「仕事がイヤになった」を分解してみる

今働いている会社を

辞めたいあなたも
辞めたくないあなたも
会社で働いていないあなたも

こんにちは。

部屋着にくっついていた柿ピーを恐る恐る食べ杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、何度か過去にもお話したことですけど、

「私のクライアントさんは、どういうタイミングで相談に来ることが多いか?」

っていうと、

「仕事がイヤになって、辞めたくなった時」

なんですよ。

たしかに、仕事がイヤになった時って、「これからどうしようかな?」って考えますから、「あー、迷う!自分がどうしたいかわからない!」とかなって、

思わず、「何がしたいかわからない」みたいなキーワードで検索しちゃう方もいらっしゃるんでしょうね。(笑)

なので、私は、この仕事を始めて10年、「仕事がイヤになって、辞めたくなった」という方にたくさんお会いしてきたわけですけど、

そんな中で、私自身も、いろいろ気づきがあって、

「仕事がイヤというのも、「何種類かのイヤ」があるんだな」

「こういう人は、こういうところがハッキリすれば、どうしたいか決められるんだな」

みたいなことがわかってきたんですよ。

なので、今回は、そんなお話をシェアしたいと思います。

この記事が、今現在、「仕事がイヤになって、辞めたくなったけど、どうしていいかわからない」なんて方のお役に立てれば幸いです。

 

さ、では、早速いきますと、「仕事がイヤになって、辞めたくなった時」って、その方は、「仕事でイヤだ」って言葉で現状をザックリ言ってしまってますけど、

それを細かく見てみると、以下の ~のうち、どれかがイヤになっているんですよね。

 

業務内容そのものがイヤになった

これは文字通りなのですが、

「営業がどうしてもスキになれない」
「机にずっと座っているのが耐えられない」
「同じようなことを繰り返してばかりで飽きる」

みたいなことで、「業務内容そのもの」がイヤになってしまったケースです。

 

自社が扱っている商品・サービスがイヤになった

これも文字通りなのですが、

「会社で扱っている商品・サービスに、どうにもこうにも興味が持てない」

「こんな良くもない商品・サービスを人に売りたくない」

みたいな感じで、仕事がイヤになっているケースです。

そうなると、「やらなきゃけいないのに、会社の商品・サービスについて学ぶ気、売る気が起きない」みたいなことが起こります。

この のイヤに当てはまる方は、

会社のブランドで入社してしまったとか、

他に入れる会社がなくて、

「でも、やってみてば興味が持てるんじゃないか」
「仕事と割り切れば、できるんじゃないか」

みたいに思って入社して、でもやっぱり興味を持てなかった、みたいな感じの方が多いです。

あ、で、こういう がイヤになった時って、自己啓発書の著者のような器用な人は、仕事に対して、

「意識を変える」
「違った目的を見出す」
「フォーカスする部分を変える」

みたいなことをして、

「仕事に違った意義を見出して、前よりもイヤじゃなくなった」
「仕事に面白さを感じるようになって、仕事がスキになった」

なんてこともあるんですけど、

私のところにわざわざ来られるような方って、もうそんな段階をとっくに超えているというか、(笑)

「もう今の仕事マジでイヤなんですけど。限界なんですけど」みたいな状態で来られる方って多いんですよ。

でもまぁ、「イヤなものはイヤ」っていうのは、しょうがないわけで、

それでも、もしその仕事を続けるなら、「渋々やる」ってことになるし、

「渋々やるのも、もう限界!」ってなったら、仕事を変えるってことになるんでしょうね。

 

待遇がイヤになった

仕事自体や一緒に働いている人たちは問題ないけど、

「給料が安い」
「休みが少ない」
「このペースで働くのは無理」

みたいに待遇面に不満で、仕事がイヤになるってこともあるわけです。

こういう場合、もちろん、その方がパフォーマンスを上げるとか、会社と待遇について交渉するとかで、待遇が変わる可能性もあるわけですけど、

その場合は、

「待遇を変えるために、その会社で、そこまでのことをする気力があるのか?」

ってことを本人に確認する必要があります。

だって、それをする気力がないなら、待遇は改善されないので、いつまでも、仕事がイヤなままになると思うんですね。

 

人間関係がイヤになった

これも説明不要かと思いますが、どうしても苦手な人、うまくいかない人が会社にいることってありますよね。

あ、でも、

「人は、相手の中に自分を見る」

「職場のイヤな人に、過去に苦手だった人を重ね合わせる」

なんてこともしてしまいますから、

この「人間関係の問題」って、たいていは、この次の 5 とリンクしていることが多いんですよ。

(そんな例はコチラからどうぞ)

「ムカつく人」がたくさんいるあなたへ

人は、自分で自分を傷つけている

 

