プロフィール
杉田 隆史(すぎた たかし)
心理セラピスト
国家資格キャリアコンサルタント
悩んでいない人の悩み相談 メンタルトラベル代表
1970年東京都生まれ。高校の頃から漠然とした生きづらさに悩まされ、大学卒業後も仕事を転々とする。「心の病気じゃないけどツラい」という状態を20年間続ける。32歳の時、1年4ヶ月の引きこもりも経験。
2006年に心理セラピーと出会い、初めて生きづらさから解放されたことをきっかけに、日本のおける第一人者たちから様々な心理セラピーの技法を学ぶ。
自らの経験から、「心の病気じゃないけどツラい」という人にも受け皿が必要だと感じ、「悩んでいない人の悩み相談」という看板を掲げて、心理セラピーの個人セッション、ワークショップの開催。クライアントは日本国内はもちろん、海外からも訪れ、これまで5000人以上の悩みを聴き、セラピーを行なってきた。
メディア出演
東京FM 「Daily Planet」
雑誌「BIG tomorrow (ビッグ・トゥモロウ)」
東洋経済オンライン
雑誌「DIME(ダイム)」
「正しく悩む技術」(韓国語版)
「なんだか生きづらい」がスーッとなくなる本(三笠書房)
(「正しく悩む技術」文庫版)
ワークショップ・イベント開催実績
東京、大阪、福岡、札幌、長野、広島、ゴールドコースト(オーストラリア)、ハローワーク職業訓練校など、250回以上開催
メッセージ
生きづらかった20年
自分より先に家族に問題が起きていました。
家族の摂食障害、パニック障害、ひきこもり、うつ、離婚、自殺未遂・・・家族が次々とバランスを崩していくなか、自分だけは家族を励まし、家族の人間関係を調整しながらなんとかバランスをとって生きているつもりでした。ところが、気がついた時には、私自身も漠然とした生きづらさを感じながら仕事を辞め続け、流浪の人生を送っていました。
最悪だったのは32歳の時です。
当時、転職活動していたのですが、ほとんど書類審査で落ちていましたし、運よく面接に行けたとしても、あまりの転職回数の多さや、一貫性のないキャリアを突っ込まれると、私がオドオドしてしまい、面接担当者に怒られたり、呆れられたり・・・。
そんな失敗を何ヶ月も繰り返すうちに、どんどん卑屈になっていき、ついには簡単なアルバイトの面接すら受からなくなっていました。
すっかり自信をなくした私は、お酒ばかり飲んで、1年4ヶ月引きこもります。
「このまま社会に出る機会を失い自殺してしまうのではないか」と、自分の存在が消え入るような恐怖に毎日おびえていました。
その後、引きこもりから抜け出し、なんとか就職はしたものの、いずれの仕事も長続きせず、36歳になっても、印刷工場でアルバイトしていました。
ドンくさい私は、そこでも役に立てず、他の20歳代前半のバイトから「バカ!」とか、「帰れ!」とか言われていましたが、何も言い返すこともできず、ションボリと働いていました。
その頃の私を知る友人からは、「今、元気になったから言えますけど、あの頃の杉田さん、あのまま死んじゃうかと思いました」なんて言われましたから、まわりの人も私をどう扱っていいかわからず大変だったと思います。
そんな生きづらい期間を20年間続けた私ですが、あるきっかけで心理セラピーと出会いました。
なぜセラピストを目指したか
忘れもしません。6月20日のことです。
長い間無職で、就職できないことに悩んでいた私に、友人が言った一言です。
「どうして杉田さんが就職活動しているのですか?杉田さんは感度が高いんだから、それを生かす仕事をすればいいじゃないですか?」
友人には、なにげない一言だったのかもしれません。でも私には衝撃的でした。
それまでの私は打たれ弱く、すぐに耐えられなくなって転職を繰り返す自分をとても恥じていました。ところが友人は「打たれ弱い」ということを「感度が高い」と表現をしてくれたんです。
「そうか!私は感度が高いのか!!!」
この瞬間から私の短所は長所に変わりました。そして、この言葉がセラピストを目指すキッカケにもなりました。
自分になる
今にして思うと、私は、「自分でないものになろうとしていた」から苦しかったのではないかと思っています。
「こうでないといけない」という思いにたくさんとらわれていました。
世の中には、「こうすれば幸せになれます」のような話はたくさんありますが、私は、それに「答え」があるわけではなく、結局「自分になる」ことで幸せになれるのだと思っています。
つまり、幸せになるのには、多くのものが必要なのではなく、「今のあなたの中にあるものだけで充分になれる」ということです。
そんなあなたの「自分になる旅」をご一緒に取り組んでいきましょう!
杉田 隆史