「自分の中の黒いどろどろしたものがある」という悩み

「自分の中の黒いどろどろしたものがある」

と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。

(ご本人の許可をいただいて掲載しております)

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杉田さん

こんばんは。
△月△日にセッションを受けさせていただいた○○です。

妹の結婚式が無事に終わりました。

私にとってのラスボスである母と、前回実家で私が暴言(というか溜め込んでいたもの)を吐いたあの日以来の顔合わせでしたが、特にわだかまりもなく、

私が自力でセットした髪の毛を見せてもいつものように褒めるでもなく
『え、よくわかんない。なんかぼこぼこしてるけど。』
と小言しか言わない。

内心「またこの人は…」と思いましたが『短いからね。』と交わし、それを見ていた父が『いやいや、うん!それはしょうがないよねー。』と私に共感してくれる。そんな再会でした。

あの日セッションの後、頭がひどくぼーっとしていて、でも胸には清々しさがあり、すぐ近くの神社に立ち寄りおみくじを引きました。小吉でした。
そして、ここからだな、と妙に納得しました。

それから気の向くままにヒカリエをうろうろし、眠りたいなーでもどこかでぼーっとしたいなーの葛藤を抱えながら井の頭公園に行きました。

普段は公園のベンチに座っても頭があれこれ考えていて落ち着かずあまりゆっくり座っていられなかったのですが、ボートに乗る人達や鳥を眺めつつ無の時間を過ごしていました。

セッションで、私が母に何と言ったのかお答えしようとしたとき、頭がポッカリしていて、出てきたのは二言目の言葉でした。

初めに言った言葉は『お姉ちゃんはお母さんのこと信用していないから!』でした。
いつの頃からかずっと心の中でそう思っていました。

ついに言ってしまった!という焦りからか、忘れようとしていたのかもしれません。

子供の頃父が『大学はいかなくていいよね』と私達に何度か言いました。
(大方金銭的理由だと思いましたが)その度に母は『そんなの今言わなくてもいいじゃない。ねぇ。』と交わしていましたが、
結果的に金銭的理由で母から「家から通える短大か専門学校」と言い渡され、選択肢が無かった、という仕方無いけどどこか裏切られた気持ちでした。

杉田さんと恋愛のお話をしている中で『(相手を)選んで良いと思う』と言ってくださったときに、頭の中で《…カシャーーーーン!!》と何かが割れました。選んで良い・・そう言われると、私今まで何かを選んできただろうか?

実のところ今の仕事は、私がディズニーキャストに終止符を打ち社会復帰しようと家に居たとき、たまたま電話をしていた遠戚から母が、辞める事務員の後任を急募しているからどうかともらった話で、特に考えることもなく流れ受けてしまい今に至るわけです。

ただただ、会社やみなさんにご迷惑が掛からないように、万が一遠戚とバレたときのために『でも、あのこが来てくれて良かったよね』と言ってもらえるように頑張らなければ!と自分で思い頑張ってきました。

たしか、恋愛の話だったと思うのですが。笑
しかも私、週3ケーキ屋でバイトして空いた時間にフルート吹きたい、だったと思うんだけれど・・。
だから杉田さん『そういう人は家庭に入った方が良いんですよ。』って笑って言っていたと思うんですけど。笑

今週(月)出社後、物凄くイラッとしたことがあり、ハンディモップをゴミ箱に突っ込みバシバシ叩きました。
そうです、即席の新聞紙で椅子のワークでした。笑

それからすぐ、転職エージェントと転職サイトに登録、更にその日の夜ハローワークにも行きました。

長年何度も何度も辞めたいと思い、何かあると転職サイトをチラ見したり、母にも辞めたいと訴えたことはあります。が、実際に動き出すことはありませんでした。

歳が引っ掛かるから採用されないかも、フルート出来なくなるかも、コンクール受けるのに時間が無くなるかも、満員電車乗りたくないから今の勤務地がいい、特に何のスキルもない、土日休みたいし残業したくないし今の仕事がラク。

でも私、本当は、丸の内みたいなキレイなオフィスビルでたくさんの人とわいわい話をしながら楽しく働きたかった。

この会社に面接に来たときに、内心そう思っている自分が居ることもどこかでわかっていました。

わかっていながら、どうしてここまできたのだろう?たとえ苦労しても、ちゃんと選ぶべきだったんじゃないか。
一番自分が、自分のことを信用していない。あ、今それに気がつきました。涙

『ありのままの私を愛してくれますか』
こんなに衝撃的な言葉、聞いたことなかったです。杉田さんのブログで目にしたはずなのに。
父よりも母よりも別れた彼氏よりも、誰よりも私が私に言うべき言葉でした。
自分が自分をそのままで愛していないと、そりゃ人に言えない。笑

