「仕事がうまくいかない」
と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。
(ご本人の許可をいただいて掲載しております)
メンタルトラベル 杉田隆史様
ご無沙汰しています。
半年前ぐらいにセラピーを受けた○○と申します。
お礼が大変遅くなりました。
その節はどうもありがとうございました。最近、自分の気持ちが少しずつまとまってきたようなので、
遅ればせながらご連絡差し上げます。随分前のことで、既に忘れられているかと思いますので、
セラピーを受けた経緯とその時の感想、
その後の変化について順に書かせていただきます。<セラピーを受けた経緯>
働かなくてはいけない状況にあったが、
過去に仕事が上手くいかず辞めているので、
どんな仕事が自分に合うかわからないし、
「何がしたいかわからない」と堂々巡りになってしまっていた。
ブログを読むうちに、「成長が止まっている人」と
自分の状況がかなり一致していることに驚き、
セラピーを受けることにした。<セラピーを受けて>
①ずっと悲しい気持ちを無視し続けてきたことに気づいた。
セラピーを受けている時、
悲しい気持ちで泣きそうになってもずっと笑っていたようで、
「なぜそんな気持ちなのに、そんな表情なのですか?」
と聞かれた時、自分の中の違和感に気づいた。
今までずっと、心のどこかで「泣きたくない」と思っていたようで、
だから顔は反対に笑ってしまっていた。
以前、職場で同僚が怒られていたが、
上司と目があった時に「ニコッ」としたら
「何で笑ってんだ」とこっぴどく怒られた。
その時はなぜ怒られたのかわからなかったが、
今は、自分がなぜ笑いかけてしまったのか理由がわかったし、
上司がなぜ怒ったのかも理解できた。②母親が私に期待するのは母親の勝手。
私は母親の言う通りにしなくてよい。
誰かが期待するのは勝手だが、
自分はその期待に応えるために生きなくてよい。③今まで自分で考え、自分で決めるということを
ほとんどしてこなかったので、自分で決めるのは怖い。
では今の状況のままでいいかと言われると、やっぱり嫌だ。
失敗してもいいから、自分で考え、
自分で決めてみよう、と思えた。④自分の中の怒りの感情に気づいていなかったことと、
「怒る練習」をしたほうがいいということ。
自分ではそんなに怒っていないと思っていたけれど、
実は結構怒りの感情があった。
それから、それを上手く表現できていないので、
「怒る練習」をしたほうがいいということ。<セラピーを受けて数ヶ月の間にゆっくり変化したこと>
①よくわからないけれど、
以前よりなんとなくいつも気持ちが落ち着いているというか、
安定しているというか、そんな感じで過ごせている。
以前は何か漠然とした不安定な気持ちが常にあったような気がする。②気がつく事が多くなった。
これもなぜそうなったのかはわからないけれど、
最近よく色々なことに気づけるようになった。③当初の問題だった、「何がしたいのかわからない」は、
実は「働きたくない」ということに気がついた。
自分がそんなタイプだと思いもしなかったので、
腑に落ちるまでかなり時間がかかった。
けれど、不思議な事に偶然?にも短期間ではあるが、
職に就くことができたし、働くことについての抵抗もなかった。④自分はもしかしたら「やりたい仕事に就きたい」のではなく、
「人間関係が良い職場」ならどんな仕事でもいいのかもしれない
と思うようになってきた。
今の職場は短期ということもあるし、
みんないい人ばかりでほとんどストレスがない。
仕事自体は忙しいが、行きたくないと思ったことはない。
こんな状況は初めてかもしれない。
自分が重視するのは「人間関係」なのかなぁ、となんとなく思う。
でも、今までの考えが残っているようで、
一方ではまだ自分の適職は何か知りたいと思っている。
自分の可能性を捨てきれないこの状態が
「自己愛が強い」状態なのかも?こうやって書いてみると劇的な変化は無かったけれど、
なんとなく以前より段々良くなってきているように思います。
まだまだ何かを決めたり判断する時に、
誰かに聞いてしまうことも多いですが、
これからも少しずつ変化していけたら嬉しく思います。セラピーがとても良かったので、
その後ワークショップ(「悩みと上手く付き合う方法」)
にも参加させていただきました。
簡単ですが、その感想も追記致します。<ワークショップ(「悩みと上手く付き合う方法」)に参加して>
①今まで自分が悩みや問題だと思っていた事は、
実は無意識からのサインで、
見方を変えると何かに気付くきっかけになるということを知った。②今まで気づかなかったが、
いかに自分は自分の気持ちを無視してきたか、
ということに気づいた。
また、自分がどう感じるのか、好き嫌いも含めて
もっと優先させようと思った。③悩みや問題を頭で考えると堂々巡りしてしまうが、
紙に書き出すとパソコンのように頭の中の空き容量が増えて、
処理能力が増す(というか戻る?)ような感じがして、
具体的な解決策をきちんと考えられるようになった。
今までは、何かあると、「どうしよう、どうしよう」と
不安や恐怖で「解決するにはどうすればよいか」
というところまで考えることができなかった。
今では何かあると自分の気持ちも全部含めて
紙に全てを書き出すようにしている。このワークショップに参加して、他にも色々体験したことが
とても良い経験になりました。今はまだ使いこなせていないものもありますが、
自分にとってはこのテキストがお守りのような存在で、
きっと何があっても大丈夫、と今では思っています。今まで、ずっと長い間、心理学の本を読んだり、催眠療法を受けたり、
高額な代金を支払って関連するセミナーに参加してきましたが、
正直、ここまでの変化はありませんでした。セラピーも含め、杉田さんに出会えて本当に良かったです。
どうもありがとうございます。いつになるかはわかりませんが、
またセラピーを受けたりワークショップに参加する機会が
あると思いますので、
その時はどうぞよろしくお願い致します。では、今後もお体に気をつけてお過ごしくださいませ。
このクライアントさんが言っておられる
という悩みは、子供の頃から、
自分で考えて、
自分で決めて、
自分の思った通りに行動して、
自分でその行動の責任を取る、
という一連の経験が少なかったことから、
「自分自身というものが失われてしまう」という悩みなので、よく「何がしたいかわからなくなること」が多いようなんですね。
セラピーでは、そういう方に、
> 今まで自分で考え、自分で決めるということを
> ほとんどしてこなかったので、自分で決めるのは怖い。
> では今の状況のままでいいかと言われると、やっぱり嫌だ。
> 失敗してもいいから、自分で考え、
> 自分で決めてみよう、と思えた。
と、カラダで感じられるようにサポートしていきます。