「自分の心の声を聴く フォーカシング・ワークショップ」

このワークショップは、「フォーカシングという心理療法を1日かけてじっくり学びましょう」というワークショップです。
フォーカシングでは「カラダの感覚を感じる」ということをするのですが、これできることはホント大切なんです。
その理由をご説明させていただくと、もしあなたが杉田のブログ「正しいネガティブのススメ」を読んで「楽になった」とか「スッキリした」と思ったことがあるなら、その時あなたの内側で何が起きていたのかというと、
人には、
「言葉にならない感覚」
「言葉になる以前の感覚」
というものが「自分の内側」にあるんですよね。
でもそれが言葉にされていないと、自分ではその存在がよくわからなかったりするんですよ。人によっては、その状態のことを「なんかモヤモヤする」なんて言ったりするわけです。
でも杉田のブログに、そんなあなたの内側にある、
「言葉にならない感覚」
「言葉になる以前の感覚」
が「ブログ上に言葉として書いてある」わけですよね。
すると、それを見たあなたは、
「あなたの中の言葉にならない感覚 = ブログの言葉」
がバチーンと一致して、
「そうそう、そうなんだよね!」
「あー、私はそう思ってたのか!」
「私って、そうしたかったんだ!」
とか気づくことができるわけです。
人は、そうやって自分の内側にあっても言葉にできない感覚に「形」が与えられると、「あー、そういうことか!」ってことになって、なんだかフワァ~と楽になったり変化が起きたりするんです。
そういうのが私のブログを読んで、「楽になった」とか「スッキリした」なんて言ってくださる方の内側で起きていることで、それはもっと言ってしまうと、カウンセリングやセラピーを受けた時、元気になる方に起きていることでもあるんですね。
人は自分の内側に「ナニか」あっても、それを意識化できないと悩みますから、あなた自身があなたの中の言葉にならない感覚 を日常的にバチーンと一致させることができたら、もっとイイと思いませんか?
それをする技術が「フォーカシング」だということです。
フォーカシングワークショップの内容に関してですが、まずは以下にある過去にワークショップの参加された方の声をご覧いただくのとよいかもしれません。
今回は、心の感覚の変化を感じるシンプルな方法を試したり そもそも「感覚」「意識」ってなんなの? という基本的なことから教えていただけたので 無理なく理解し掴みながらワークを進めていくことができました。
フォーカシングのワークをすると、 負の感情(不安や悲しみや妬みなど)にのまれそうな時、 そこから少し離れて自分の内面をみつめる余裕ができるので、 感情に振り回されることがなくなります。
最近では、何気ない心からのシグナルに ちゃんと耳を傾けることができるようになり、 より楽に、よりおだやかに日常を送ることができるようになったように思えます。
パワフルな効果や即効性はもちろんのこと、 フォーカシングのワークで1番ポイントと感じたのはシンプルさです。 とてもシンプルなワークなのに、私が望んでいる心の状態に スッといとも簡単にもっていけたので驚きました。
誰も傷つけず、誰に気兼ねすることもなく、 自分の中にもともと持っている内なる叡智とつながることで、 自分の可能性とも繋がり直し、 なんとも言えない平安や自己信頼の気持ちがわくのを体験しました。
クリアリング・ア・スペースは、日常生活に使えそうだなと思っています。 怒りや罪悪感など、感情があふれて自分が飲みこまれてしまいそうな時に 体と言葉を使って、あふれる感情と適切な距離を保てる、 とても分かりやすいワークでした。
自己啓発でもスピリチュアルでもなんでも、 「あなたはそのままでいい」とか「生きてるだけですばらしい」とか いくらでもその手のメッセージはあるのですけど、 そんな言葉を一切使うことなく、 他人から承認されたり与えられることでもなく、 自分の中から暖かな泉のように こんこんとわき出る”自己肯定感”を感じられたこと。 それを感じられる自分を発見した喜び。 私にとって、今回のフォーカシングWSで得た最大のものはそれです。
あと夢のフォーカシング!!!あれはすごかったですね~。何の脈絡もない、支離滅裂な夢を扱ってフォーカシングしたのですが自分でも意識していなかったような心の動きを感じ、自分の口から言葉にすることができてこんな答えが自分の中に眠っていたのだと自分でもびっくりしました。「答えは自分の中にある」ということを素直に実感した瞬間でした。
今の私にとって、フォーカシングはなくてはならない人生の宝となっています。 「やさしいフォーカシング」の著者が”はじめに”で 「…それよりもフォーカシングを生きるという方がぴったりです」 と書かれていたのが、今はとてもよく分かる気がします。
(体験者の声全部はコチラからどうぞ)
自分の心の声を聴く フォーカシグワークショップ体験者の声
杉田からのメッセージ
この「フォーカシング」という技法は、実は私がセラピストの勉強の始めた時、最初に学んだ心理療法だったんですね。
でも当時はその凄さがわからなかったんですけど、改めて学び直してみたら 「フォーカシングって、こんな素晴らしかったのか!」 って思ったんですよ。
私がそう思ったは3つあります。
セルフセラピーとして最高!
いろいろセラピーの技法を学んできましたが、「自分1人できるセラピー」としては、フォーカシングが最高だと思います。
やり方がシンプルだし、場所を選ばずできます。 一度覚えれば、ずっとあなたの人生にお供してくれます。
いろいろな悩みに使える
フォーカシングは、「性格の悩み」とか、「こういう場面でつらい」といった一般的な悩みだけではなく、
「転職したいのか?したくないのか?」
「明日どのように過ごしたいか?」
「今度のイベントはどんな企画にしたいか?」 (← 私はよくやります)
など、「いくつかの選択肢で迷っている時」や、「アイディアを出したい時」などでも、フォーカシングは役立ちます。
自分がわかる
セラピーをしていると、 「自分がどう思っているかわからない」 「自分が何をしたいかわからない」 という方が多くおられます。
こういう方は、「本来1つであるアタマとカラダが分離してしまっている」んですよね。
そんな方にフォーカシングはピッタリです。フォーカシングは、カラダの感覚に丁寧に寄り添っていくことで、「自分の心の声を聴いて」いきます。まさに、「自分がわかるようになる技法」だと思います。