「いつも自分を責めてしまう」

と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。

(ご本人の許可をいただいて掲載しております)

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杉田先生、こんにちは。
お休み中申し訳ありません。

△月△日にお世話になりました ○○です。

先日ご報告させていただいたところから、昨日、改めて大きな気づきがあり、どうしてもご報告したくて、メールしました。

この2週間あまり、ずっと『洞窟へ行こうとする人』について考えていました。

セラピーを通して、自分が、「やりたいレベル」を越えたものを自分に課していて、身動きとれなくなっていることに気づき、
「ああ、自分が思ってたほどガンバりたかったわけじゃなかったんだ。
じゃあ、動かなくてもしょーがないよね。」
と、納得しかけたんですけど。

でも、どーにもこーにもモヤモヤする。

本心やりたくないから、やることにしっくりこないのはいいとして、やらないことにもしっくりこない。

バーを下げられない苦しみ。
行きたくもない洞窟へなぜ向かうのか?
……(-_-;)

おかしいなー……神様引退したはずなのに。
早く 人間になりたい。

で、です。

モヤモヤ考え続けてたら突然、父の怒鳴り声が頭の中にガンガン響いてきたんです。

『そんなこともできねえのか!!』
という、コントロールを完全に失った声。
それと共に、当時毎日見ていたあの暴力シーンが、鮮明によみがえってきました。

もう、自分で分かるくらい、顔から血の気が引きました。
それと一緒に、生命力を全部吸いとられるような脱力感。
セラピーでも扱っていただきましたが、そこで感じたものより強かったかもしれません。

で、今までだったら、そんな自分の感情をどうにもできないのにどうにかしようとして、危なかったと思うんです。

でも「思っちゃってるものはしょーがない」と、その絶望感をどうこうするの、あきらめたんです。

あきらめられました。

もう、どうにでもなれと。
怖さに身をさらしました。

そうできるギリギリの強さが、セラピーで身に付けられていたんだと思います。

そしたらしばらくして、自分の中から
「そんなこともできねえのかって、そんなことしか言えねえのか!!」
という怒りがゴゴゴゴ~!と沸いてきて。

おおっ!(・∀・;) お初です。

これは、「自分を守るための必要な怒り」だ、とハッキリわかりました。

それからはですね、脱力してたのにエネルギーがみなぎってきて、
クッション相手に小1時間ほど格闘を…………(笑)
で、出せる分だけ出し切ったら、怒りがすーっと治まりました。

勝ちました。ヤッター!!

殴られていたのは母だったのに、私は心の中で何度も父に謝っていました。
『何もできない自分ですみません。
あなたの言う通りです。
お母さんの分まで謝るから、お願いだからやめて!』と。

そして、これも初めて気づきましたが、ここまで殴られるのは母にも原因がある、と思ってたみたいです。
父も、母も、どっちも責めてた。

それを全部自分でかぶってました。
やりたかろうがやりたくなかろうが、これくらいできて当然と、なんでもかんでもラインを引き上げてました。

私を私じゃなくさせていたものの正体、これだったのかー。
そりゃあ、自分がわからなくもなりますね。
でも、ありのままの私だったら瞬殺だったともいえる…………(((・∀・;)

やれやれですね。

今日、長らく放ってあった部屋の掃除を始めました。

潔癖なほどのきれい好きではないけれど、私が心地よいレベルをはるかに越えて散らかっていることに気づいたからです。

でも、ガンバりすぎないよう、慎重に。
ほどほどに。

片付けながら、沢山泣きました。

散らかっている部屋が居心地良いわけでもなかったし。
片付ける能力がないわけでもなかったし。
それがわからなかったとは……。

自分で自分がしっくりくるって、こんな幸せなことないですね。

改めて、本当にありがとうございました。
一生 恩に着ます。

もうすぐ、ワークショップだし。
幸せだなー。楽しみだなー。\(´∀`)/
また、宜しくお願いします。

以上 ご報告終わります。
読んでいただきありがとうございました。

 

子供の頃、「自分が何か問題のあることをすると、自分以外の人が責められる」という経験をしている人、

たとえば、自分がおとなしくしていないと、お父さんからお母さんが怒られるとか、

イイ子にしてしないと、おじいさん、おばあさんから、両親が文句を言われるとか、

そんな経験をしている人は、自分に対して、「強い罪悪感」を持ってしまうことがあります。

誰かと何かあると、「いつも自分が悪い」と感じてしまったり、

思ったとおりできない自分をいつも責めていたり・・・。

セラピーでは、過去の場面に戻って、いろいろな人の立場を体験することで、「気づき」を得て罪悪感を減らすサポートをしていきます。

杉田 隆史

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