今やっている仕事が、
イヤなあなたも
イヤじゃないあなたも
こんにちは。
空気清浄機がコーヒーの匂いまで消し杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えーと、私のセラピーに、仕事がイヤで、ヤル気が出なくて
「今はなんとか会社に通っているけど、この先どうしようか悩んでいる」
みたいなご相談て、けっこう多いんですね。
で、そういう時って、もしそのクライアントさんに、その人が働くのを困難にしている「性格的な傾向」とかがあれば、
ご希望であれば、そこをセラピーで扱うこともできるわけですけど、
「そういう「性格的な傾向」がどうとかの話でなく、もうとにかく今の会社で働くのがイヤだ」ってこともあるわけですよ。
そんな時って、
「じゃあ、仕事がイヤで、ヤル気が出ないという、今の状態からどうする?」
って話になると思うんですけど、
そういう時って、ザックリ言って、以下の5つの選択肢があるのではないでしょうか。
で、私は、クライアントさんに質問しながら、どうしていきたいかを探っていくわけですけど、先日フと、
「私自身が、仕事がイヤで、ヤル気が出ないって時、どうしていたかな?」
って振り返ってみたら、自分でも意外なことに気づいたんですよ。
あ、というか、みなさんご存知の通り、昔の私には、仕事がイヤで、ヤル気が出なくて、
「今はなんとか会社に通っているけど、この先どうしようか悩んでいる」みたいなことって、絶えずあったわけですけど、
そんな時、根性のない私は、ほとんどのケースで、
を選択していたんだと思うんですね。
だから仕事を辞め続けていたわけで。
でも、よくよく考えてみたら、私、この
ではない「例外的な選択」をしていたことがあったので、その時のことをお話してみたいと思うんですけど、
私、新卒の時に、なんとか上場企業に就職できたのに仕事がイヤでイヤで仕方なくて、会社を2年で辞めて、ワーキングホリデーでオーストラリアに行ったんですね。
というのは、当時の私は、「海外に永住したい!」なんて夢を持っていて、「その第1段階として、海外でビジネスビザを取得する」ってことを考えていたんです。
でも当時、オーストラリアに行ったワーキングホリデーの日本人が現実的にビジネスビザを取得できる可能性がある仕事は、「ツアーガイドか、免税店の営業職か」なんて言われていたので、
あまり選択の余地のなかった私は、「だったらツアーガイドのほうが良いかな」くらいの気持ちでシドニーで面接を受けて、ある会社にツアーガイドとして採用されたんです。
でも、その時、その会社の社長から、
「シドニーは、永住権を持っている人が多いから、あなたがビジネスビザを取得するサポートはできません。
ビジネスビザが欲しいなら、ゴールドコースト支店かケアンズ支店で勤務してください」
なんて言われて、
「エッーーー!シドニーに住みたいと思って、オーストラリアに来たのに!オレ、リゾート地とか全然スキじゃないのに!」
なんて思いながらも、
オーストラリアに着いてすぐ、1000キロ移動してゴールドコーストに住むことになったんですよ。
今思うと、よくそんなオファーを受けたと思うんですよね。(笑)
で、いざツアーガイドという仕事を始めてみると、日本でふつうの営業職だった私には、戸惑いの連続で、
午前3時から仕事はスタートするとか、はじめは収入が少なくて貯金を切り崩さないといけないとか、そもそも「出来高の仕事」だとか、
「そんな仕事だなんて知らなかったよ」みたいなことばかりで、
「日本で上場企業辞めてきたのに、ここでやっていける自信がない。オレの人生、こんなんで大丈夫なんだろうか・・・」
と、何度も不安になったり、ツラくなったりしたんですけど、
私は、いつもやってしまう、
を選択することもなく、無事にビジネスビザも取得し、ツアーガイドという仕事を全うしたんですよね。(最後に辞めたのは、仕事とは別の理由)
しかも、ツアーガイドという仕事は、途中から「とても楽しい仕事だ!」とすら感じたんです。
