「やりたい気持ち」のわかり方

自分の気持ちが

わかるあなたも
あまりわからないあなたも

こんにちは。

頭の中で「ゴッドファーザー」のテーマ曲が鳴り止まな杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、私のセラピーでですね、

「いつも自分がやりたいと思ってはじめたことが、いざやってみると、あまりヤル気がしないんです。
最近は、自分が「やりたい」と思ったことが、本当にやりたいのかわからなくなってきました」

「前からからやりたいと思っていた仕事に就いたのに、職場にもっとすごくやってる先輩がいて、自分はそこまでできないので、自分が本当にやりたいのかわからなくなりました」

みたいな、「自分がやりたいと思ったことが本当にやりたいのかわからない」っていう相談て、結構多いんですよ。

で、今までも、そういう方の心の中で起きていることは、いろいろお話してきたと思うんですけど、

最近、私の中で、それが今までよりうまく言語化できるようになってきたので、全体を1つにまとめてみたくなりました。

ということで、今回は、復習的な内容も多く含まれるので、やたらと長い記事で恐縮なのですが、

もしあなたが、「自分がやりたいと思ったことが本当にやりたいのかわからない」なんてことになった時の「チェックシート的な記事」として、お読みただけたら幸いです。

 

あ、で、私、「自分がやりたいと思ったことが本当にやりたいのかわからない」なんて相談をいただいた時にですね、以下のような質問をすることがあるんですよ。

「あなたが「やりたい」と思っていることは、あなたが「したいこと」ですか?「すべきこと」ですか?」

あ、たとえば、

「久々に親友に会う」
「待ちに待った旅行に行く」
「大好物のカレーを食べる」

とかって、

「久々に親友に会うべき」
「待ちに待った旅行に行くべき」
「大好物のカレーを食べるべき」

とはならないですよね。
明らかに、「○○したい」じゃないでしょうか。
それをすることに、心に曇りがない感じというか。

でも、学生時代の「テスト勉強」とかって、確かに「良い成績は取りたかった」けど、

「勉強すべき」

だったと思うんです。
「勉強したい」ではなかったですよね。

こうやって、自分が「やっていること」って、「したい」 と 「すべき」 に分けることもできるんですよ。

そして、言うまでもなく、

「したい」 のほうが、「すべき」より、「やりたい気持ちが強い」

ですよね。

でも、人は、それをごっちゃにしてしまうというか、

「したい」の時に、「○○をやりたい」と言いのはよしとしても、
「すべき」の時も、「○○をやりたい」と言ってしまうので、

紛らわしいことになるんですよ。

なので、「自分がやりたいと思ったことが本当にやりたいのかわからない」なんてことになった時は、

まずその「やりたいこと」を、あなたが、

「したい」と思っているのか、
「すべき」と思っているのか、

考えてみるのはいかがでしょうか。

そうすると、

「あ、これ、自分では、「したい」と思っていたけど、よく考えてみれば、「すべき」と思ってやっていることだから、そんなにやりたい気持ちにならなくても不思議じゃないし、やってもそれほど楽しくなかったりしても仕方ないか」

なんて、自分の気持ちが見えてくることがあるんですよね。

エッ、「でも、「したい」と「すべき」にキッチリ分けられない時があるから、自分の気持ちがわからなくなる」ですって?

た、たしかに。

では、そんな、「したい」と「すべき」に分けるのが微妙な時はですね、

ジャン! 「やりたい度」 を使ってください。(笑)

あ、この「やりたい度」って、私が勝手に考えた言葉なんですけど、

人が、「やりたい」という言葉を言う時って、

「すごくやりたい」
「まあまあやりたい」
「ちょっとやりたい」
「できればやりたい」

みたいな、その「やりたさに差がある」のに、

とりあえず言葉としては、

「やりたい」

って、ひとまとまりの言葉で表現しちゃうんですよね。

でも私、細かいけど、そういうことも「自分の気持ちがわからなくなる原因」の1つだと思っていて、

だったら、「やりたい」という言葉の意味をもっとハッキリさせたほうがイイんじゃなかと思ったんですよ。

なので、自分のやりたさを、

「やりたい度 10段階中8」
「やりたい度 10段階中2」

みたいに、スケールを使ってあらわせば、

「やりたい度」が、自分では「10段階中8」だと思っていたけど、実際は、「10段階中2」くらいだから、自分で思っているほどやりたくないというのも、不思議じゃないか」

