自分の気持ちが
よく分かるあなたも
あまり分からないあなたも
こんにちは。
大戸屋で隣のテーブルで食べていたカップルが突然AGA治療の話をし始めたことに関連性を感じ杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えーと、今回の記事は、このブログの中では何度もお話してきた内容なんですけど、それでも、同じことでセラピーに来られる方が多いので、改めてお話したいと思います。
あ、今回のテーマは、
「自分がやっていることが、したいかしたくないか、わからない」
という悩みです。そういう感じが、日常によく起こるんですって。
私は、そういう悩みがある方がセラピーにいらした時、こんな「小話」をすることがあるんですよ。
深夜にテレビを観ていたら、「カップラーメン」の特集をやっていて、それを観ていたら、無性にカップラーメンが食べたくなりました。
でも、家にはカップラーメンがありません。
近くのコンビニまで買いに行くには、歩いて7分。
しかも外はけっこう強い雨が降っています。
傘をさして行っても、びしょ濡れになってしまう。
それに今、けっこう疲れているし・・・そこで、「コンビニくのはつらいな」と思って、カップラーメンを買いに行きませんでした。
さて、この人は、カップラーメンを食べたいでしょうか?
食べたくないのでしょうか?
ちょっと簡単すぎる質問でしたかね。(笑)
あ、この質問の答えは、
「カップラーメンを食べたい」
です。「食べたい」ということは間違いない。
でもそれに付け加えると、
「カップラーメンを食べたいけど、深夜に雨の中、往復14分歩いてほどは食べたくない」
(↑これが「自分の気持ちを正しく描写する」)
だと思います。
自分がやっていることを「やりたいのか?or やりたくないか?」って、2択で捉えるとわからなくなるけど、少なくとも、
「やりたいから、やる」
「やりたいけど、やらない」 (← カップラーメンの話はコレ)
「やりたくないから、やらない」
「やりたくないけど、やる」
の4択はあるのではないでしょうか。
要は、人は、「気持ち」と「行動」がウラハラになることはあるにしても、「気持ち自体」はわかるものじゃないですか。
なので、カップラーメンを買いに行くか、行かないかは、迷うとしても、
「カップラーメンを食べたいか、食べたくないか自体」はわかるでしょって。
それって、自分のやっていることが、やりたいかどうかは、わかってるってことではないでしょうか。
ということで、「カップラーメンを食べたいけど、深夜に雨の中、往復14分歩いてほどは食べたくない」のように、「自分の気持ちを正しく描写できる」ようになると、
「自分がやっていることが、やりたいのか、やりたくないか、わからない」みたいなことには、あまりならないと思うんですよ。
あ、ちなみにこの話、
カップラーメンを買いに行くのが、「やりたいことをやってスバラシー」、
カップラーメンを買いに行かないのが、「やりたいことをやってないからダメ」
とか言いたいわけではなくて、どちらを選んだとしても、
その人が優先したいこと(カップラーメンを食べたい or 深夜雨の中歩きたくない)
がちゃんとできているのではないでしょうか。
「やりたいことをやっていな人はいない」わけですから、
あ、でも、私がこういう「小話」をしても、やっぱり、
「いや、それでも、やっぱり、自分がやっていることが、したいかしたくないか、わからない」
と腑に落ちない方もいらっしゃると思うんです。
私は、そういう方って、
自分を「感じる」ことができない方
だと思います。
子供の頃から、
人(親など)の気持ちに忖度しすぎている。
人(親など)の期待に応えすぎている。
人(親など)の指示に従いすぎている。
そんなことを長年「当たり前のように」やってきた方って、純粋に「自分の感覚を感じる」ことができなくなっているんですね。
「他人の望み = 自分の望み」みたいになっちゃってるというか。自分と他人の境界線があいまいなんですよ。
でも、そういう方って、「さあ、自分の感覚を感じましょう!」と言われても、やったことないから戸惑うばかりなんですよね。
なので、そういう、自分を「感じる」ことができないという方に対して、私がやっているのは、
1 自分を感じるのをやめてしまった原体験を扱って、それを解除する
2 自分を感じることそのものの練習
という2つのことで、
それは私が、
なんです。
この「自分の感覚を感じる」ということを取り戻すにも、人によって適性があるというか、
(それとは別に、ボディからのアプローチが良い方もいらっしゃいます)
なので、個人セッションでもワークショップでも、順番はどちらでも良いので、「自分が、したいかしたくないか、わからない」みたいなことが日常で頻発する方は、個人セッション や ワークショップにいらしてくださいね。
何度もこのブログではお話していますが、
って、セラピーやカウンセリングの「キホンのキ」で、「ココ押さえないとスタートできないでしょ!」ってところなんですよー。
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!