タイムマシンが
発明されると思っているあなたも
発明されないと思っているあなたも
こんにちは。
島で日焼けし杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えーと、このブログをいつもお読みのみなさんはよくご存知かと思いますが、私、32歳の時、1年4か月引きこもっていたことがあるんですよ。
(その時の話はコチラからどうぞ)
ということで、いきなりの展開なのですが、「もしタイムマシンがあったら」ということで、
「今の自分」が、「引きこもっていた時の自分」に会いに行きたいと思います。(笑)
(以下、「ひ杉」は、引きこもっていた頃の杉田、「杉田」は、現在の杉田です)
(ウィンウィンウィンウィン・・・・ドカーン!)
ひ杉 うわ!な、何なんだ!何が起きたんだ!
杉田 フォッフォッフォ、ワシは未来のお前じゃ!
ひ杉 エッ!・・・た、確かに似ている・・・ん?太った?
でもなんで、「フォッフォッフォ」とか、星人ぽく登場してんの?
杉田 そ、そのぅ、それは自分でもわからないけど(モジモジ)、
タイムマシンだから、そのほうが「らしいかな」と思って。
ひ杉 んー、でもまだ「未来の自分」だと信じられないなぁ。
杉田 じゃあ証拠みせようか。
お前は、ダブリンにいた時、パブの前で泣いたでしょ?
バス停の近く・・・
ひ杉 わーわー!その話はやめろー!
確かにその話は、誰にも言ってない・・・
やっぱり本物の「未来の自分」なんだね!
杉田 うん、ようやく信じてもらえたね。
なので私は、お前が今就職が決まらず、引きこもっていて、
このまま世の中に必要とされなくて死ぬんじゃないか、
と思っていることも知ってるよ。
夜はうなされているでしょ?
ひ杉 ・・・・・
杉田 ではここからが本題だが、
ワシはお前から質問を受けに来たのじゃ。
フォッフォッフォ
ひ杉 あ、また星人になってる!でもそう言われても、
こっちが「質問ない」って言ったらどうする気?
杉田 アッ!それは困る・・・(モジモジ)
ひ杉 じゃあ、かわいそうだから質問するけど・・・
うん、やっぱり未来の自分が何してるか気になるなぁ。
杉田 そうだよね。信じられないかもしれないけど、
お前は心理セラピストになっているよ。本も出している。
ひ杉 エッ、そりゃ、いくらなんでも信じられないよ。
今、就職できてないんだよ。
いきなり心理セラピストだなんて・・・
杉田 でもホントなんだよ。でも今、心の奥で
「本当は心理セラピストとかやりたい」とか思ってない?
ひ杉 ・・・・・確かに言われてみれば、そうなんだよね。
でもこの年齢で、この状況で、そんな夢みたいこと言ってられないよ。
どうしたら、そんなふうになれたの?
杉田 んー、なんでかなぁ。
ホント自然にしていたら、なっちゃったんだよね。
ひ杉 それじゃあ、このまま何もしないでいいってこと?
就職しなくても、心理セラピストになれるの?
杉田 いや、就職する。
正確には、お金がなくなって、就職せざるを得なくなるんだよ。
でも、その就職もことごとくうまくいかない。(笑)
ひ杉 エー、なんかイヤなこと聞いたなぁ。(笑)
杉田 今のお前は、1年以上も就職活動しているのに、
仕事が決まらないということは、
「受からないところを受けている」とも言えるよね。
ホントは受かるところもあるはずなのに、心の奥では
「そこまで自分は落ちていない」とか、思ってるでしょ?
自分を高く見積もってるでしょ?
ひ杉 ギク!
杉田 まずは現実に起きていることを受け止めて、
「自分がレベル10じゃなく、レベル1だと認めることが大切」。
レベル10だと思っている限り、人生がはじまらないからね。
ひ杉 イテテ・・・でも就職しても、うまくいかないのに
どうやってセラピストに?
杉田 心の声を聴いたからだよ。(ピカーン!)
ひ杉 うわ、光ってる!ホントは星人?
杉田 いや、後ろに太陽がくる位置に移動しただけだよ。(笑)
あ、でもホント、自分が「やりたいこと」は、
スキな食べ物が自然にわかるように、自然にわかるものなんだよ。
自分の外に答えはないし、自分にしか答えはわからない。
それを無理やり言葉で説明するとしたら、
「やりたいこと」って、「何だか気になって」とか、
「気が付いたら、動いてた」みたいな、
「言葉にならないような感覚に身をゆだねていく先にある」んだよね。
なので私は、まず自分自身が「心理セラピストになりたい」
ということを「感じて」、
それを後押しするような友人の一言もあって、
それで一歩を踏み出したんだよね。
ひ杉 でも動き出しても、うまくいくかわからないでしょ?
杉田 もちろんわからないよね。でも「本当にやりたいこと」って、
「うまくいこうが、いくまいが、やりたいこと」
だと思うんだけど。
ひ杉 やりたいことやるには、「気合い入れろ!」ってこと?
杉田 いや、そうじゃなくて、もっと「自然な感じ」なんだよね。
スキな食べ物食べる時って、別に気合い入れたりしないでしょ?
でも、自分の「やりたい」気持ちに自信がない人ほど、
やたら人に宣言したり、
急に会社辞めたり、
なにか「1つ」に無理に決めようとしたり、
いきなり海外へ行ったり、
次にやろうとしてることに、先にやけにお金をつぎ込んだり、
「退路を断つ」みたいなことをして、
「自分は本当に○○をやりたいだ!」ってことを
自分自身に証明しようとするんだけど、(笑)
「本当にやりたこと」をやってる時って、
そんなふうに無理やり自分を奮い立たせるような感じじゃなくて、
確かに不安もあるんだけど、
気が付いたら「なんかやっているような感じ」なんだよね。
ひ杉 でも、最初から思った通りにはできないよね?