なんて自分の気持ちも見えてくると思うんですね。

そうなると、冒頭でお話した、

「前からからやりたいと思っていた仕事に就いたのに、職場にもっとすごくやってる先輩がいて、自分はそこまでできないので、自分が本当にやりたいのかわからなくなりました」

みたいな時って、

「あなたは、その仕事をやりたくないわけじゃないけど、その先輩ほど「やりたい度」は高くない」

なんてことが起こっているのかもしれません。

「やりたい or やりたくないか」の二択で問われると、どっちとも言えないから、自分の気持ちがわからなくなるけど、

「やりたい度」で考えると、それがわかりますよね。

エッ、「それでもまだ、自分がやりたいと思っていることが、本当にやりたいかわからない」ですって?

おっとっと、あなた、なかなか粘る方ですね。(笑)

ここまで読んでも、まだモヤモヤする方は、以下の7つのパターンに当てはまるかもしれません。
(複数当てはまることもあります)

 

自分の「やりたい気持ち」がわからなくなる6つのパターン

パターン1 本当に五分五分で迷っている

人が、何かを 「やる or やらない」 とか悩んでいる時って、ただ闇雲に考えているわけではなく、

したい/したくない vs. そうしちゃって大丈夫か の会議」

をしてるんですよ。

あ、これ、どういうことかというと、自分の中にある2つの立場、

したい/したくない」という、「カラダの感覚」
そうしちゃって大丈夫か」という、「アタマの分析」

が話し合っているんです。

たとえば、

アイスクリーム食べたい・・・「カラダの感覚」
こんな時間に食べたら太る・・・「アタマの分析」

今はアイスクリームをガマンしよう・・・「結論」

とか、

すごく旅行に行きたい・・・「カラダの感覚」
今旅行に行くと、仕事が終わらない・・・「アタマの分析」

今週は毎日徹夜してでも仕事終わらせて、旅行に行く・・・「結論」

とか、

勉強したくない・・・「カラダの感覚」
勉強しないとテストの成績が悪くなる、・・・「アタマの分析」

渋々勉強する・・・「結論」

みたいなことが、

したい/したくない vs. そうしちゃって大丈夫か の会議」

です。

「大なり小なりをしたい/したくない気持ちはあるけど、そうしちゃって大丈夫なの?うまくいくの?」

みたいな話し合いでしょうか。

でも、この 「したい/したくない vs. そうしちゃって大丈夫か の会議」が、

たとえば、「結婚か、キャリアか」みたいなその人にとって重大なテーマで、本当に五分五分だったら、

その人の性格がどうだとか関係なく、誰でも迷うと思うので、

「自分がやりたいと思ったことが本当にやりたいのかわからない」

ってことにもなると思うんです。

そんな時は、以下の記事を参考にするのはどうでしょうか。

(その参考の記事はコチラからどうぞ)

試着

「わからない」という言葉が本当に言わんとしていること

 

パターン2 「したい」 という「カラダの感覚」がわからない

あ、この 「したい vs.うまくいくか の会議」 ですけどね、「会議にならない人」っているんですよ。

それは、「したい」という、「カラダの感覚」がわからない人です。

そういう人は、がないから、の会議ができないわけで、

それをして、うまくいくか」という、「アタマの分析」

だけで、「自分がどうするか」を決めることになるわけですよ。

でも、「それをして、うまくいくかどうか」なんて、最終的には、「やってみないとわからない」じゃないですか。

だから答えが出しづらい。

それに、たとえば、

「転職をする」
「Aさんと結婚する」

ってことだって、

「自分がどれだけ転職したいか」 (やりたい度)
「自分がAさんをどれだけスキか」 (やりたい度、というか、愛している度)

