「いつも自分を責めてばかりで落ち着かない」という悩み

「いつも自分を責めてばかりで落ち着かない」

と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。

(ご本人の許可をいただいて掲載しております)

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杉田さま

こんにちは。
△日にセラピーをして頂いた、○○です。
その節は大変お世話になりました<(_ _)>

私は長い間ずっと「怖い」という感情を認めることが出来ないまま、この年まで生きてきて、それがこんなにも自分を苦しめしまったのですね~…

今思えば体調が悪くて仕事に行けない時も、このまま仕事にいけなくなったらどうしよう…生活費が手に入らないなあ、悪い病気の前触れかもしれない…

それを「怖いなあ」と素直に思うよりも、ヘタレな自分を排除しようとしてました。

気づいてしまえば、
「ああ、あの時も…このときもそうだったかも…」
と思い当たる事がとても多い。

本当はそこが気づくチャンスだったはずなのに、
怖いと思うこと=自分は弱い→弱い自分を認めたくない!
という公式が成り立っていたのかな、なんて思います。

自分の弱さを認めたくないがための「強いふり」が、自分の心に巣食っていた「怖い父親像」と同じような振る舞いを自分にさせていたなんて…怖い連鎖です。

そう思うと、同居の友人はそんな私を長い事よく支えて、イヤにならずに傍にいてくれたな…と涙が出ます。(念のため申し上げるとDVはしてません)

思えば、
子供の時から『自分だけはしっかりしなきゃ』と強く思いすぎました…
お姉ちゃんなんだから…って
回りから無言のプレッシャーを押し付けられ、
感情を素直に出すことなく役目を引き受けていた自分、

可哀想だったなあ~…って今は素直に思います。

「辛かった、でももう良いよ」
って、思ったらこみ上げてくるものがありました。

感情を思考にすり替えていたなんて…
感情と思考がちがうものだって頭では分かっているつもりでも、
全然、自分自身が上手く区別する事が出来てなかった事に、
感情を感じないようにしていた事に、
杉田さんのお陰で気づけた事はとても大きな収穫だったと思います。

あの人苦手だな~…と思っても、
「いやいや良いところもあるんだからそんな事言っちゃダメ!」って。
極力感情を絡めず、上手くやろうとしていました。

苦手だな→「だっていきなり怒ったりして怖いんだもん!」(←ここ重要!)
って、素直な感情を受け止めてあげてから、
「うん、でもいいところもあるんだよね。」
受け止めてあげることができれば、こんなに苦しまなくて済んだんでしょうが、きなり理性で「そんな事を思ってはいけない!」って無理やりギュウギュウしてしまったツケが、大きくなって跳ね返ってしまったんでしょうね。

頭で分かっていたはずなのに、全然出来てませんでした。
スノーボードにたとえると、山側のターンと谷側のターンの間にある、エッジの切り替えが出来てない。

そんな私を、杉田さんが真摯に受け止めて下さり、その温かさに触れたお陰で、長い呪いがスッと解けたような感じです(^^

こう書くと御伽噺のようですが、杉田さんは王子様というより、救世主かな☆
なにやらありがたい、穏やかな風貌をしてらっしゃるので…(笑)

なんて、冗談はさておき、本当にどうもありがとうございました<(_ _)>
感謝の気持ちでいっぱいです。

帰宅後、
同居している友人に『ごきげんだね~』って言われましたし、翌日は久しぶりに数人の友人達と会う機会があったのですが、自分がどう思われるかとか、変な事言わないようにしようなどと、人目を気にせず、思う存分話したり笑ったりする事が出来ました。
出来る人には当たり前のことかもしれません、

でも、久しぶりに味わったこの感覚、私にとってはとても楽しかった!嬉しかった!
もっともっと友人達と触れ合う機会を持ちたいと思いました。

杉田さんのブログはモチロン、読み物として楽しいし、ためになる事ばかりですが、体験する事以上に勝るものはないなと実感した次第です。

申し込むまではウダウダしてた私ですが、
今思うと、
『楽になりたいなら、迷わず助けを求めるべきだよ!なんで迷うの?!YOU!』
と思えるんですよ~

あ、これも先の不透明さからくる「怖い」なんでしょうか?

また躓いたら次は迷わず助けを求めますので、この迷える子羊をお救い下さい。

これからもたくさんの子羊を導く救世主でいて下さい。
ご活躍を心よりお祈り申し上げます。
良いお年をお迎え下さい。

 

子供の頃、親と接する中で、「怖い」、「悲しい」、「腹が立つ」のような、つらい感情ばかり感じていると、子供は、それに耐えられなくなって、

「つらい感情を感じるのを止めて、感じられなくする」

ということをすることがあります。

そうしないと、まともにやっていくことができないからです。

そのような「感じる」のを止めた子供は、「思考」に逃げます。

あれこれ「思考」していれば、つらい感情を「感じなくてすむから」です。

だから、生きづらい人が、あーだこーだと「考え過ぎる」という原点はそこにあります。

セラピーでは、その人の中にいまだに残り、未完了になっている、「怖い」、「悲しい」、「腹が立つ」のような、つらい感情を処理して、その人が「感じる」ことができるようにし、人としての人生を取り戻すお手伝いをします。

杉田 隆史

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