「人に依存してしまう」
と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。
(ご本人の許可をいただいて掲載しております)
杉田 隆史さま
お久しぶりです。○○です。
ブログいつも楽しみにしています。杉田さんに教えていただいたさまざまなことを言語化していただいて、
「ほー。こういう風に言語化するのかー」
と思って読んでいます(笑)△△に行って1か月が経過しましたが
あまりにも順調すぎてビックリです。全く彼女を作る気が無かったのに彼女が出来たり、
幼稚園からの友人の紹介でいろんな人が友達になったり・・・そんな幸せな報告はどうでも良く・・・
杉田さんとセラピーを行っていただいたときに
「一人暮らしでも始めたらどうですか?」
と言われたのを覚えています。
一人暮らしを始めて、洗濯も一人でやらなければならない、
掃除機も一人でかけたり、料理も一人でやったり。すごく大変・・なんて今のところ思ったことがありません。
「どの作業も楽しい!(笑)」
特に料理は親にほとんどやらせてもらったことが無かったので本当に楽しい。
料理をやろうとしたら、
「危ないからやめなさい!」
だとか
「朝は時間がないから私がやるわ!」
だとかいつも親に言われてました。
そんなことをいつも言われていたので、「料理はやりたくないこと」だと親に擦り込まれていたのかもしれません。
△△に来て、親の擦り込みからも解放され順調にやっています。
そんな感じで楽しくやっています。
また、何かあったら勝手に報告させていただきます
場合によってはセラピーに・・
(恐らく、もう大丈夫だと思いますが・・(大汗))ありがとうございました。
勝手な報告なので、もちろん返信不要です。
子供の頃、親から、「危ないからやめなさい!」と言われてばかりいると、親からの子供へメッセージは、
「私が心配することを、あなたも心配しなさい!」
として伝わり、親の心配が、子供に乗り移ってしまうことがあります。
また、「まだ小さくて無理だから、親がやる」ということも、その度が過ぎしてしまうと、子供の自尊心が育たず、
「自分は手伝ってもらわないと、できない人間なんだ」
と思ってしまうことがあります。
こうやって育った人は、社会に出ると、
「いつもやる前から、できない気がする」
「失敗が怖くて、行動できない」
「指示がないと、自分で考えて行動できない」
のようなことが起こることがあります。
こういう悩みをもっている人のツラさは、自分で悩みがわかっていながら、それに対して、
「自分で行動できないこと」(← そもそもそれ自体が悩み)なんです。
セラピーでは、こういうクライアントさんのツラい気持ちをいったん受け止めることは必要なのですが、いつまでも「このままでいいよ」にしてはいけないわけです。
成長を、自立を、促さないといけません。
どんなに不安でも、それに取り組んでみて、
「自分だって思ったよりできる!」
「最初はツラかったけどできた!」
「失敗したけど、何とかなった!」
という、「自分でやる喜び」を知ることが大切なんです。
セラピーでは、そんな方に、「心の成人式」をして、自分の人生に、自分で向き合っていけるようにサポートします。