という「カラダの感覚」を抜きにして、

そうしちゃって大丈夫か、うまくいくか」だけを基準にしてどうするかを決めるのって、難しいですよね。

だって、それって、先ほどの例でいくと、

自分がどれだけアイスクリーム食べたいかという「カラダの感覚」がわからないのに、アイスクリームを食べるかどうかを決める、

自分がどれだけ旅行に行きたいかという「カラダの感覚」がわからないのに、旅行に行くかどうかを決める、

みたいなことをしなきゃいけないわけですから。

となると、自分がどうしたいか決める時って、いかに

したい」という、「カラダの感覚」がわかること

が大切なのか、わかると思うんです。

あ、ではなんで、その「したい」という、「カラダの感覚」がわからなくなってしまう人がいるのかというと、

長い間、無意識にまわりの人の期待に応えて「○○すべき」とばかり思って生活していたり、

いつも誰かが、「ああしろ、こうしろと」と指示をしていて、(それが当たり前だと思っていて、or それに疑問を感じつつも)それに従っていたり、

なんでも先回りしてやってくれる人がいて、自分のことを自分で考える必要がなくなっていたり、

つらい感情に長くさらされていた人は、そのつらさを「感じる」ことに耐えられなくなって、自分の感覚を麻痺させて、自分が何を感じているかわからないようにしてしまったり、

そういうことがあまりにも「当たり前になり過ぎてしまう」と、「自分の「したい」という感覚がわからなくなる」んですよね。

 

パターン3 「人から評価されるか」が基準になっている

このパターンに当てはまる人も、よく

「自分がやりたいと思ったことが本当にやりたいのかわからない」

と言われます。

↓その理由は以下の過去記事を参考にどうぞ。

やりたいことをやっても、すぐに興味を失ってしまうあなたへ

 

パターン4 自分の本当の気持ちに気づきたくない

このパターンに当てはまる人も、よく

「自分がやりたいと思ったことが本当にやりたいのかわからない」

と言われます。

↓その理由は以下の過去記事を参考にどうぞ。

なろうとしない人

 

パターン5 親に申し訳ないから、やりたいことをやらない

このパターンに当てはまる人も、よく

「自分がやりたいと思ったことが本当にやりたいのかわからない」

と言われます。

↓その理由は以下の過去記事を参考にどうぞ。

「何がしたいかわからない」という言葉のウラにあるもの

 

パターン6 リスクが取れない

「失敗するのが怖い」
「後悔したくない」

という気持ちが強すぎる人って、「リスクやデメリットがある」と感じると動けないんですよね。

なので、そういう人は、自分が何かをやりたいと思っても、今がツラくて現状を変えたいと思っても、「とにかく動かない」が優先されるので、

「なんでやりたいことがあるのに、動かないんだろう。自分の気持ちがわからない」

「なんでこんなにラいのに、動かないんだろう。自分の気持ちがわからない」

みたいに悩むんですよ。

で、こういう人は、セラピーに来た時、

「自分の気持ちがわからないことが悩みだ」

と言われるんですけど、本当は、

「自分の気持ちがわかったとしても、行動することによって起こるリスクを取れないこと」

に悩んでいるんですよね。

あ、このパターンに当てはまる人の話は長くなるので、また別の機会に記事にしたいと思います。

 

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あ、それから最後に付け加えますと、

個人的には、「パターン2,3,5,6」に当てはまる方は、ちょっとこじれているので、(特にパターン3)

自分1人でガンバラずに、個人セッション(心理セラピー)をオススメしたいかなぁ。

 

ふぅー、やっと全部まとまりました!
いやぁ、疲れたぁ。

あ、今回の記事、今までの中で最長かもしれません。
休みを3日間つぶしましたよ。(笑)

さ、それでは、今日はこれから、丸刈りを振り乱して

「自分の心の声を聴く フォーカシグ・ワークショップ」

開催してきまーす!

みなさんも良い週末を!

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

杉田 隆史

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