今日、仕事を休みました。
どうしても行きたくない。ここ数年何度もこんなことがありました。
よくないってわかっている→でも無理だから休む→罪悪感があるから翌日から無理矢理頑張る。
こうやってなんとか働いてきたんじゃないか?
そうまでしてこの会社で働きたいの?
もう働く気無いよねー。とっくに無いよねー。
いくらフルートでプライベート充実!とか言ってても、実際毎日8時間あの場で嫌々働いてるわけで、それが問題なんじゃないかって薄々気がついていたよねー。

私、人生を変えたくて、親のことを理解したくて、4年前に家を出てきました。
「いつもと同じことをしていたら何も変わらない」
本当にその通りだと思います。
結婚すれば全て解決?転職すれば全て解決?答えはわかりません。
でも、何かに突き動かされた月曜日の行動力は本物だと思います。

セッションの日『コンクールまではこのまま働きます。5月までは…』と言いましたが、転職活動をしてみようと思います。

フルートのやりたい度より、婚活パーティーに参加してみることより、転職活動のやりたい度が勝るようなので。
というか、今すごく《人生の転機だな》と思っていて。

杉田さんが『この人は幸せになる人だと思った』と言ってくださったこと、本当に嬉しかったです。
あの日から私の心の中で大切なぬいぐるみのように存在しています。

母に何か話すと大抵
『でもあんたが悪いんじゃないか』
『ほらあんただってそうじゃない』
『その人はそういう人なんじゃないの?(あんたが理解して受け入れればいいじゃない)』
と言われ、私が悪い、と言われたような気分になってきました。

実際この間もそれに対して言うと『だって向こうの言い分もあると思うからね』と。それはそうと思うけれど、じゃあ私の言い分は?私は自分を捨てるしかないのか?

正直なところ、まだ母がわかりません。
倫理道徳という表面的なものに縛られて、娘の心という大事なものを見落としてるんじゃないか、と感じます。

そんなだから、私が母を、母だけでなく(母が頼り無いと思うから)家族みんなの面倒を見ていたんじゃないか、そう思います。私なにやってんだろ、本当・・。

私がお世話をしなくとも、妹たちは自分で自分の道を切り開いていきました。(でも、結婚式で『なにかと世話を焼いてくれて、ありがとう』と言われて嬉しくて泣きました。)
これからは、私は私のお世話をしっかりしていこうと思います。

思い起こせば昔受けたセラピーでも『他人よりも、まずは自分を大事にしてください』と言われた気がします。

その時は自分を大事にするということがどういうことなのかよくわからなかったので、自分なりに模索して色々やってきたわけなのですが、今回杉田さんのセラピーで道が見えた気がします。

ちゃんと自分を見よう、心に従おう、自分を楽しませて幸せにしてあげよう。
そう、幸せにしてあげればいいんだ。救ってあげよう。

苦労はするかもしれません。何が起こるかわからないのが人生ですから。
でも、自分と向き合って前を向いて行けそうです(o^-^o)

二つならんで背中を向けた椅子にあんなに嫌悪感と寂しさを感じるとは思いませんでした。
笑って聞いたはずの新聞紙が後日あんなに重要なものになるとは思いもしませんでした。笑
思い返しても不思議な体験でしたが、杉田さんのブログにたどり着いたことも、セッションを受けたことも、奇跡みたいだけど本当に必要不可欠なことだったと思います。

お忙しいなか一時間前倒しで早くからセッションをしていただき、本当にありがとうございましたm(__)m
最悪な年の瀬になるのかと不安でいっぱいでしたが、杉田さんのおかげで光が見えてきました。

良いお年をお迎えください。
1月の悩みのワーク、とても楽しみにしています♪

 

いやぁ、素晴らしいなぁ。

自分がどうしたいかわからない方が、今まさに「自分」を取り戻して、これから歩き始める感じが言葉になっていて、なんだか感無量です。

「怒り」って「何かをする時に必要なパワー」なので、ちゃんと感じられないと、動けなくなったりするんですよね。

あ、最近は、「自分がどうしたいかわからない」という方に対して、

「自分を分析する」

「自分がどういうタイプか知る」

「自分は何が得意か知る」

みたいなことするのが流行ってますけど、いくらそれがわかったところで、

自分が、自分のカラダの欲求をキャッチできる状態になかったら

「自分がどうしたいか」なんてわからないと思うんですよ。

「やりたいこと」って、理屈じゃなくて、

「自分のカラダが喜ぶこと」

ですからね。

でも、「自分がどうしたいかわからない」となっている方って、何かをこじらせて、「自分で自分のカラダの欲求を感じないようにしている」ことが多いんですよ。

なので、まずはそこを何とかしないと。

私のセラピーやワークショップでは、そんな「こじれ」を解消して、クライアントさんのカラダをアタマをつなげるサポートをしています。

杉田 隆史

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