人が、本当に「やりたい仕事がない」のかどうかは、わからないですよ。
だって人は、「やってみたら、その仕事がスキになりました」ってこともありますからね。
でも、「やりたい仕事は無職です」という人が、
「仕事をやる前の時点」で、「やりたい仕事はなにか?」って考えても、ちょっと出てこないと思うんですよね。
エッ、「杉田さんは、もしお金に不自由しなかったら、何をしますか?」ですって?
んー、まず最低1年は休むでしょうね。(笑)
でもその後は、そんなに今と変わらない生活をすると思います。
あ、でも個人セッションは、年齢とともにキツくなってきているので、ちょっと数は減らすかな。
そういえば今日、個人セッション8時間やるんだった。(笑)
それでは、今日も張り切って行ってきまーす!
それでは今回はココまでにします。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!
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