性格的な問題から会社にいるのがイヤになった

・人に話しかけられない。(特に忙しそうな人)
・ガンバっているのに、そのことをわかってもらえないのがつらい。
・できない自分を責めて、自分がここにいてはいけない気がする。
・仕事を断れず、仕事を抱え込む。
・人の輪に入っていけないので、自分だけ孤立している。
・自分より目をかけられている人を見ると、ヤル気が出なくなる。

みたいに、「仕事がどうこう」というより、「自分の性格的なこと」から問題が起きて、その仕事がイヤになってしまうこともありますよね。

 

自分の健康問題(病気・体力的に無理など)で無理になった

これは文字通りです。

 

家から会社が遠すぎてイヤになった

これも文字通りです。

 

と、こんな感じで、「仕事がイヤになって、辞めたくなった時」って、その「イヤ」を分解してみると、ザックリいえば、上記の「7つのイヤ」のどれかに当てはまっていることが多いんですけど、

たいていは、この「7つのイヤ」のうち、どれか1つがイヤになっているとかではなく、「複数がイヤになっている」んですよね。

で、そんな時どうするかというと、私は、その方が、ひっかかっている、 ~それぞれのイヤにおいて、

「そのイヤは、あなたが変えられることなのか、変えられないことなのか?」
「変えるとしたら、あなたはそこまでやる気力があるのか?」

ってことをクライアントさんに確認していくんです。

たとえば、「仕事の何がイヤですか?」という質問に対して、クライアントさんが、

「給料もまあまあ良いですし、いっしょに働く人も良い人ばかりなんですけど・・・
んー、でも会社の経営方針にどうしても納得できないというか、売上ばかりで、お客さんをないがしろにしているのが、「甘い」って人から言われるけど、私にはどうしてもイヤなんです」

なんて答えたとしましょう。

そんな時、私は、

「その会社の経営方針を、あなたは変えられますか?」

ってお聞きします。

すると、

「変えられないですね(笑)」とか、

「すごい出世すれば変えられるかもしれませんが、そこまでする気はありません」とか、

もしかすると、風通しの良い小さな会社だったら、

「社長とじっくり話せば変えられるかもしれません」なんて方もいらっしゃるわけですよ。

そういう感じで、

「そのイヤは、あなたが変えられることなのか、変えられないことなのか?」
「変えるとしたら、あなたはそこまでやる気力があるのか?」

ってことをハッキリさせていくと、自分がどうしたいか見えてくるんですよね。

「自分が変えられるイヤ」で、かつ、「自分が変える気力があるイヤ」なら、自分がその「イヤ」を変えればいいわけですし、

「自分が変えられないイヤ」や、「自分が変える気力のないイヤ」は、ただ耐えるか、自分が去るか、しかないわけですよね。

で、「じゃあ自分どうする?」みたいな。

あ、ただ、先ほどお話したように、「仕事がイヤになった」って時って、7つのイヤのうち、「1つだけがイヤになっている」とかではなく、たいていは、7つのイヤのうち、「複数がイヤになっている」ってことが多いんですけど、

でも、私が心理セラピストだからなのか、やっぱり私のところには、

 人間関係がイヤになった
 性格的な問題から会社にいるのがイヤになった

の「イヤ度」が高い方が来られるんですよ。

あ、で、そんな

 性格的な問題から会社にいるのがイヤになった

という割合が多いことで仕事がイヤになった方が来られたら、どんな感じのセラピーになるのかというと、たとえば、

・人に話しかけられない。(特に忙しそうな人)

みたいな悩みを持つ方だと、

子供の頃、親が忙しくしていて、「自分が話しかけると迷惑がかかる」と思い込んで、人に自分から話しかけるのが苦手になった、

なんてところに行き着いたり、

・自分より目をかけられている人を見ると、ヤル気が出なくなる。

みたいな悩みを持つ方だと、

自分より可愛がられている兄弟がいて、いつもコンプレスを感じていた、

なんてところに行き着いたりするんです。

で、そういう原体験をセラピーで扱って楽になると、イヤだと思っていたはずの仕事も前より楽なって、続けられるようになったりするんですよね。

 

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あ、なんか長くなってしまったので、最後にまとめますと、

「仕事がイヤになって、辞めたくなった時」って、どうしていいかわからなくなってしまう方が多いんですけど、

 ~のイヤ」をチェックして、それぞれのイヤを、

「そのイヤは、あなたが変えられることなのか、変えられないことなのか」
「変えるとしたら、あなたはそこまでやる気力があるのか」

を確認すると、

「どうにもならない」ものと、
「どうにかなるもの」がわかるから、

自分がどうすればいいかわかりやすくなりますよ、

そして、

 人間関係がイヤになった
 性格的な問題から会社にいるのがイヤになった

というのは、「会社の経営方針」とかと違って、

「自分で変えられる」部分なので、

セラピーとかで取り組むこともできますよ、

てなでしたとさ。

 

それでは今回はココまでにします。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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