たとえ親がわかってくれなくても

「親は、自分のことをわかってくれている」と

思っているあなたも
思っていないあなたも

こんにちは。

無印良品週間に「ポリプロピレン」という言葉を言い杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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あ、最近 私、すごく良い記事(マンガ)を読んだんですよ。

で、今回は、その記事を元にお話したいと思うので、まずはちょっと長いですけど、⬇️以下の記事を読んでみてくださいねー。

 

母親「今日はお友達と遊べた?」 1人でいるのが好きな女の子は、無理を続けて…
2人の子どもを育てている、母親のひろ(hiro.00316)さんが、『もう1人の娘さん』のエピソードを公開。

 

あ、全部読みました?

ね、本当に良い話でしょ?(ジーン)

私もセラピーをやっていると、家族みんながそれぞれ良かれと思ってやっているのに、なんだかズレていってしまう話ってたくさんお聞きするんですよね。

で、私、上記のマンガを読んで思ったのは、この女の子はラッキーだなぁって。
だって心理セラピーを受けたわけではないのに、まるでセラピーを受けたような体験をしてるんですもん。

となるとですよ、もしかすると親にわだかまりがある方の中には、

「このマンガの女の子と同じように親に気持ちを伝えればいいのか。
でも自分の親はこんなふうにわかってくれるだろうか・・・」

なんて思う方もいらっしゃると思うんですね。

実際、私のクライアントさんからも、「過去に勇気を奮って、親に自分の子供の頃の気持ちを伝えたことがあるんですけど・・・」なんて話をお聴きするんですけど、

親からは、
「お母さんも忙しくて余裕がなかった」
「まだそんなこと気にしているの?」
「そんなこと覚えてない」
なんて言われてボーゼンとなったり、

親が謝ってくれたとしても、あまり心がこもってないと感じて腑に落ちなかったり、

逆に、本心を言ったことで親がショックを受けてしまって、「言わなければ良かった」とか思ったりとか、

うまくいかないケースもいろいろお聞きするんですよね。 というか、そもそも親の前で感情全開って照れるし、なかなかハードル高いじゃないですか(笑)。

だから、マンガの女の子と同じようにうまくいくかわからないし、それに親に子供の頃の気持ちを伝えたくても、

もう親が亡くなっているとか、
何年も音信不通で行方がわからないとか、
親にわだかまりがあり過ぎて、とてもじゃないけど会えないとか、

気持ちを伝えようがないって方もいらっしゃると思うんですね。

ではそうやって親にうまく伝わらなかった方とか、親に会えないという方が、このマンガの女性のように救われないのかというと、ぜんぜんそんなことなくて、

基本としては、

「実際に親に直接気持ちをぶつけなくても、親にわかってもらえなくても、
自分が親に対しての未完了の感情を処理できればOK」

なんですよ。要は、親がどうこうではなく、自己完結できるってこと。

あ、感情って、「ちゃんと感じれば薄れる」んですよ。

悲しい時、遠慮なく悲しんだら、悲しみは薄れていきますし、
腹が立った時、遠慮なく腹を立てたら、怒りが薄れていきますし、
怖い時、止めないで怖がることができたら、トラウマにならないですし。

そうやって、親に対しての「未完了」の感情をリセットできれば、だんだんと親に対してのわだかまりも少なくなっていくんですよね。

「気が済む」というか、「この件もういいや」ってなると、親に対して「健全なあきらめがつく」んですよ。

なのでセラピーでも、安心安全の中で、

「イメージの中で」自分が親に対して感じていた感情を伝える

なんてことをするんですけど、そういう作業って自分一人でやるにはちょっと難しい部分もあるんですよ。

というのは、人によっては、ふだんから感情を当たり前のように「感じないように」しているから、ぜんぜん感情が出てこなかったり、

感情って、いくつもの層になっているので、一番奥にある感情までたどり着けなくて、その一番奥にある感情が未完了のままになってしまったり、

本当は「悲しい」のに、自分では「腹が立っている」と思い込んでいるなど、自分でも気づかないうちに、本当の感情とは別の感情で表現したりする方もいるので、「本当の感情」が処理できなかったり、

そもそもイメージだと、親に伝えているテンションに自分がなれないとか(笑)、

「イメージの中で」自分が親に対して感じていた感情を伝えるってことを自分一人でやるのはなかなか難しいんですよね。

だから心理セラピストがそういう部分をお手伝いするわけですが。

 

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あ、でも、今回ここでお話したような、「親に対しての感情を感じる」なんて話をすると、

「親のせいにしたくない」

なんてことを言われる方もいらっしゃるんですけど、

「親に対しての感情を感じる」ことの目的は、

「親のせいにすることが目的」ではなくて、
(そもそも前提として、自分の人生は、自分の責任です)

「自分の感情を処理することが目的」なんですよね。

もしあなたに親に対して、本当は悲しいとか、腹が立ったとか、怖かったとか、「親へのネガティブな感情」があるなら、

「当時も親も大変だったから、しょうがない」なんていくたアタマで納得させても、感情はちゃんと感じないと消えないので、心から「気が済んだ」って気持ちにはなれないんですよ。

なので、「親へのネガティブな感情」があるなら、いったんそれをちゃんと表現してスッキリさせておかないと、逆に親を受け入れられなくなったりするんです。

 

さ、ということで、話が長くなりましたが、

このマンガの女の子のような体験がなくても、
親がわかってもらえなくても、
もう親に会うことができなくても、

あなたが親に対しての未完了の感情を処理できれば、
親へのわだかまりは減るんですよ

ってな話でしたとさ。

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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