「今の仕事をどうしたらいいかわからない」という悩み

「今の仕事をどうしたらいいかわからない」

と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。

(ご本人の許可をいただいて掲載しております)

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メンタルトラベル
杉田 隆史 様

△月△日にセラピーを受けさせていただいた、○○です。
先日はありがとうございました。

あれから一週間、ひどい落ち込みを経て、ようやく気持ちが落ち着いてきました。

両親、特に母とは、自分が考える以上に依存し合ってきたのだということを、ようやくきちんと受け止められるようになりました。

セラピーの日は「大人になりたい」と口にしながらも、本心ではためらっていたように思いますが、今は気持ちに迷いはありません。

精神的に自立するということに、前向きなイメージが持てるようになった気がします。

これまで、両親と一緒に過ごす時間があまりに長過ぎたので、ここ一週間は、ひとりの時間をつくるようにしてきました。

そうしたら、「○○した方がいい」ではなく
「○○したいからする」という基準で行動しようと意識するようになり、
また、それを楽しんでいる自分がいました。

まだ何も解決していませんし、肝心なのはこれからかも知れません。
でも、セラピーを受ける前に比べたら、自分の問題にきちんと向き合おうという気持ちは強くなったように思います。

当面の目標は、

・両親を含め他人に依存するのをやめること。
・相手を見ているつもりで自分のことしか見ていない、
そういう関わり方を改めること。
…です。

仕事については、そちらのめどが立ってから考えようと思います。

もう少し自分で考える時間を過ごしたら、またお伺いすると思います。
その時は、よろしくお願いいたします。

 

> セラピーの日は「大人になりたい」と口にしながらも、
> 本心ではためらっていたように思いますが、
> 今は気持ちに迷いはありません。

悩んでいる人の中には、「望んでいる状態になりたい気持ち」と「望んでいる状態になりたくない気持ち」、その両方があります。

これは自然なことです。

この「望んでいる状態になりたくない気持ち」というのは、たとえば、「自立する」には、「リスクや責任」が伴います。

「自立したいけど、リスクや責任を背負うのはつらいから、今のままでいい」

という気持ちが、「望んでいる状態になりたくない気持ち」です。

ただクライアントさんの中で、たとえ1パーセントでも、「望んでいる状態になりたい気持ち」が勝っていないと変化は起きません。

これは、誰かがそういう気持ちにさせてくれるものではなく、クライアントさん自身が「そうしようと覚悟を持って」いただかなくてはなりません。

「筋肉をつけたいけど、筋肉痛になりたくない」は無理なんです。

「筋肉をつけたいから、筋肉痛になってもいい」という覚悟が必要です。

そういう覚悟がない方が、「私がおとなしくしていれば、誰かが私を変えてくれるんでしょ」みたいなスタンスでセラピーを受けても意味がありません。

それは、「引きこもる気がない人」を、引きこもらせるくらい、無理な話になります。

今の自分がどんなにダメだと思っていたとしても、その覚悟がある方には、変化が訪れます。

杉田 隆史

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