「自分のことが決められない」
と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。
(ご本人の許可をいただいて掲載しております)
杉田さん
こんにちは。
△月△日、△日に個人セラピーを受けさせていただいた、○○です。□□より、急なお願いにも拘らず引き受けてくださりありがとうございました。
お礼と経過報告をずっとしたいと思いつつ、あわただしい日々に紛れて今となりました。
必要であれば△月か△月の一時帰国の際にも、というお話をして終わりましたが、お陰様で、ありがたいことに?現時点ではその必要もなさそうなのです。
何が起こったのか、いろいろ心の中の変化はたくさんあり、大きいのですが、言葉にするのが難しいですね。
セラピーを受ける前から、杉田さんのブログや本を読んで、自分には何が必要なのか、頭は気づいていたと思います。
そして、セラピーを実際に受け、これはやはり「体験型」であって、杉田さんのお手伝いのおかげで、過去の消化不良だった感情を成仏させるために、必要で重要な作業だったんだな、と思えました。
セラピー終了後の帰り道では、まず歩いているときの視野が広くなった気分になりました。
どういうことかすぐにはよくわかりませんでしたが、きっと人の目を気にし過ぎていたバリアが少し緩み、逆にしっかりと自分の目で周りを見つめようとする勇気が持てた感じです。
「他人にどう思われても」という気持ちは今までも持って生きてきましたが、それは意外と頭の中だけで、きっと実際には身体で行動できていなかったのです。
その呪いが解けた、というか(笑)母親と一心同体になって歩んできた15年ほどの後、心と身体のズレによってモヤモヤしながらもがんばって前進してきた後半15年、今ようやく殻を破り、ちょうど良い自分の生き方を探そうとする準備ができました。
一心同体の時期も、モヤモヤの自分もあったからこそ、いま一皮むけた自分があるので、何も後悔はありませんし、
そのおかげで杉田さんにも出会え、ポジティブに生きることだけが良いと信じていた自分が、時には後ろ向きでも前進している自分に気づき、それでも良いのだと認められるようになったことは大きく、本当に嬉しいです。
自分だけでなく、周りの人、そして未来の自分の子供に対しても、理解の幅が広がるだろう、という期待も持てるようになりました。
また、今回の体験を通し、親の存在というのは、本当に子どもにとって大きいのだな、ということも学びました。
親からの刷込み、幼い時の環境はとても大事で、結局すべての人々の人格、性格、性質等の形成の根本で、それを思春期、反抗期を乗り越え、バランスをとって「自分」を築いていくのが、理想的な成長のしかたなのですね。
「たとえお母さんが悲しんでも、私は自分で決めて行動します」
「いつまでお母さんの期待に応えようとするんですか」セラピーの最後に呪文のように自分に問いかけた(杉田さんの)この言葉。
帰り道から、毎日のようにつぶやきながら過ごしました。内心賛成していても、「自分で決めなきゃ!」
と半ば無理やり母の言葉をさえぎったり、
うっとうしく感じて反論してしまったりしたこともありました。
遅い反抗期の到来(笑)しかし最近は、私のバレエの道を生きがいとして応援してくれている母は、私だけでなく本当に「家族全員のために」何かをし、家族の幸せを自分の幸せと感じられる、最高の母!であることが改めてしっかりと見えてきました。
なので、ただ「母のために踊る、がんばる」という気持ちで自分がいっぱいいっぱいになるのではなく、今度は、私が「母を喜ばせてあげたい」という気持ちでバレエに取り組めて、良い気持ちになれています。
似ているようで、まるで違う気持ちです。。笑そしてようやく遅い反抗期を脱出し、今は自分の心の幸せを模索するのに、ゆったりとした気持ちで取り組めている気がします。
夫とも理解し合い再スタートすることができました。
また、最近なぜか自然と、杉田さんのブログに出てくる「渋々やる力」で行動して、あまり迷わなくなった自分にも気づきます。
セラピー中、「(4歳で?)成長を止めた私」から卒園し、ようやく入学式を終え、以来レストランでも「自分は何が好きなんだろう」と発見しようとするのが楽しくて仕方ありません。
なぜか小さなことに対しては、よくムダに優柔不断だった自分は、ゆっくりではありますが、決めて、(渋々でもまずは)行動できるようになっています。
迷った時は、杉田さんに頂いた言葉、
「失敗してもいいから、思いっきりやってみる」
が、ドンと背中を押してくれています。今までの人生を振り返ると、
本当に「やりたいこと」は自然とやってきているんですよね。
仕事として選んだバレエも、やっぱり結局は私が好きなのです。
苦しんでも、悩んでも、結局続けてきたのです。悩んでいたモヤモヤの根源は、バレエでも、母が決めたことでもなかったことに気づけたようです。
長くなってしまい、すみません。
まさに、杉田さんとの出会いは、自分の心が求めて探していた結果だったのでしょう。
さまざまな、モヤモヤを紙いっぱいに書いて泣きついて行った後に、たった3時間のセラピーで、様々な変化に気づく毎日が、不思議なほどです。
杉田さんが、私の中にある一番大きなカギを、ピンポイントで見つけてくれたおかげです。
また一歩ずつ前進するきっかけをお手伝いしていただき、本当に本当にありがとうございます。
いつか杉田さんの開く集いに参加できたらなぁ、とも思っています。
またモヤモヤがどうすることもできなくなりましたら、ぜひお願いしたいと思います。
みんなに必要とされて、全国にひっぱりダコでお忙しいことでしょう。
どうぞお身体を大切に、暑さに負けずに無理せずお過ごしください。□□や□□(または□□)にいらっしゃる際には、
どうぞご連絡ください。本当に、ありがとうございました。
またお会いできる日まで、お元気で。
子供が十分ひとりでできることに対して、親が、
「危ないから/ひとりでやると大変だから/ひとりでやるのは無理だから」
などという理由でそれをやってしまうと、
子供は、「自分の能力や決断に対する自尊心」が傷つき、
「自分なんかできない。自分では決められない」
と思ってしまうことがあります。
このような親の過剰な干渉は、一見「援助/善意」のように見えるため、子供は「断るのは悪い」と罪悪感を刺激され、親の干渉を受け入れてしまいます。
そういう子供は、大人になっても、自分のことなのに、なぜか自分で決められなかったりします。
心理セラピーでは、そんな方が「自分は、親とは違う独立した人間」であり、「自分のことは自分で決めていい」と腑に落ちるようにサポートしていきます。