これって、当時の私は、
を選択していたんだと思うんですよ。
あ、で、私、このツアーガイド時代を思い出しているうちに意外だと思ったのは、
ツアーガイドという仕事の印象が良かったせいか、私、自分では、
「最初からツアーガイドという仕事がやりたかった」
「最初からツアーガイドという仕事がスキだった」
「最初から自分はどういう仕事がしたいかわかっていた」
と思っていたんですけど、
実際は、
「最初はツアーガイドという仕事に、ほとんど興味がなかった」
「興味のない仕事をやっているうちにスキになった」
「興味のない仕事でも、やってみたことで、自分がどんな仕事がしたいかわかった」
ってことに気づいたんです。
これって、かなり意外だったんですよ。
だって、それって、世間で良しされる、
「興味ない仕事でも、自分で楽しくする」
「どんな仕事でも、スキになれる」
「まずはやってみる」
みたいなことを、「この私がやっていた」わけですから。(笑)
でも、たしかに、「何がしたいか全く検討もつかない」なんて方は、
「あまり興味がなくても、何がをやってみることで、やりたいことがわかることもあるんだな」
ってことは思うんですよね。
あ、それから、
「いつも仕事を投げ出してしまう私が、どうしてこの時ばかりは、投げ出さなかったのか?」
ってことも考えてみたんですけど、
●ビジネスビザを取るには、イヤでも仕事をするしかなかった。
●ツアーガイドは、ビジネスビザを取るための手段でしかなく、仕事そのものに対して、良い意味でコダワリがなかったので、何でも受け入れられた。
●公私とも、良い仲間に囲まれていた。
ってことは、言えると思うんです。
でも、一番大きいのは、「私とツアーガイドという仕事が、たまたま合っていた」ってことじゃないかと思うんです。
(でもこれも、やってみないとわからなかった)
もし私がオーストラリアに行って、日本と同じような営業の仕事をしていたら、やっぱり続けられなかった気がするんです。
あ、ということで、ここで話を戻しますと、
仕事がイヤで、ヤル気が出なくて
「今はなんとか会社に通っているけど、この先どうしようか悩んでいる」
みたいな時、ザックリ言って、
という5つの選択肢があるわけですけど、
これ、先ほどもいったように、世間的には、
で、世の中に出ている「働き方に関する本」というのは、
そのプロセスや学びを、本に書いたりしてるんでしょうね。
だから、
「つまらない仕事も自分で面白くする!」
「イヤな仕事はすぐ辞めろ!」
みたいな正反対の内容の本があって「正解」を探している人は、混乱するんだと思うんですよ。
だって、私という1人の人間でさえも、
世間的に良しとされる
「その仕事がスキ」になり、「自分がどんな仕事がしたいかわかった」りしたけど、
世間的にはダメとされる
あ、そうそう、
仕事がイヤで、ヤル気が出なくて
「今はなんとか会社に通っているけど、この先どうしようか悩んでいる」
と悩んでいる時って、
「この会社でダメなら他でも通用しない」
みたいなことって、よく言われるじゃないですか。(笑)
だから、
をしないといけないんだと。
私も、そうしたほうが、失敗が少ないという意味で「世間で良しとされる」のはわかるんですけど、
きっとこのブログの読者のみなさんは、子供の頃から、そういった「世間で良しされている」、
「他人のことを考える」
「誰とでも仲良く」
「わがままを言ってはいけない」
「親を悲しませてはいけない」
「盗んだバイクで走ってはいけない(笑)」
みたいなことを守っているうちに、このブログを読まなければならないほど、悩んでしまったと思うんですよね。(笑)
なので、世の中で当たり前のように「良しとされること」が、必ずしもあなたに合っているかは、わからないんですよ。
いやぁ、ホント、正解ってないですよぇ。(笑)
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!