人と
うまく話せるあなたも
うまく話せないあなたも
こんにちは。
靴下が破けているのに気づくのが遅杉田です。
1週間お疲れさまでした!
どうでしょう?
あなたは人とうまく話せますか?
セラピーの中でも、
「人とうまく話せないんです。なんとか話題作って話そうとするんですけど、
全然盛り上がらなくて・・・。
相手がうまく話せない自分に気を使っているのがわかるので、つらくなってしまうんです。
『話し方の本』とかたくさん買って読んだのに、相変わらずうまく話せなくて・・・」
なんてお話、ホントよくお聞きするんですよ。
私、こういう「うまく話せない」ってことで悩んでいる方にお伝えしたいのは、
「うまく話そうとしないほうが、うまくコミュニケーションできる」
ってことなんです。
えーと、ちょっと思い出していただきたいのですけど、あなたのまわりで、人とコミュニケーションが取れている人って、本当にみんな「うまく話せている人」ばかりでしょうか?
そんなことないですよね。
まぁ、もちろん、「うまく話す」って、何をもって「うまく話す」なのか、人それぞれだとは思うんですけど、
笑顔で話せなくても、
口数が多くなくても、
面白い話ができなくても、
人とコミュニケーションが取れている人って、ちゃんと取れているんですよね。
ということで、じゃあコミュニケーションでは、「うまく話す」ってことよりも、何が大切なのかというと、
「自分の内面と外面に不一致がないこと」
だと思うんです。
あ、コレ、ちょっとわかりづらいので、もう少しご説明しますと、たとえば、あなたが買い物に行く時とか、その店の店員さんと話すことがあると思うんですけど、
店員さんによっては、どんなにあなたに愛想よく笑顔で話しかけてきても、「なんか売りつけられているような感じ」がすることってありませんか?(笑)
これも、「不一致」なんですよね。
店員さんは、本当は「売ること」に関心があるのに、「あなた」に関心があるようなフリをするから、
「店員さんの内面と外面に不一致」が生じていて、そこにあなたが違和感を感じるわけですよ。
でも、店員さんでも、自分たちの商品の良い所も悪い所も隠さずに伝えてくれたりして、自分のこと本当に考えてくれているような人だと、その店員さんから買いたくなったりしますよね。
まぁ、こういう店員さんの話はわかりやすい例ですけど、友人と接している中でも、どんなに明るく楽しそうに話していても、その言葉とはウラハラに、
「なんか信用ならない」
「こちらのことなんて気にしてないような気がする」
とか感じることってありませんか?
こういうのも「不一致」なんですよね。
つまり、「内面と外面に不一致」って、「自分で思っている以上に、相手にバレている」わけですよ。
人は、言葉より、態度のほうに、隠せないものが出ちゃうんですよね。
なので、セラピーでも態度というか、「体の動き」に注目するんです。
そこに本音が出るから。
ということで、冒頭でお話した、「人とうまく話そうと思って、何とか話題を作ろうとする」っていうのも、
相手にしてみれば、あなたの言葉とはウラハラに、
「本当は話したくないのに、話そうとしている」
「自分自身がうまく話せるかどうかに関心がいっていて、私に関心を持ってもらえてない」
とか、その「不一致」が伝わってしまうこともあるわけですよね。
そうなると、相手もどこか違和感を感じるわけです。
私、コミュニケーションでは、「うまく話せない」ことより、こっちの「不一致」の方が問題だと思うんですよ。
なので、そういうことなら、
「無理やり話題を作ってうまく話そう」とするよりは、まだ「黙っているほうがマシ」じゃないかと思うんですよね。
あ、でももし言えるのなら、
「私、人といると、「いつもうまく話さなきゃ」って思ってしまって、逆に全然話せないんだけど、そういうことってない?」
なんて聞いてみるのもいいのかも。
たいていは期待したような答えは返ってこないと思うんですけど、たまに「あー、そういうことあるよね」なんて言ってくれる人がいると、人はちょっとラクになれるわけですよね。
「あ、自分が話したいことを話しても大丈夫なんだ!」っていう成功体験ができるから。
そういう成功体験が積み重さなると、自分の心が溶けて、前よりラクに人と話せるようになると思うんですよ。
あ、もちろん、「人とうまく話せないなんてカミングアウトすると、ヘンな人に思われる」なんて思う方も、いらっしゃると思うんです。
でも、そんな話をしたぐらいでヘンな人に思われるような人なんて、そもそも本当に付き合う必要あるのかなと。
人は、「自分で付き合う人を選べます」からね。
あ、最後にお伝えしちゃうとですね、「人とうまく話せない」って、解決する必要がないかも、なんですよ。
というのは、私が「人とうまく話せない」と悩んでいるクライアントさんに、
「もし話すのがうまくなったら、あなたの悩みは解決しますか?」
ってお聞きすると、
「・・・いや、解決しないと思います」
なんて言われることが多いんです。
つまり、こういうクライアントさんの「本当の悩み」は、「うまく話せる/うまく話せない」ことじゃなかったりするんですよね。
「本当の悩み」は、本人が人と接していると、
「人からつまらない奴だと思われるのが怖い」
「話すと自分のダメな部分がバレて、人が離れていく気がする」
「何か話すと、否定される気がする」
「相手を傷つけないように、言葉を選んでいるから、うまく話せない」
なんて思ってしまうことだったりするんです。
なので、そういう「本当の悩み」さえクリアになれば、別に「うまく話す必要はない」わけですよね。
ということで、
「人とうまく話せない」って悩んでいる方って、全部が全部、「人前でうまく話せる方法」みたいな本を読んで「うまく話すこと」を身に付けることがゴールじゃないかもしれませんよー
なんて話でしたとさ。
それでは今回はココまでにします。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!
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