「陰謀論」にハマる人がいる理由

「陰謀論」という言葉を

聞いたことがあるあなたも
聞いたことがないあなたも

こんにちは。

「前回ワクチン摂取した時、食欲が出た気がしたんだけど、そういう副反応ってあるのかな?」って言ったら、「いつも食欲あるだろ!」とツッコまれ杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、いきなりですが、みなさん、「陰謀論」って言葉 聞いたことありますか?

なんかアヤシ気な話ですよね。(笑)

もしかすると、近年だとトランプ大統領絡みのニュースで何度か「陰謀論」って言葉を耳にする機会もあったかもしれません。

あ、で、この「陰謀論」っていう言葉の意味を辞書で調べてみると、

ある事件や出来事について、事実や一般に認められている説とは別に、策謀や謀略によるものであると解釈する考え方。強大な権力を持つ人物あるいは組織が、一般市民に知られないように不正な行為や操作を行っている、といった推論・主張が多い。

ということだそうですが、私、個人的には、陰謀論なんて全く信じてないですし、興味もないですけど、ただSNSを見ていると、

同じ人が、いつもいろいろな陰謀論を言っていたり、
前はそんなこと言ってなかった人が、突然、陰謀論みたいなことを言い出したり、

なんて様子を時々見ることがあって、「これはどういうことなんだろう?」とは思ってたんですよね。

みなさんも、友人やSNSでつながっている人が、「あれ、この人、なんかヘンなこと言い出したぞ」とか思うことってありませんでしたか?

あ、で、私、先日NHKのBSで、ダークサイドミステリー 「なぜ人は陰謀論にハマるのか?」という番組を観たんですけど、

専門家が、陰謀論にハマる人がいる理由をわかりやすく解説してくれていてとても勉強になったので、今回の記事は、その番組の内容をシェアしたいと思います。

 

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あ、まず、番組によるとですね、「どうして陰謀論ができるのか」というと、こんなプロセスでできるんだそうですよ。

陰謀論ができるまで
①社会に、不思議・理不尽なことが起きる
②定説に対して疑問を感じる
③「巨大な組織の陰謀」で筋が通る
④同じような怪しい情報が集まる

番組では、アメリカ同時多発テロ事件を例にして説明していたんですけど、

社会に、アメリカ同時多発テロ事件のような、不思議なこと、理不尽なことが起きると、人はそれを「どう理解していいかわからなくなる」わけですよね。

で、人は、そんなふうに

「わかりにくいものに耐えるのはストレス」

なんですって。

だから、なんとか手っ取り早くそのことを理解したいと思うんだそうです。その情報が本物か嘘かは別にして。
(アメリカ同時多発テロ事件は、「アメリカの自作自演だ」という陰謀論が出てきた)

しかもそのように、人は「そのことを理解した」と思うと、少し落ち着くというか、その人にとって「癒しの効果がある」そうなんですね。

なので、陰謀論とは「自分の身に起きた不幸の理解の仕方」であって、

「社会が安定していると陰謀論は出てこない」んですって。

いやぁ、これ、すごく勉強になるなぁ。

陰謀論にハマる人って、その人に不幸が起きて、そのわかりにくい状況にストレスを感じて、不安定になっているんだなって。

 

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あ、で、私が番組を観て一番興味を持ったのは、

「わかりにくいものに耐えるのはストレス」

ってところで、これって陰謀論だけの話にとどまらず、他にもいろいろなことに言えると思ったんですよ。

たとえば、大きな話でいえば、人間に避けられない「死」というものについて考えた時、そういうわかりにくいことに耐えるのはストレスだから、

「手っ取り早くそのことを理解して癒されたい」ということで、「宗教」が生まれたのかなとか、

もっと身近な話でいえば、「どうすれば自分の願いはかなうのか?」って話ですけど、自己啓発ではよく「思考は現実化する」って言われますよね。

でも私は「思考は、現実化することもあれば、しないこともある」って思うんですよ。だってふつうに考えて、自分が望んでも現実化しないことってあるじゃないですか。

(そんな話をした記事はコチラからどうぞ)

思考は現実化しない?
「嫌われる勇気」という本を 読んだことなるあなたも 読んだこといないあなたも こんにちは。 バリカンが滑って眉毛の一部を紛失し杉田です。 1週間お疲れさまでした! えーと、このブログの...

 

「どうすれば自分の願いはかなうのか?」って、いろいろな要素があって本当はよくわからない話なんだけど、わかりにくいままでいるとストレスだから、

とりあえず「思考は現実化する」ってことにしてしまえば、手っ取り早く理解した気になって、その人には癒しになるんだなって思ったんですよね。

あ、私、前は成功法則に詳しくて「思考は現実化する」とかやたら言ってるくせに、ぜんぜん成功してない人を見ると、

「ぜんぜん思考が現実化してないだろ!」ってツッコミたくなってたんですけど(笑)、

番組を観て、「その人なりの(思い通りにならない)現実への理解の仕方」なんだなって思うと、ちょっとその人を冷静に見られる気がしたんですよ。

んー、それにしても、「人は、わかりにくいものに耐えるのはストレスだから、その情報が本物か嘘かは別にして、手っ取り早くそのことを理解して癒されたいと思う」って、ホントその通りだなぁ。

今のコロナ渦の世の中を見ていると、すごくそういう傾向が出てる気がするんですよ。みんな、不安を癒したいんでしょうね。

でもこの番組の内容を知ると、「自分がわからないストレスから逃れるために、これを信じようとしてるんじゃないか」とか、ちょっと冷静に自分を見ることができるんじゃないかって思うんですよね。

 

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あ、それから番組には、陰謀論にハマってしまって、でもそこから抜け出せた方たちが出演していて、「身近な人が陰謀論にハマってしまったらどうしたらいいか?」っていうテーマでお話していたんです。

これもとても勉強になる内容だったので、最後にその言葉を引用しますね。

 

「身近な人が陰謀論にハマってしまったらどうしたらいいか?」という問いに対して、

とにかく注意して対応することです。ちょうど10代の娘が、良からぬ彼氏と付き合い始めてしまった時のように。そこで両親が「彼は良くない。そんなヤツに夢中になるな」と言うと、かえって両親に反発し、より彼氏を理解しようと近づいてしまいます。
陰謀論の世界にハマってしまった誰かに対応するのは、それと同じようなことです。とても不安定な状況なんです。だから彼らを愛し、責めないでください。

 

私が陰謀論から抜け出した時、助けになったのが、とても思いやりのある人たちでした。彼らは「あなたは変な陰謀論にハマっていた」などと批判せず、「理解できる。自分だって陰謀論を信じてしまいそうだったこともある。あれは危なかった」と言ってくれて、そうした人々は、私に自分で解決し、自分を愛する能力があるということを教えてくれました。感謝しています。

 

なんかホント、いろいろな意味で勉強になるなぁ。
やっぱり正論言うより、相手の気持ちに寄り添うって大切なんだなぁ。

 

さ、ということで、今回は、いつものブログとテイストが違いましたが、

ダークサイドミステリー 「なぜ人は陰謀論にハマるのか?」

という番組の内容のシェアでしたとさ。

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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