大人になってから、グレたことが
あるあなたも
ないあなたも
こんにちは。
妻が居間のソファーで眠そうにしてたので、「そんなに眠いなら寝なよ」って言うと、「夜 寝れなくなるから寝ない」って言ってるけど、しばらくして見ると、どう見ても寝てたので、「寝てるよ(笑)」って言うと、朦朧としながら「寝てないよ。目つぶって寝る手前でガマンしてるだけだよ・・・」と「酔っ払ってないよ」と言う酔っ払いみたいなことを言うので、私が「ちゃんとベッドで寝たら?」って言うと、ベッドに移ってガッツリ昼寝をし、起きると「罠にはめられて寝かされた!」と騒ぎ出すという謎のルーティーンを 妻は結婚以来300回くらい繰り返し杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えー、どうでしょう? みなさんは大人になってから、グレたことってありますか?
あ、そんなこと、いきなり言われても困りますよね。(笑) あ、もちろん、この「グレた」って、「グレタ・トゥーンベリさんみたいになる」って意味じゃないですからね。(笑)
なので、まずはじめに、この記事での「グレた」の意味を定義させていただくと、
大人になってから暴れるとか、反社会的な行動をするとかいう意味ではなくて(笑)、
「学生時代は、わりとふつうにやっていたり、むしろ優等生だったりしたのに、大人(社会人)になってから、仕事を辞めまくるとか、引きこもったりするなど、ちょっぴり人生の王道から外れること」
を、ここでは「グレた」として話を進めていきたいと思います。
ではさっそくいきますが、この「大人になってからグレる人」ってですね、
「子供の頃、親の心の面倒を見ていた人」が多いんですよ。
あ、この「子供の頃、親の心の面倒を見ていた人」って、たとえば、
子供の頃、両親の仲が悪くて、その仲裁をしようとしたり、
父親のグチを言う母親の話を聴いていたりとか、
親がちゃんとしていないように見えてフォローしていたりとか、
本来ならは、子供って親から心の面倒を見てもらう立場なのに、自分が親の面倒を見るほうに回っちゃった人のことを指します。
で、私、個人セッション(心理セラピー)をしていると、そういう人って、大人になってから、起きやすい問題ってあるなと思ったので、以下それを箇条書きにしますね。
「子供の頃、親の心の面倒を見ていた人」って、子供の頃から、まわりの人の気持ちに敏感ですから、学生時代から人に気を使って大変なんですけど、社会に出てからは、人との利害関係が増えるので、もっともっと人に気を使って、日々グッタリしちゃうんですよ。
なので、会社で働くことが負担になり過ぎて、よく会社を辞めちゃうので、仕事を転々としている方をお見かけするんです。(これがまさに「大人になってからグレる」)
で、そういう方って、学生時代は、わりとふつうにやっていたり、むしろ優等生だったりするので、その分、仕事を転々とする自分がよけい許せないんですよね。で「なんで自分はこうなっちゃったんだろう?」って思ってるんですよ。
「子供の頃、親の心の面倒を見ていた人」って、文字通り、自分が親の心の面倒を見てきたから、心の奥で「(親的な立場になる)上司や先輩から面倒を見て欲しい!」っていう期待が高いんですよ。「自分はやってきたんだから、他の人もやってくれるよね?」って。
なので、そういう人って、上司や先輩から、「仕事を手取り足取り教えてもらいたい」とかって期待しているんですけど、そうしてもらえないと、すぐ「放置されている!」って思いやすいんですよ。
でも「仕事を手取り足取り教えてもらいたい」と思っている人って、企業の立場からすると、採用したくないんですよね。受け身だから。もっと自主的に仕事を覚えようとする人を採用したいのが本音なわけで。
なので、そういう部分が見透かされて、会社の面接に受からなかったり、社内でも「自分から仕事を覚える」という意識が薄くて、意外とパフォーマンスが低かったりするんですよ。なので、「学生時代はふつうにやれてたのに、なんで仕事ができないんだろう?」とか思っていたりするんです。
子供の頃、ずっと両親の仲が悪かったり、両親が離婚してしまった家庭に育った人たちって、中には心の奥で、
「自分がもうちょっとガンバっていたら、両親を仲良くさせられた」
「自分に力があったら、両親は離婚しなかったのに」
みたいに思っていることがあるんですよ。
で、そう思っている方って、結果、
「自分は無力なんだ」
って思い込んでしまうことがあるんです。
で、こんなふうに「自分=無力」って思ってしまうと、変な話ですけど、その人は「自分で自分が無力であることを証明しようとする」んですよね。
(その意味がわからない方はコチラの記事をどうぞ)
でもこれだけはハッキリお伝えしたいのは、子供って、親の離婚を止めたり、親の仲を取り持つことはできないですからね。
「いや、自分は子供の頃、親の仲を取り持った。自分は役に立ってたはずだ」と思っている方もいらっしゃるかもしれないですけど、実際は、そういう両親だったら、子供の頃のあなたが仲を取り持とうとしなくても、大丈夫だったはずなんですよ。
んー、でもこの辺の話は、アタマでわかっているだけではダメで、腑に落ちないといけないんですけど。
あ、でもこの「自分は無力なんだ」って心の奥で思っているって、本当にやっかいで、
無意識に「自分は無力だ」と感じるような状況を作ったり、
無意識に「自分は無力だ」と感じるような人と付き合ったり、
無意識にうまくいっていることをダメにしたり、
とか、いろいろやらかすので、人生が何かと大変になるんですよ。
でもこういう「自分=無力」のような自己認識に関わる悩みは、自分だけだとなかなか変えるのが難しい部分なので、しんどい方は、個人セッション(心理セラピー)で軽減するお手伝いできますからね。
さ、ということで最後にまとめますと、
「大人になってからグレる人」って、「子供の頃、親の心の面倒を見ていた人」ってことが多くて、
1 仕事を転々とする
2 心の奥で「自分の面倒を見て欲しい」という気持ちがすごく強い
3 無力感を持っている
みたいな傾向がありますよ
てな話でしたとさ。
いやぁ、まさにこれって、ドラマ「鈴木先生」の
「一見普通に見える生徒達ほど、心の中には鬱屈したものを抱えている」
って話だよなぁ。
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!