「いつも不安になる」

と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。

(ご本人の許可をいただいて掲載しております)

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こんばんは。○○です。
先日はどうもありがとうございました!

セラピー前に自分でそれなりに考えて悩みの内容を絞っていったつもりだったのですが、出てきた言葉の抽象的なこと!

それを言語化し、輪郭を見せ、形作り、実体化して下さった杉田さんの力は本当に凄いです。

セラピーが順調に進み、予定時間よりも早く終わり、最後はこちらの我儘で雑談に付き合っていただく形になりました。
色々とお話し出来て、話を聞いて下さって、とても楽しい時間を過ごせました。

終了後は妙に頭がスッキリとして、“もっと話していたい!”と欲求が湧いてきまして、その気持ちに素直に従ってみた結果、上記のような形になりました。
あの時残ってよかったなと思っています。

体がぽかぽかとした感じがまだ残っています。
代わりに、胸がつかえたような、喉に何かが詰まっているような、あの“モヤモヤ”した感覚がなくなりました。

自分一人でどれだけ泣いても、分析しても、人に話を聞いてもらっても消えなかったのにとても不思議です。

今までモヤモヤが居たのが当然という状態でしたので、感覚がなくて少し寂しい位です(笑)
でも、もうあんな感覚は味わいたくないですけどね。
有り難くさよならしたままにしたいと思います。

セラピーを終えて間もないですが、2つ程変化がありました。
1つはお腹が空いても、“あー、お腹空いてるな”で済んでいること。

以前ならば、空腹を感じた瞬間に狂おしいほどの渇望感で、“今すぐ何か食べなきゃ!”という感じですぐにイライラしていたのですが、それが無いのです。

そこで、私が食べ物を食べている時って、親と私の関係が一番安定していた瞬間だったなということを思い出しました。

両親は私が沢山食べれば、“よく食べるね”と言いながら、嫌な顔一つせずお代わりをくれて、自分の分まで分けてくれました。

食べるということに関しては親も肯定的で、私も何の疑いも不安もなく安心して食べていることが出来ていました。

ですが、親と決別して自分を愛していくと決め、安心感を得た今、“親との関係が安定する、肯定出来る”ツールである“食べること”がそれ程必要では無くなったのかなと思います。

もう1つは…職場に仮病を使って休んでしまいました…!!
褒められた行為では無いのですけど、これまでなら無理してでも出勤して途中で帰ってきたりしてする位だったので、休むという決断を下したことに本当にびっくりです。

怠くはありましたが、まぁまぁ元気だったので行ったら行ったになったんですが、内側から
“ねえ、今日休んじゃ駄目?
癖にしないからさ、1回位いいでしょ?”
と囁きが聞こえまして。
ネットで“仮病 罪悪感”とか検索しながちゃっかりと休みました。

そしたら凄く嬉しかったんですよ。
職場に行かなくていいことよりも、自分の声を聞いてもらえた!って感覚が強くって、それが堪らなく嬉しかった。

行っても仕事は出来ただろうけど、今日休んだことでもっと違うものを手に入れられた気がします。
同僚からもお見舞いメールが来て、申し訳ないけどちょっと嬉しい、素直な気持ちで返信出来ました。
お陰で明日から頑張れそうです。
今日の分までやっつけていきます!

昨日おすすめして下さった本も、昨日の内に購入して読みました。
“あ!”と言いながら、所々泣きながら読み終えました。
内容がドンピシャでした。
杉田さんがおっしゃっていた通りでした。
“ああ、私、これだ”と思いました。

セラピーをする前なら内容もそんなに入ってこなかったのでしょうけど、セラピー後で内容もすんなりと自分の中に入っていきました。

これから自分に何が起こるんだろう?
でも大丈夫、安全基地も愛もある。
こんな気持ちで日々を過ごしていけそうです。
宿題もやっていきたいと思います。

まとめたつもりが長文になってしまいました。
まだ少し気温差がありますので、どうかご自愛下さい。
それでは失礼します。
本当にありがとうございました!

 

> 自分一人でどれだけ泣いても、分析しても、
> 人に話を聞いてもらっても消えなかったのにとても不思議です。

自分の話を人に聞いてもらえれば、楽になります。

受容的に、真剣に聞いてもらえれば、なおさらです。

でも、私がセラピーの勉強をしていく中で、どんなに受容的に、真剣に話を聞いてもらえても、あまり効果を感じられないタイプの悩みがあることもわかってきました。

それをわかりやすい言葉でいうなら、

「自分でも理由がわからないけど、ずっと不安」

「なにか悪いことがあるわけでもないのに、全然安心できない」

のようなタイプの悩みです。

こういう方は、本人が本当は何に悩んでいるかわからないですし、わからないから、手の打ちようがないし、ということが起こります。

今はそういう人ほど、セラピーを受けて欲しいなと思っています。

杉田 隆史

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