自分の「やりたいこと」を
探しているあなたも
探していないあなたも
こんにちは。
喜んでもらえると思っておでんに豆腐を入れたら「豆腐はいらない」と言われてしんみりし杉田です。
1週間お疲れさまでした!
あ、どうでしょう、みなさん、「やりたいこと」ってありますか?
この「やりたいこと」って、「やりたい仕事」という意味だったり、
仕事か趣味とか関係なく、「自分がのめり込めるもの」という意味だったりと、
人によって若干捉え方が違うとは思うんですけど、
そういう「やりたいこと」が見つからない人に対して、「こうすればやりたいことが見つかる!」みたいな話をする人ってたくさんいるじゃないですか。
時に「やりたいことを見つけるビジネス」として。
でも私、やっぱりそういう話に違和感があるんですよ。
というのは、私、「何がしたいかわからない」というワードで7年間グーグルの検索順位が1位だったことがあるので(現在は8位くらい)、
その間 日本中の「やりたいことが見つからない」という方とたくさんお会いしてお話を聞かせていただいて、その後を拝見してきたので、
「こうすればやりたいことが見つかる!」みたいな話って、安直すぎるというか、
その「こうすれば」をしたからと言って、特別やりたいことが見つかる確率が上がるとは思えないって思ってるんです。
(そんな話はコチラからどうぞ)
というか、そもそも「やりたい」ってカラダの「感覚」なのに、それをアタマで「思考・分析」して見つけるのってどうなの?
っていつも思ってるんですよ。
だってそれって、好きなミュージシャンがいない人に、「自分は過去にこういうタイプの曲が好きだったから・・・」とかアタマで思考・分析して、好きなミュージシャンを見つけようとしてるようなもんでしょ?
そんなことして見つかるとは、とうてい思えないんだよなぁ。
あ、なんか話がそれましたが(笑)、私、そんなこんなで日本中の「やりたいことが見つからない」という方とたくさんお会いしたこともあって、
「やりたいことを見つける」ということに関しては長い間アンテナを立ててきたんですけど、
実際に「やりたいことが見つかった」という方にお話をうかがうと、
- なぜか小さいころから、◯◯をやりたいと思っていた
- 留学した時、◯◯に興味をもった
- どうしてもやりたいことを見つけたくて、たくさん転職しているうちに見つかった
- ぜんぜん興味ない仕事だったけど、やってみたらハマった
- 友人に誘われて◯◯教室に行ったら楽しくてのめり込んだ
- 適当に選んだ仕事だったけど、尊敬できる上司に出会って仕事がスキになった
- たまたま家から近いから入った会社が、働いてみたら楽しかった
- やりたいことがわからなかったけど、結婚して子育てしたら、これがやりたいことだったんだと思った
みたいに、ホント「やりたいこと」の見つかり方は、さまざまなんですよ。
とても「こうすればやりたいことが見つかる!」なんて言えたもんじゃない。
私のまわりにいる「やりたいこと」をやっている人たちにも、「やりたいことが見つかる方法ってあると思う?」って聞いてみても、「ないと思う」って言われますし。
あ、でもやりたいことが見つかった方たちのお話を聞いてると、注目すべきことは、
「入り口としては自分が興味ある道を進んだわけでもないのに、結果としてはやりたいことが見つかった」って方がけっこういる
ってことなんですよね。 感覚としては、やりたいことが見つかった方の半数以上はそういうケースな気がします。
⬇実は私自身も、まさにそんな感じで「やりたいこと」にたどり着いているんですよね。
1年4ヶ月の無職の後、最終的には貯金が尽きて、仕方なくやりたくもない「スクール運営スタッフ」の仕事に就く。
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仕事の中で「販売」の勉強をしないといけなくなり、しょうがなく生まれて初めてビジネス書を読んだら、そのビジネス書がおもしろくて、それをキッカケにたくさんビジネス書を読むようになる。
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ビジネス書を読む中で「速読」の話が出てきて興味を持ち、速読の講座に通って速読の練習をしている時にたくさんの心理学の本を読んだことで心理学に興味を持つ。
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そのおかげで、今やっている心理セラピストという仕事を「やってみたいな」と思うに至る。
ね、まさに私も、入り口は自分が仕方なくした仕事がキッカケになって、やりたい仕事が見つかってるんでしょ?
