「しょうがない」と受け入れることで、広がる世界がある

最近、先のことを

考えちゃうあなたも
あまり考えないあなたも

こんにちは。

「照れワーク」と言いながら照れながら仕事をしたら冷たくあしらわれ杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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んー、コロナでまだまだ社会がいろいろ大変ですよね。

この混乱がいつ終わるのかわからないですし、終わった後の世界はどうなるかって考えると、「元のようには戻らないんじゃないか」なんて意見もありますよね。

すごい不況になるなんて話もありますし。

そのせいなのか、最近、経営者とか、世の中の変化に敏感な人たちが、やたらとダーウィンの、

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」

って言葉を引用して、「だから変わっていかないと!今こそが変化のチャンス!」みたいなこと言っているのを見かけたんですよ。

でも私、そういう言葉を聞くと、ちょっと暗くなるんです。(笑)

というのは、私、コダワリが強いところがありますし、あまり器用に振る舞えるタイプでもないので、これからの世の中についていけるのかなとか思っちゃって。

でも先日、ある対談を見ていたら、「そうか!」と思った言葉を見つけたのでご紹介したいと思います。

あ、その対談は、糸井重里さんの「ほぼ日」にあったもので、糸井さんと岡村靖幸さんが、こんなやりとりをしてたんですよ。

 

岡村 好きなものをとことん追い求めるし、そんな自分が好きだったんですよ。でも、最近はなぜか、そういうこともやらなくなって。こだわりがどんどんなくなっていくのは、年をとったからかもしれません。

糸井 老いではなくて、たくさん知ったんじゃないですか。上から下、右から左、いろんなものを。

岡村 そうなんですかね。でも『美味しんぼ』の海原雄山のように、何歳になっても「究極」を追い求める人もいるじゃないですか。

糸井 ああー。でもね、海原雄山のモデルになった北大路魯山人は美食家で有名ですけど、彼は割と「身近なもの」も食べているんですよ。庶民的なものから高級なものまで。

岡村 へえ。

糸井 彼は晩年、ろくろを回せないから手びねりでいい感じの陶芸作品を作っていたんです。しかも、同じものを6客とかね。頑固な海原雄山なら同じものを作らなそうだけど、6客作る魯山人って、かわいくないですか。

岡村 かわいいですね。

糸井 6客作ることを「ええ?俺が?」と若干不満に思ったとしても、どこかで「しょうがないな」って思えたんでしょうね。その「しょうがない」をどれくらい自分の考えに取り入れられるかどうかで、見える世界は明らかに広くなりますよ。

岡村 なるほど。

糸井 一番を選んで究極を求め続ける人生はカッコいいように見えるけれど、それって世界の一部分しか生きられていない可能性もありますから。

岡村 「しょうがない」と受け入れることで、広がる世界がある、と。

 

んー、この

「しょうがない」と受け入れることで、広がる世界がある

って、なんかイイ言葉だなぁ。

あ、でもこの言葉、言われてみれば、たしかにそうで、私、大学を卒業して、最初に入った会社は上場企業だったんですけど、そこを辞めた後は、転げ落ちるように転職を繰り返していて、

30歳を超えた時、どこにも就職できなくて、「しょうがなく」フリーターなったことがあったんですよ。

でも当時の私は、最初、「まさか自分がフリーターになるなんて・・・」って、自分を受け入れられなかったんですよね。

なので、その頃、自分のことが人に知られるのが恥ずかしくて、ぜんぜん友人にも会えなかったですし、

そのバイト先に行っても、

「なんでオレがこんな奴らといっしょに働かなきゃいけないだ!」
「オレはここにいる奴らとは違うんだ!」

とか内心思ってたんですよ。(笑)

でもそういう時、私、いつもだったらすぐに仕事を辞めていたんですけど、その時は、さすがにお金が限界ギリギリだったので、「しょうがなく」辞めずに働いたんですね。

でもしばらくすると、さすがに「自分にあきらめがついた」というか、

「オレって、自分が思ってるような素晴らしい人間ではないんだな」

ってこともわかってきたんですよ。

で、「人は今の自分にふさわしい所にいる」なんてことも、「そうだよな」って受け入れるようになったりして。

すると、不思議なことに、最初はバカにしていた同僚たちの良い所がだんだん見えるようになってきて、そのバイト先の人とも仲良くなったし、
(19年たった今でもつながりがあります)

さらに、そのバイト、私が仕事を始めてすぐに条件が変わって、出来高制になり、バイトなのに正社員の時の倍くらい稼げるようになったんですよ。
(怪しいバイトではありません(笑)電柱を調査して、その調査票を書く仕事でした)

で、そのバイトのおかげで1年間の留学費用が貯められて、結果、TOEICでも875点、取ったんですよね。

こういうのって、言われてみれば、「しょうがない」と受け入れることで、広がる世界があるってことだったなぁって。

それから他にも、オーストラリアに行った時も、ビジネスビザ欲しさに「しょうがなく」ツアーガイドをしたことで、自分の世界を大きく広げたなぁってと思うし、人生の節目節目で、そういうことあったなぁと思って。

ん?というより、オレの場合、自分が広がった時って、「しょうがない」と受け入れた時ばっかりじゃないか!

でもそりゃそうか、「しょうがない」って気持ちにならない時は、「自分のいつもの枠の中にいる」ってことだから!

 

あ、なのでですね、今、このご時世で思うことは、これからの世の中の変化について、私は、時代を読んで、器用に動ける人間じゃないけど、

「しょうがない」を受け入れよう!

って思ってるんですよ。

そういう場面がきたら、「きた!きた!」と思ってニヤリとしながら受け入れる。(笑)

いやぁ、今回の「しょうがない」を受け入れた後は、私にどんな世界が広がっているのかなぁ。(ドキドキ)

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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