1年を振り返ることが

あるあなたも
ないあなたも

こんにちは。

妻が「黒いリュックが欲しい」というのでバッグ売り場で鏡に映しながら試着している時、「来年は1年生だから自分で早起きしないとね」と子供の成長を喜ぶお母さんのような口調で言ったら(ランドセルプレイ)、妻の口角が急激に下がり杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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いやいや、年末ですねぇ。

私、今年はコロナ渦ということもあり、外泊したのが1日だけという、記録的に外出の少ない1年でしたよ。地味な1年だったなぁ。

今年、みなさんはどんな1年でしたか?

さ、ということで今回は今年最後のブログ更新になるので、今年を振り返って思ったことを2つお話したいと思います。

 

本当に大切なことをコツコツやっていくことが最強!

ところでみなさん、「欲しいモノはありますか?」って聞かれて、パッと出てきますか?

私、けっこう前からその質問に答えが出なくなってたんですよ。無理やり言おうと思えば言えるけど、「これ!」ってモノが出てこない。

で、「年とって物欲がなくなったのかな?」とか思ってたんですけど、今年、

「あぁ、自分はもうモノをじゅうぶん持ってるんだな。だからリアルに欲しいモノがないんだな」

って気づいたんです。

というのは、今の世の中 モノが出つくしているというか、たとえば電気製品だって各社そこまで大きな違いは感じないし、違いがあったとしても、そういう小さな差にこだわるのは、もう「マニアの話」って気がするんですよね。妻のリュックを見てた時も「同じようなリュックがいっぱいあるな」って思ったし。(笑)

あ、私が高校の時、生まれて初めて自分でアルバイトした時 買ったモノは「ビデオデッキ」だったんですけど、今はモノを買っても「ビデオデッキがない → ある」のような大きなビフォーアフターが感じられないじゃないですか。今あるモノでそんなに困ってないし、新しいものが出てきても、そこまで大きな差を感じないから欲しくもならない。

それに食べ物だって、日本は安いものでもだいたいおいしいから、「食べるのが趣味」って方以外は、そんなに高いものとか珍しいものをアレコレ食べなくても満足できるんじゃないかと思うんです。そうなると私、欲しいモノってほとんどないのかもって思ったんですよね。

 

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あ、そういえば、私、過去記事でもご紹介した、山口周さんの「ニュータイプの時代」という本を読んだ時、本の中に「クソ仕事」っていう言葉が出てくるんですけど、

それがどういう意味かというと、

「今の世の中は豊かになり、モノが溢れていて、これ以上必要なモノはそんなにない。
ただそうなると人に仕事がなくなっちゃうから、無理やり仕事を人に与えるために、たいして必要のない仕事(クソ仕事)が作リ出されている。
でもクソ仕事をしている人は、仕事をやっている意味が感じられなくなる」

みたいなことが書かれていて、すごく納得したんですよね。クソ仕事がたくさんあるから、そんなにいらないモノもたくさん作られちゃうんだなって。

で、私、思うのは、コロナ渦で世の中がストップしてみんなが「前は買っていたモノをいったん買わなくなる」っていう体験したことで、ちょっと冷静になったというか、

「欲しいと思って買ってたモノって、実はそれほどいらなかったんじゃないか」

なんて気づいた方もいらっしゃるんじゃないかと思うんです。だからこれからは前みたいにモノを買わなくなるんじゃないかなと。逆に言えば「本当に大切なこと」がわかったというか。

あ、で、そうそう、この「本当に大切なこと」っていうと、最近、私、

「すぐ役に立つものは、すぐ役に立たなくなる」

っていう言葉を知って、その言葉が身に染みたんですけど、世の中「○○すれば、すぐにうまくいく!」みたいな話って多いじゃないですか。

でも「本当に大切なことって、すぐに結果が出ないことだったりする」んですよね。

たとえば、「歩く」ってことって、2,3日歩かない日があったとしても、そこまで大きな問題は起こらないけど、テレワークになって家から出ない日が数ヶ月も続くと、「心身の調子が悪くなった」って話はたくさん聞きましたよね。