渋々でも「進んだ」から今があるってことでしょうか。
なので、
「やりたいこと」は、やりたくないことをしている時でさえも見つかる
わけですよ。
だからもし今あなたが「やりたいこと」をしていなくても、悲観的になることはないんですよ。そういう状態だって「やりたいこと」は見つかりますからね。
要は、「やりたいこと」って、
- 運とか縁で見つかることがほとんど
- 見つかる時は、見つかるし、見つからない時は、見つからないもの
なんだと思ってるんですよ。
だから、私、もしあなたが「やりたいこと」を見つけたいなら、
そんな大げさなことしなくても、
「やりたいことを見つけるビジネス」に大金を払わなくても、
ただ日々、「運」や「縁」に出会うために、「偶然」が起きる確率を高めることを淡々とすればいいだけじゃないか
って思うんですよね。
私は良い人生って結局「運」だと思っていて、そのためには「良い偶然」が起こるといいと思うんですね。
なので偶然にあうためには、家にずっと引きこもっているよりは、家から出たほうが起こりやすいし、人と接しないよりは、接したほうが起こりやすいし、ってくらいのことだと思っています。— 杉田隆史 - 心理セラピスト(悩んでいない人の悩み相談) (@takashisugita) January 30, 2024
あ、でもですね、「やりたいことを見つける」ってことに関して1つだけコツを付け加えると、
やりたいことは、「意識的に」探すと見つかりづらくなる
ってことは言えると思っています。
これどういうことかというと、
「やりたいこと探し」って、「やりたいことがない時にだけ」なされるもので、
やりたいことを見失った時に、「やりたいこと探し」が始まる
わけじゃないですか。
ということは、そもそも
「やりたいこと探し」をしているうちは、やりたいことが見つからない
ってことなんですよ。ちょっとトリッキーな言い方になりますけど。
だって、「やりたいこと探し」をしているうちは、自己認識が、
「自分 = やりたいことがない人間」
ってなってるってことですから、無意識に「自分 = やりたいことがない人間」だということを証明するようなことしちゃってるってことでしょ?
それに「自分 = ◯◯」って行動を繰り返すと、その◯◯が強化されますからね。「あぁ、やっぱり私は自分が思った通りの「やりたいことがない人間だ」ってなる。
なのでこの話って、「自信がない」という悩みは、意識的に「自信をつけようとする」と悩み続けるけど、「自信なんてあってもなくても、どうでもいいや」ってなると解決するのと同じことで、
もしあなたが「やりたいこと」を見つけたいなら、
「やりたいことを探す」なんてことを忘れてこだわらなくなった時、見つかりやすくなるんじゃない?
ってことなんですよね。
あ、私、今この記事を書きながら、所ジョージさんのこの言葉を思い出しましたよ。
「なりたいものになるんじゃなくて、なったものが自分なんだよ。
なりたいものを求めるんじゃなくて、そこで楽しく暮らせよってことだよ。
そしたら、やがて勝手に夢が出てくるから」
んー、なんかこの所さんの言葉に全てが込められてる気がするんだよなぁ。
さ、ということで、長くなりましたが、今回の記事は、
もしあなたが「やりたいこと」を見つけたいなら、大げさなことをする必要はなく、
ただ、「運」や「縁」に出会うために、「偶然」が起きる確率を高めることを淡々とすればいいだけじゃない?
でも、「やりたいこと探し」を「意識的に」しているうちは、やりたいことが見つかりづらいかも?
なので、
「やりたいことを探す」なんてことを忘れてこだわらなくなった時、見つかりやすくなるんじゃない?
てな話でしたとさ。
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!