「ムカつく人」がたくさんいるあなたへ

あなたのまわりに「ムカつく人」が、

たくさんいるあなたも
あまりいないあなたも

こんにちは。

チョコパイを食べている人が小動物のように見え杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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いきなりですが、ちょっと小話しますね。

あなたが友人から、

「今度、飲みに行かない?すごくカッコイイ(カワイイ)Aさんも来るんだけど」

と誘われたとしましょう。

で、友人は、あなたがまだ見ぬAさんが、「芸能人の○○に似てる」とか、いかにカッコイイ(カワイイ)か、という話を熱弁します。

そして飲み会当日、あなたは期待に胸を躍らせながら店に行くと、そこにAさんは待っていました。

あなたは一目見て思います。

「エッ、これがAさん?たいしてカッコヨクない(カワイクない)・・・」

 

小話終わりです。(笑)

この話から何をお伝えしたいかというと、

Aさんは、「ただAさんであるだけ」なのに、勝手に期待されて、勝手にガッカリされてるわけですよね。(笑)

この場面では、「Aさんがいる」というのは、「事実」ですけど、

「たいしてカッコヨクない(カワイクない)」とか、
「すごくカッコイイ(カワイイ)」とかって、

それぞれ「事実」じゃなくて、あなたや、あなたの友人が、Aさんに「意味づけ」しているだけなんですよ。

「Aさんがそう思わせている」というよりは、あなたや、あなたの友人が「自分から勝手にそう思っている」というか。

 

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と、そんな小話を意味ありげにしつつ(笑)、話題を変えますが、

あなたのまわりに、「ムカつく人」っていますか?

たとえば私、「言動一致してない人」を見るとムカつくんですけど(笑)、そう思うってことは、

私は、「言動一致すべき!」って、相手に勝手に期待している

ってことなんですね。
先ほど、「Aさんはカワイイ(カッコイイ)はず!」と期待したように。

そして、もう1つ言えるのは、

普段の私は、「ガンバって言動一致させようと努力している」ってことなんですよ。
誰からも頼まれてないのに。

だから、「言動一致してない人」を見ると、

「オレはガンバって言動一致させているのに、お前はなんでやらないんだ!」

って、ムカついているんですね。(笑)

でも相手にしてみれば、先ほどのAさんのように、「そ、そんな、勝手に期待されても・・・」だと思うんですよ。(笑)

ということはですよ、本当は私の中に、

「言動一致なんてメンドクサイもん!その場その場のノリで、適当にやりたいもん!」

みたいな部分があるのに、私がそれを「抑圧している」ってことなんですね。

だって、もし自分が抑圧していなかったら、他人がやっても気にならないはずなんですよ。

たとえば、ダイエットしている時、人が食べてる姿を見るとイラッとするのは、「自分が食べたいのをガマンしているから」ですよね。

自分がふつうにガマンせず食べていたら、食べてる人を見てもイラッとしないと思うんですよ。

ということは、人って、「自分が抑圧しているものを出している人」を見るとムカつくんですね。

そして、「ムカつく理由」というのは、

「相手が食べてるから」ではなく、「自分が食べたいのをガマンしているから」のように、

「相手の問題」ではなく、実は「自分の問題」だったりするんですよ。

 

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あ、なんか話がバラついてきたので、今回の話をまとめますと、

「人は相手の中に自分を見る」

ってことなんです。

あなたが、「相手」を見ている時って、その相手の「どこを見てもいいはず」なのに、

無数のトピックの中から、相手の「ある部分(言動一致とか)」に、あえてフォーカスするってことは、よっぽどあなた自身が、普段そのことを気にしてるってことなんですね。
あなたが自覚しているか、してないかは別にして。

つまり、相手を見て、「相手の中に見出すもの」というのは、

「あなたの中にもあるもの」

なんですよ。
あなたがそれを抑圧しているか、していないかは別にして。

たとえば、あなたの会社に、「働かない上司」がいて、ムカついていたとしますよ。

で、「アイツ働かねー!」とか、いつもイライラしている。(笑)

これって、あなたがそう思うのって、

あなた自身が、「働きたくない気持ち(行動)を抑圧しているから」なんですよ。

もしあなたが「働きたくない気持ち」を抑えずに、ヘラへラ働いていたら(笑)、上司にも、ムカつかないと思うんですね。

先ほどのダイエットの話で、あなたがふつうにガマンせず食べていたら、「食べてる人」を見てもイラッとしないように。

となるとですよ、ここでの上司の話は、

「働かない上司 = 悪者、間違っている」
「あなた = 正義、正しい」

という見方だけでなく、

「なんであなたは、そんな「働きたくないもない仕事」を自分の意志で続けているのか?」

って、自分に問いかけることもできるわけですよね。

「そもそも「働きたくない」のは自分なんじゃないの?

自分が「働きたくない気持ち」を抑圧しているから、「働かない上司」が気になるんでしょ?

それよりまず自分が、ちゃんと「働きたいと思う仕事」に就きなよ!」みたいな。

ね、「ムカつく」って、「相手の問題」のように見えて、実は「自分の問題」だったりするでしょ?

あ、とはいってもこの話は、

「相手にムカついてはいけない」とか、
「上司にパワハラされても、それは自分の問題」とか、

そういうこと言いたいわけじゃないですからね。(笑)

相手にムカつくなら、ムカついてもいいし、上司にパワハラされたら、それを問題にしてもいい。

でも、ただ目の前の問題を、

「相手の問題」ではなく、実は「自分の問題」なのかも?

って、ちょっと別の角度からの見方もできるようになると、少し自由になれるんですね。

だって、「相手が絶対悪い!」って思ったら、その相手を変えない限り、問題は解決しなくなりますよね。

でもたいていは、そういう相手は、変わってくれない。(笑)

そうなると、その問題は、「相手次第」になってしまって、自分の手から離れてしまうんですよ。

相手というのは、「あなたが変えられないもの」ですから、無力感を感じるだけになるんです。

そうすると、「悩むしかない」んですよね。

なので、「ムカつく人」がいるあなたは、ただ、「相手 = 悪者」に視点を固定するのではなく、「ん?もしかして自分の問題かも?」って考えてみるのも、ちょっとイイかもなんです。

そうすると問題から距離が取れて、冷静になれるんですよ。

だから、セラピーって、「対人関係」の問題だとしても、「まず自分の問題を解決する」ってことをやるわけですね。

そうすることで、

「他人が違って見える (前は気になっていたことが気にならなくなる)」

んですよ。

ということで、「ムカつく人」って、ある意味、

「あなたが本当はどうしたいと思っているか?」

を教えてくれているとも思うんですね。

もしかすると、「ムカつく人」って、一見「悪者」のような形で現れて、実はあなたに大切なメッセージを伝えにきたのかも・・・

 

あ、そうそう、思い出した。

そういえばこの前会った人で、すごく偉そうでムカつく人がいたんですよー。

あー、思い出しただけでも腹立つなぁ。

あんなに偉そうにするなんて、何様のつもりなんでしょうね。
ホント信じられない。

あの人、絶対みんなから嫌われ・・・

・・・・・アッ!(笑)

 

それでは今回はココまでにします。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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