ということは、「歩く」って「本当に大切なこと」なんだと思うんです。

他にも心身の健康のために「ちゃんと睡眠をとる」とか「有酸素運動する」とかも「本当に大切なこと」だと思うんですけど、

そういう「本当に大切なこと」ってけっこう地味だから、自分が心身の不調で悩んでいる時に、

「ちゃんと睡眠をとりなよ」
「有酸素運動したら?」

とか言われても、「そんなことやっても意味あるのかな?」とか思っちゃいますよね。で、結局やらない。本当はそういうことを地道にすることこそが大切なのに。

なので、私「○○すれば、すぐにうまくいく!」なんてことにアレコレ飛びつかず、

「本当に大切なことをコツコツやっていくことが最強!」

って今年つくづく思ったんですよ。すぐに結果が出ないことこそ真剣にやる。

あ、最近 友人に私がここまで話してきたようなことを話すと、「ちょうど自分も同じようなこと思ってた!」って言われることが何回もあったんですよ。

もしかするとコロナ渦を過ごして、みなさんの中にも同じようなこと思った方がいらっしゃるのではないでしょうか。

あ、ちなみに私にとっての「本当に大切なこと」は、「人と直接会う」ってことです。

 

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意図的に不便にする

それからもう1つ私が今年思ったことは、

「意図的に不便にする」

ってことなんです。

これどういうことかというと、「レンタルビデオ」 vs 「サブスク」を例にしてお話するとわかりやすいんですけど、

私、昔、レンタルビデオで映画を借りていた頃のほうが、今サブスクで映画観るよりぜんぜん楽しかったなって思ってるんです。

昔レンタルビデオでDVDを借りに行く時って、観たい新作映画がいつも貸出中で、何度お店に行っても借りられなかったりして、ようやく「あった!」ってなって映画を観てたから、一本一本の映画を観るのが大変な分、もっと思い入れを持って映画を観ていた気がするんですよ。

便利になるって「ありがたいことだけど、ありがたみがなくなる」というか、サブスクで、「いつでも映画観れる」となると、なんか観なくなるし、一本一本の映画が軽くなっちゃうんですよね。

エッ「なに、おっさんが「昔は良かった」みたいな話をしているんだ!」ですって?

ですよね(笑)私もそう思います(笑) でも私 「希少価値」って人は無意識のうちに嬉しさ・喜び・感動が増えるものだと思っています。

たとえばですが、もしあなたがガッキー(新垣結衣さん)を街で偶然見かけたら、「あ、ガッキーだ!」ってなって大なり小なりコーフンすると思うんですけど(笑)、

でもあり得ないことですけど、もしガッキーが10万人いたら、

「またガッキー見たよ。たくさんいるね」
「ドラマの出演者がガッキーだらけ」
「昨日、ガッキーと高尾山に行った」
「妻がガッキー」

とかなって、急にガッキーの価値が薄れて、ガッキー見てもコーフンしなくなる気がしません?(笑)

やっぱり「たった1つだけ」「たった1回だけ」「今だけ」「ここだけ」「入手するのが大変」「めったに見れない」とか「希少価値」のモノって、人は無意識のうちに気持ちが入って、そうじゃないものより心が動くんじゃないかと思うんです。マツタケってただのキノコなのに、収穫量が少なくて採るのも大変だから、ありがたい気分なるのと同じで。(笑)

なので、私、便利なのがイヤとかではないですけど、もう「便利になる」って方向には、楽しさや幸せって、そんなにない気がするんですよね。だから意図的に不便にしてみようかなと。手間をかけるというか。

あ、最近「レコードが売れている」って話、聞きますけど、そういうのも、わざと不便にすることで音楽を楽しんでいるんでしょうね。キャンプブームも不便さを楽しんでるのかな。

 

さ、ということで、年の最後に私が思ったことをお話しましたけど、なんかホントおっさんくさいこと言ってますね。(笑)

でも私にとっては大きなことに気づいた1年でした。

あ、みなさんは、こんなおっさんの言っていることを参考にせずに(笑)、来年も良い年をお過ごしくださいねー!

 

それでは今年のブログはココまでにします。

今年もブログをお読みいただきまして、本当にありがとうございました!
また来年お会いしましょう!

杉田 隆史

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