「いつも自分を責めてしまう」

と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。

(ご本人の許可をいただいて掲載しております)

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先日は携帯メールにて失礼いたしました。

前回、帰省の前日にセッションをうけたおかげで、直後にはよく効果がわからなかったのですが(ヘロヘロで…)、今までとはまったく違った気持ちで両親と接することができ、新鮮でした。

セッション直後だったこともあり、セラピーのときに思い出した「ちいさいころのわたし」を実家や思い出の町のあちこちで見つけることができたのが大きな収穫でした。

なんというか、記憶の中でつらくて苦かったもの(長いこと忘れていたものがフラッシュバックしてきました)を

「なんてことないのよ」「だいじょうぶよ」と、大きくなった今のわたしが「おねえさん」のようになって

「ちいさいわたし」と一緒にみて「なんだ、そういうことか」と「ちいさいわたし」が安心するみたいなかんじでした。

また、町並みや親たちなど周囲の人たちも、記憶の中よりも「老いて」いて、なんというか「いい時代がすぎてしまったもの」みたいになっていて、そんなものについ先日までふりまわされていた自分が可笑いな、というような気持ちにもなりました。

きらいにはなれません。でも、いやなことはいや。
「わたしはあなたの感情を引き受けることはできません」(でしたっけ?)
が、しっくりくるかんじでした。

あとは、先日お話したような課題も残っているので、もう1回1時間セッションでそちらを片付けて、次にすすめたらなあと思っています。

いま、メールしていて涙がでてきましたが、いい涙です。
(「怒り」の表出が薄かったので、「美化」な感じでわるい涙かもしれないのですが…^^;)。

もっと自分のいいところを出して、改善できるところは改善して、もっとおもしろいことがやれるようになりたかったんだなということが、セッションを通して感じました。

そんなよくばりなことを、家庭や子供、仕事にも恵まれた上で考えてもいい、と自分に許せたというか、そんな気持ちです。

全然関係ないとおもってたのですが、母からいわれた「これ以上何が不満?」のことばにおもいのほかしばられていたのかもしれません。

とにかく、母は母。わたしはわたし。夫は夫です。

もっとたのしいことができるように、もうすこしだけ杉田さんにお手伝いしていただけるとうれしいです。

お忙しいところ本当にありがとうございました。
大変な仕事だとおもいますが、やんわりがんばってくださいね。

 

罪悪感が強く、いつも自分を責めてしまう人の原点は、子供の頃、「親に対して怒っていた」ということが多いんです。

子供は親に対して無条件の愛を持っていますから、親からヒドイことをされても、

「わたしの愛しているお母(父)さんが、そんなヒドイことするはずがない。きっとこれは、わたしが悪いんだ」

って思うんですね。

愛しているがゆえに、無意識に親をかばってしまうんです。

こういった形で親に対する怒りを抑圧して、「自分が悪い」と思うことが、「罪悪感」の原点です。

つまり、罪悪感というのは、その「怒り」を、親じゃなく、「自分自身」に向けている状態なんですね。

ある意味、それは、親への愛を証明するため(親が悪いんじゃない、私が悪い)に、罪悪感を感じているともいえます。

セラピーでは、そんな方の未完了の「怒り」を処理し、自分を責めないようにするサポートをします。

杉田 隆史

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