杉田 そうだね。あ、思い出した話があるんだけど、
ある講演会で、起業家の卵が、世界的な起業家たちに
「お金がなくて、起業できないんです!」
って質問したら、世界的な起業家たち全員から、
「できる範囲で起業してください」
ってアッサリ言われたんだって。(笑)
結局、「まず自分ができる範囲でやってみる」ことなんだよね。
私もセラピストとして駆け出しの頃は、
派遣社員をしながらセラピストやってたんだよ。
ひ杉 ふーん、でも就職できない自分には、まだピンとこないなぁ。
杉田 私は、「山登り」とか、自分だけで完結できる「やりたいこと」以外は
「やりたいことをやれるかは、自分が決められない」
と思っているんだよ。
ひ杉 エッ、どういう意味?
杉田 たとえば、いくら自分が、「私は心理セラピストだ!」と言ったところで、
クライアントさんが1人も来なかったら、心理セラピストになれないよね。
そういう意味においては、「私がセラピストになった」というよりは、
「社会が私をセラピストにした」と思っているんだよ。
ひ杉 あ、なんかカッコ良いこと言ってる。(笑)
杉田 エへへ。でも自分だけがいくら「やりたい!」と思ったところで
それを必要とする人がいないと、できないのはわかるよね。
となると、「社会があなたを○○にするか決める」ということなら、
あなたができることは1つだけで、
「自分はこれをやっています!」
「私はこれをやりたいです!」
って看板を掲げることなんだよ。
それをしないと社会は、
「あなたがそれをやっていること」
「あなたがそれをやりたいと思っていること」
がわからないから、お客さんからオファーがこない。
ラーメン屋さんだって、看板を出さずに営業をしたら
お客さんはそこに店があるのがわからないよね。
つまり、就職活動だろうが、起業だろうが、
まずはあなたが看板掲げて、社会に問いかけてみて、
社会に「やらせてもらえるか」決めてもらえばいい。
だから、「やりたいことをやるか?やらないか?」とか、
迷ってもしょうがないんだよね。
自分で決められないんだもん。
ひ杉 そうなんだ。じゃあ、就職が決まらない今の自分は、
社会からNOって言われているってこと?
杉田 ある意味、そうとも言えるよね。(笑)
だって「受からないところばかり受けている」もんね。(笑)
あ、でもこれは伝えたいと思っていたけど、
残念ながらお前はカタギではない。(笑)
ひ杉 エッ、これからカタギになるために就職しようと思っているのに
そんなこと言わないでよ!(笑)
杉田 これは自分でいろいろやった上でわかったことだけど、
お前は残念ながら、「社会人はこういうものだ」とか、
「オトナはこういうものだ」とか、
そういう世間的なことに合わせようとすればするほど、
なぜか人生がうまくいかなくなっていく。(笑)
ある意味、社会不適合者なんじゃないかと思う。(笑)
あ、もちろんこれは全ての人に当てはまるアドバイスじゃないけど、
お前は、「イヤなことをしないほうがうまくいくタイプ」だと思う。
これは我ながら気づくの遅かったと思っているよ。
ひ杉 じゃあ、イヤなこと全然やらないでいいの?
杉田 いや、そういう意味じゃないんだ。ただ、
「やりたいことのための、やりたくないこと」
「やりたくないことのための、やりたくないこと」
は、ちゃんと見極めて、
「やりたいことのための、やりたくないこと」は
ちゃんとやったほうがイイ。
ひ杉 でも「やりたいことのための、やりたくないこと」なのにできない時は?
杉田 それは、「自分で思っているほどやりたくない」んだよ。
そういう自分に気づかずに、「やりたいのにおかしい!」
なんて悩んでいる人は、「自分を正面から見ていない」と思う。
ひ杉 アレ、なんかタイムマシンが点滅してるよ!
杉田 あ、いけない、このタイムマシン「デロリアン」は、
マイケル・J・フォックスから譲り受けた旧式だから、
過去にいられる時間が限られてしまうんだ。
もう帰らないといけない・・・
あ、最後に言うと、お前は、今はつらいと思うし、
この後何年かもつらい。
でもある時、自分の心に素直になって、
「自分の住み慣れた場所」から一歩踏み出した時、
素晴らしい人たちに出会うよ。
そして、こうやって引きこもっていたことも財産になる。
ひ杉 なんか、いかにもうまくいった人が言うような
気休めにしか聞こえないなぁ。(笑)
杉田 そうだよね。
でも本当にそうだから、そうとしか言いようがないんだ。
あ、時間だから行かないと!
(タイムマシンに乗り込む)
ひ杉 さよならだね。
杉田 あ、1つ言い忘れた。未来のお前は
発泡酒じゃなく、ビール飲めるようになっているよ。
ひ杉 ホント!(キラキラーン!)
杉田 あ、今日一番目が輝いている!(笑)
その目の輝きさえあれば大丈夫だよ。
ありがとう。お前がいるから、私がいる・・・
ひ杉 ビール飲めるんだぁ(ジュル)。
杉田 あ、全然聞いてない!(笑)
それではさらばじゃ!フォッフォッフォ!
ひ杉 あ、また星人になってる!じゃあねーー!
(ウィンウィンウィンウィン・・・・ドカーン!)
杉田 ふぅ、やっと現在に戻れた。
それにしてもアイツは、ビールのことばっかり考えて
しょうがない奴だなぁ。
あー、過去に行ったら、なんか疲れた。
とりあえずビールでも飲・・・
・・・・・アッ!(笑)
それでは今回はココまでにします。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!
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