「自分を出すことができない」

と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。

(ご本人の許可をいただいて掲載しております)

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杉田 隆史 様

ご無沙汰しております。
昨年の△月△日に個人セッションを受けました○○です。

本来であれば一年前の今頃に近況をしたため送るはずのところ、もっぱら私の怠慢により本日まで長引くこととなってしまいました。
大変申し訳なく思っています。

それでは、個人セッション(一年半前!)のその後について書かせていただきます。

私は「自分を出すことができない」という悩みで伺いました。
あれから、具体的には以下のような出来事がありました。

– – – – –

1. 新しい人間関係に恵まれる

友人の一人に、信じられないほど馬が合う人がいます。
普段おとなしく過ごしている私の箍を著しく外す唯一の人間です。
もう十年以上の付き合いになります。
私は、そんな友人に対してさえも、
常に話題を選んでいるところがありました。
盛り上がるテーマ以外は、注意深く避けていたのです。

セラピーを受けてから二ヶ月後のことです。
渋谷でその友人と飲んでいたとき、
以前ならば言わなかったであろう事柄を話題に挙げました。
秘密の趣味についてです。(アヤシーものではありません)

すると、友人の職場仲間にも同好の士がいることが発覚し、
これをきっかけに、その方々との交流が生まれました。

「新たな人間関係を築きたい」と思ってオフ会に行くなどしても、
これまでずっと上手くいかなかったのですが、
秘密の趣味から人間関係に恵まれ、
思いもよらぬ幸運に感謝しています。

2. 職場での人間関係が良くなる

私は、職場の宴席において、ひっそりと黙って飲んでいるタイプでした。
周囲の饒舌な空気にどうしても付いていけず、
テーブル端の目立たない場所で居心地の悪さを感じながら、
ああ来なければ良かった、といつも思っていました。

セラピーを受けた後、私は、飲み会へなるべく出席することにしました。
何故か分かりませんが、自然と参加したい気持ちになったのです。

酒の勢いも手伝ってか、以前と較べれば大幅に、
思うところを素直に喋り、楽しむことができるようになりました。
自分のことながら驚いています。

特に後輩との距離が縮まり、今年は彼らを引率して(!)
夏フェスに行きました。
職場では寡黙にしていたので、同僚との私的な交流というのは、
これまで無かったことです。

以前、催眠ワークショップの二次会の席で、
「○○さん、アナタ、実は人が好きでしょう?」
と杉田さんに言われました。
思い掛けず内心ショックを受けたのですが、
この言葉も効いていたのかもしれません。

– – – – –

私は、昔から人と話すことが苦手で、恐怖感すら持っていました。
個人セッションの後は、これまで他人と対する際に感じていた抵抗が、
かなり軽減した気がしています。
そう言えば、旧知の人からは
「最近、弾け過ぎ」と言われたこともありました(笑)

前述しました出来事は、以前の私では起こり得なかったことで、
杉田さんのセラピーを受けた結果だと思っています。
ありがとうございました。

自分を出さずにいれば、
気が合わない人を回避することができ、
また自分を守ることもできるが、
同時に、本当に気が合う人を見つける機会も失ってしまう。
このことは非常に腑に落ちました。

先ほど2回目の個人セッションの申し込みをさせていただきました。
そのときは、またよろしくお願い致します。

それでは、失礼致します。

 

「人がキライ」、「人とあまり接したくない」という方は確かにいらっしゃいます。

そういう人は、他人を避け、1人の時間を存分に楽しむことが幸せなはずです。

でも、セラピーに来られる方の多くは、「人がキライなフリ」をしていることが多いんですね。

その原因の1つとして考えられるのは、子供の頃、思ったとおりの関心や愛情をくれない親に対して、いちいち傷つくのがツラいから、

自分の方から「親に関心がないフリ」をして、自分を守り、そのフリを今でも「他人の前」で続けている可能性があるんです。

そういう人は、意識的、無意識的に人から離れようとしますが、そんな自分にどこか違和感を感じています。

セラピーでは、そんな方の「本当は・・・」を引き出していきます。

杉田 隆史

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