心理セラピーの個人セッションとワークショップに参加したクライントさんから、「今までを振り返ってみて」ということで、いただいたご報告です。

(ご本人の許可をいただいて掲載しております)

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杉田 様

○○です。

ここ3か月くらい毎月セッションやWSでよくお会いしましたね。
振り返れば、最初にお会いしたのは4年前になる気がします。
そこで、今まで振り返ってみてどう感じたかと

最近受けたWSの感想をお伝えします。

 

WSの感想

2017年2月フォーカシングWS
ご存じかと思いますが、

私は自分の感覚を言語化するのが非常に難しいです。

現象を理論的に説明するのは不自由ないので、
ずっとそれを苦手としていることは気づかないでいました。

でも、それが自分をなんとなくつらい気持ちにさせていたと、
杉田さんとお会いして薄々気が付き始めていたのですが、
まだどうしていいのかわからない状態でした。

でも、このWSで体にフォーカスしたときに
「色や形」ばかり浮かんできて、
「あ~、これを言語化するのが難しかったんだな」と納得して、
色や形のままとらえていくと

まぁこれがすっきりとしっくりとくるんですよ。

あと、「夢のフォーカシング」もすごかったなぁ。
どんなに都合よく頭が私に見せようととしても、
体は嘘をつけないということですかね。
衝撃的な私の思いがわかり、私も周りも大爆笑でしたね。
何から何まで楽しかったなぁ。

もっともっと自分の体を探っていくと
おもしろいものが見つかるかもしれないので、
自分と向き合う時間を作っていこうと思います。

2017年3月はじめての催眠WS
これは2年か3年前に一度受講して、
「これはすごいWSだ!また受けよう!」と思っていての再受講でした。

最初の受講は私にはレベルが高すぎたのか、
今思えば全く理解していなかったなと思うことも、
今回はストンストンと理解できました。

トビやすさもアップして、まわりの状況あんまり関係なく、
「さぁ、トビましょう」でとべちゃう感じです。
継続してこのトビやすさを維持したいですね。

催眠暗示文作成では相変わらずマイペースぶりの
コアな内容になってしまいましたが、
なんと自分がこれを読むと暗示にかかってしまう。
そして、泣けてきてしまう。
心の奥でくすぶってる気持ちをどうもカイロの話で表現したようです。
きっと前回よりもうまく書けたんだろうなぁ。
自画自賛しちゃいました。

やっぱりすごいWSで再び受講したいと思いました。
また、そのうち受けますね。

ここ数年の話

杉田さんのブログを見つけたのは
「何がしたいかわからない」とネットで検索したら見つかった気がします。

どんどん読んでいくと、自分に当てはまることが多くて、
とても驚いた気がします。

そこで、今までやったことをないことをしようと
「ネットで知った面白そうな人に会う」ということでセッションを申し込みました。
最初はふつうの世間話で終わり、
それから必死で自分のいままでの行動を変えていきました。

「知らないことは知らないとはっきり言う」
「できないことはできないと言う」が一番大きかったかな。

人の愚痴もその人になった気持ちで聞いていたのですね。
同じ環境ならまだしも違う場合は想像力をフルに働かせて聞いていました。
結構労力使うんですよね。

それからはじめて最初に起きたのは、
あれほど仲良かった母といざこざが起きます。

それがつらくなり、再度セッションを申し込み、ワークを行いました。
椅子を並べた気がします。
そこで人生で初めて「さみしさ」を感じました。

それまではひとりで遊びに行くことが多いし、
友人にもよく「あなたはほんとにひとりが好きだよね。
さみしさなんて感じたことないでしょ」なんて言われており、
自他ともに認める「ひとり好き」だったのですが、
「このわたしがさみしさを感じている。」感じがとても驚きで
そしてほっとした気がします。

この自分からわきでてくる「知ったかぶり」は
自分のさみしさを補うためだったことに気が付きます。

それまで、人がなんでこんなことを私に言うのか?するのか?と
人の行動に疑問を持ってばかりでつらかったのですが、
自分のさみしさを知ることで、
「ではさみしさを十分に満たしてあげれば、
人の愚痴を知ったかぶりしなくて聞くようになるのでは」に至ります。
本当にここは盲点だったなぁ。

もともと行動派でいろいろやってましたが、
広く浅くやっていたので、深めようとお金をかけました。
深めるとなぜかどんどん自分が満たされていくのが
少しずつわかってきました。

そして、最近また変化が起きました。
母の愚痴をすんなり聞けてしまうのです。
母だけでなく会社の人とかの愚痴も。

あれほどいやでいやでしょうがなかったのですが、
よくわからないけど、ちょっと突き放して

「そんなふうに思うんだ~」という感じで。

昔は人の愚痴をノリノリに聞いているように見えて、
まるで私が経験したようなつらさがあったのかななんて思います。

まぁ、あまり愚痴は聞いてても気持ちのよいものではないので、
極力さけますが、昔のような拒絶反応がなくなりました。
バナナが少し理解できるようになったのかなぁ。

あ~人生40にしてこれからスタートのような感じす。
ただ、悩んだおかげで、
杉田さんファミリー?もしくはチルドレン?のみなさんにお会いできたので、
まぁよかったなぁと思います。

会社では浮きまくっているのに、
WSでお会いする方たちほんとうにすごすぎて、
自分がふつうに見えてしまう。
素敵な出会いに感謝しております。

では、いろいろまとめて長文になりました。
なんとなく「杉田さんのWSはすごいぞ」と
「杉田さんのおかげで周囲の人とのコミュニケーションが楽になってきた。

バナナがうっすらみえてきたので感謝してます。」
だけ伝わればいいかなと思います。
ありがとうございました。

 

「お母さんとの距離が近すぎる」という方がいらっしゃいます。

そういう方には、お母さんにベッタリで、いつまでも実家から出られない方ばかりでなく、お母さんのことがイヤで物理的に離れて住んでいても、実は心の距離がお母さんと近すぎるという方もいらっしゃいます。

そういう方は、「お母さん」と「自分」の境界線がなくなっていて、「一体化」しているので、

「私の問題は、私が解決する」

「あなたの問題は、あなたが解決する」

「私とあなたの間の問題は、私とあなたで解決する」

のような基本的なことができず、

頼まれてもいないのに、「相手の問題」を解決しようとしたりするなど、勝手に境界線を超えて、相手のことに過剰に入れ込んだりして苦しくなったりします。

でも、お母さんとの適切な距離がとれると、

> そして、最近また変化が起きました。
> 母の愚痴をすんなり聞けてしまうのです。
> 母だけでなく会社の人とかの愚痴も。

> あれほどいやでいやでしょうがなかったのですが、
> よくわからないけど、ちょっと突き放して
> 「そんなふうに思うんだ~」という感じで。

> 昔は人の愚痴をノリノリに聞いているように見えて、
> まるで私が経験したようなつらさがあったのかななんて思います。

> まぁ、あまり愚痴は聞いてても気持ちのよいものではないので、
> 極力さけますが、昔のような拒絶反応がなくなりました。

のようなことが起きます。

セラピーは、親との近すぎる距離間を見直すことで、他人とも適切な距離がとれるようにサポートします。

杉田 隆史

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