「自分のやりたい仕事が分からない」
と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。
(ご本人の許可をいただいて掲載しております)
杉田先生
昨日△/△(日)の13時よりセラピーを受けました○○です。
セラピーではありがとうございました。
新たに気づいたことや、そうだったのか、と膝を打つことが盛り沢山でした。自分のやりたい仕事が分からない、という相談でしたが、やりたい仕事を「探す」ということ自体がヘンテコなのだな、と改めて感じました。
特に意外だったのが、
・好きなことややりたいことは、必ずしも仕事という枠に当てはめなくてよいこと
・いきなり、好きな仕事という「運命の人」を探すのでなく、まずは「会いたい友人」ぐらいのものと付き合ってみること
・自分の心や身体に従って、興味あることは試着する感覚で試してみること
・そうやって目の前の仕事・喜んでもらえることを探していたら、気づいたら好きになっていたり、「後から気づく」ことも多いこと
ということでした。
よく言われるような「キャリアを思い描いて、登る山を定めて、そこに向かって一直線に進む」
…といった話とは違っていて、
自分にとってとてもリアルなものに感じました。また自分自身の志向や考え方についても、
・一箇所に定住することよりも様々な場所を移動する方が好きかも、と感じたこと
・独立という選択肢も本格的に考えてみたい、と思ったこと
・幼少期の経験から、危機を治す・フォローする役割を担ってきたのでは、と気づいたこと
は、ご指摘されるまで意識していなかったので、新たな発見でした。
自分がそんな風に考えていたのか、と意外な気持ちがありつつも、でもご指摘頂くと「確かに…」と思う不思議な感覚がありました。
(特に3番目は、改めて振り返ってみると思い当たるフシが結構ありました。
今も、仕事先でそういう役割を自ら買っているケースもあるな、と思います)更に杉田先生のお話を伺う中でワクワクしたのが、
・やりたいことに手を出していると、自分の肩書や職業が一つでなくなること
という点でした。
自分の手がけた仕事や色々な経験、培ったスキルなどがミルフィーユのように幾重にも重なっていくのがイメージとして思い浮かんで、その積み重ねで”よい仕事”ができたら楽しそうだな、とワクワクした気持ちになりました。
これからは、このように自分が素直に感じたこと、頭でなく、心と身体で感じたことを大切にしていきたいと思います。
ちなみに、
・独立者といっても、ゴリゴリガリガリ売り込むタイプじゃない方もいらっしゃること
も新たな発見でした。(笑)
…このような沢山の気づきもあるセラピーで、あっというまでした。
万人にとってこうあるべき、という一般的な解ではなく、自分の志向やこれまでの生き方に合った方向性が定まったことで、今後のアクションもすっきりクリアになりました。
今後の仕事探しとしては、
・残業や休日仕事が少ないことを選択基準の一番目におく
・その中で、興味がある仕事・会社に行ってみる
・空いた時間で、興味のある勉強ややってみたかったことを「試着する」
ということを強く意識したいと思います。
これらの方向性が定まったのも、杉田先生のおかげです。
改めてとなりますが、本当にありがとうございました。
今後、一歩先に進んだところでご相談したいことが出てきたときはまたご相談させてください。
またCAFE LOSERや、ワークショップなどにも足を運んでみたいと思います。今後とも、宜しくお願い致します
このブログは、GoogleやYahooといった検索エンジンで、「何がしたいかわからない」というキーワードで長年トップヒットしているので、このテーマでのご相談は、私はこの10年、日本でも有数の相談数をこなしていると思っています。
なので、私のデータベースもかなりのものになってきて、最近、私の中でも、
「なぜそう思うか言語化できないけど、その方の雰囲気を見てわかる」
のような怪しげなことも多くなってきました。(笑)
なので、セラピーが終わっていろいろお話すると、
「杉田さんのブログはさんざん読んできたのに、全然気づいていなかった」
のようなことを言われることが多いんですよ。
自分だけで考えているとわからないけど、人といっしょに考えると見えてくるものってあるんですよね。
自分の後ろ髪は、自分でカットするのは大変です。
「髪」を美容院に行ってお願いするのと同じように、そういう「悩み」も、自分だけでガンバラずに、人にサポートをお願いしてみてはいかがでしょう?