流されるのがうまいという才能

海外で

働きたいあなたも
働きたくないあなたも

こんにちは。

「シャンプーのボトルに、間違って詰替え用ボディソープ混ぜちゃった!」と言われ、いかにも「髪のないお前が混ぜちゃったやつ使え」的な顔をされたので「いいよ、使うよ」と平然と答え杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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あ、今回は、何か気づきがあるという記事ではないんですけど、「ある才能」を言語化しておきたいなと思ってお話します。

えーと、ちょっと前の話なんですけど、Aさんが私の家に遊びに来てくれたんですね。

で、そのAさん、引っ越し先を探していたそうなんですけど、どうやら良い物件が見つかったみたいで、

「明日、次に引っ越す家の契約書にサインする」なんて言ってたんです。

で、その後、話は「引っ越し」から「仕事」の話になり、Aさん、最近、

「海外で働かないか?」

っていうオファーがきたんですって。

でもAさんは、そのオファーを受けるつもりはなかったんですけど、ワイワイ話しているうちに、Aさん、だんだんと海外に行く気になってきて、

結局、私の家にいる間に、翌日の家の契約を電話でキャンセルし、

Aさんのお母さんに、「私、海外でも働いても良い?」なんて相談の電話をし、

海外の仕事をオファーしてくれている会社の社長に電話をし、

あっという間に、海外で働く話が決まってしまったんですよ。

ただの都内の引っ越しのはずが、海外への引っ越しになっちゃった。(笑)

で、私、そんなAさんを見ていて、

「こうやって、あっさり海外に行っちゃう人もいるんだなぁ」

ってシミジミ思ったんですね。

というのは、セラピーでみなさんからの相談を受けていると、海外が大スキで「海外で働きたい!」と強く望んでいるのに、それがかなわないっていう話をたくさんお聴きしますし、

私も昔、「海外で働きたい!」と燃えるような想いを持っていて、実際、オーストラリアで3年半働いたんですけど、そこまでもっていくのは、かなり大変だったんですよ。

それなのに、Aさん、

・海外に興味があるわけでもなく、
・仕事がスキなわけでもなく、(Aさんは、「やりたい仕事は無職ですタイプ」 笑)
・英語もほとんど話せないのに、

アッサリ海外で働くことが決まってしまったんですよね。

これって、

「芸能界にすごく入りたい人がオーディションに落ちて、付き合いでオーディションに行った芸能界に興味ない友人が受かった」

みたいな話じゃないですか。(笑)
ツイている人は、ツイてるんだなぁ。

でも、Aさん自身は、その時、こんなことも言ってたんです。

「私、「自分がこうしたい!」と思うことが、いつもうまくいかないんです。
でも、人からきた話を受けていると、なぜかうまくいく。
そういうのは流されているだけのような気がして、自分を責めてたんです」

あ、このAさん、何度か転職してるんですけど、いつも誰かから、「こういう仕事あるけどやる?」ってオファーがくるんですって。

なので、Aさん、「生涯で一度も就職活動したことがない」そうなんです。

でもこれって逆にスゴイことですよね。

 

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あ、で、この話から何をお伝えしたいかというと、

今の世の中って、終身雇用も崩れてきて、「会社」ではなく、「個人」の時代になっていますから、

「あなたはどうしたいの?」

っていう主体性が求められるようになってきていると思うんですね。

でも、私は、

「みんながみんな、主体性があるタイプの人ばかりじゃない」

って思ってるんですよ。

(そんなことを書いた記事はコチラからどうぞ)

「誰かのサポートにまわりたい」だっていいじゃない!

「主体性がない」というのも持ち味で、流されたほうが人生がおもしろくなる人もいるのに、最近、そういう人までもが、無理やり主体性がある人になろうとしている気がするんですよね。

あ、そういえば、前に小島瑠璃子さんのインタビューを読んでいたら、小島さん、こんなこと言ってましたっけ。

 

私はいつも「いただいたお仕事に対して全力で応えること」を考えています。
自分のやりたかった仕事をやり遂げることに幸せを感じる人もいると思います。
でも私は、自分から「こういう仕事がしたい」と言ったことはあまりないんです。
「あなたにこの仕事をしてほしい」「あなたにはこの仕事が向いている」と言われたら、その言葉に応えることで「頼んでよかった」とか「ありがとう」と言っていただく。
その方が私にとっては幸せなんです。
これからも、いただいた依頼に対して元気に、私自身も楽しみながら応え続けていきたいです。

 

そういえば、私の友人にも、「昔から「やりたいこと」とかないけど、気がついたら社長になっていた」なんて人もいるしなぁ。

「自分がどうしたいか」はよくわからないけど、流れに身を任せていることで、なんかうまくいっちゃう人っているなぁと思って。

あ、私、そういう人って、ヘンな言い方ですけど、

「流されるのがうまいという才能」がある

って思うんですよ。

でもそれって、「ただのラッキー」でそうなったとか、「棚ぼた」でそうなったとかではなくて、ちゃんと「なるべくしてなった」と思うんです。

というのは、このAさん、愛されキャラだし、「仕事がスキではない」なんて言いつつも、なんだかんだ一生懸命仕事をやるタイプで、

私もAさんに何度か仕事をお願いしたことがあるんですけど、いつもこちらの期待を大幅に上回る出来で返してくれるんですね。

だから、また仕事をお願いしたいなって思う。

そういえば、「気がついたら社長になっていた友人」も、Aさんと同じような、仕事を一生懸命やって、控えめだけど誰からも愛されるタイプだなぁ。

なので、「流されるのがうまい」って、「ただのラッキー」とか「棚ぼた」ではなく、れっきとした「才能」だと思うんですよね。

あ、あなたのまわりにもいませんか?

ガツガツしていないのに、いつも良いオファーを受けてなんだかうまくいってる人って。

 

さ、ということで、今回は、

「流されるのがうまい」って人いませんか?

という問いかけと、

それって、「ただのラッキー」とか、「棚ぼた」ではなくて、

控えめな自己主張 + 仕事を一生懸命やる + 愛されキャラ

がそろって起こる、選ばれし者が持つ才能ではないでしょうか?

という杉田の主張でしたとさ。

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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