「実家に帰った後の家族との生活に不安がある」
と悩んでおられたクライントさんから、
個人セッション(心理セラピー)の後にいただいた感想です。
(ご本人の許可をいただいて掲載しております)
お元気ですか?
今年の△月に2回目のセラピーを受けた○○です。今回は相談でなくただの近況報告です。
というのも最近のブログに書いてあったことはほんとに有料にしてもいいぐらいだし、本を書いてもいいぐらい私のことにあてはまっていたからです。
毎回すごくいいいいことを教えて下さりありがとうございます。
最近の私セラピー後に得た穏やかな心の毎日です。
東京での暮らしの方が気楽だったのですが、実家ではお金のことを心配しなくてもいいことで、まんがにも集中しつつある日々です。
といっても、まったく家族との間に何もないわけでなく、やはり家族の何気ない一言でモヤモヤしています。
今までならブログに書かれていた通り、私は自動的に感情を麻痺させて怒りを殺して何でも無かったようにしていました。
怒ってしまった自分を責めていました。今はセラピーやブログのおかげで、毎日寝る前に、日記というか、今日感じたことを書き、もやもやするのはしかたない、あんなこといわれて嫌だった、
むかついたとか感情を出してなるべくなら不良少年達と付き合うようにしています。というのは私にはすごく大切な言葉です。
自由に感じていいんだ、善悪とか常識だと思っていたことに縛られなくていいんだと、がちがちに固まっている心をゆるめてくれました。こうしてブログや本で定期的に気づくことで心とうまく付き合える方法だと思います。
自分はまだ子供を持ったことが無いのですが、子育てってすごく責任が重いと感じています。
もしそうなったら、子供が自分と同じような思いはして欲しくないからです。
親と自分は違うとわかったのですが、親のクセが自分にもあるのでちょっと怖いです。
ただ親が私にくれた愛情も以前より感じることが多いので、親の育て方が悪いとか子供の育ち方が悪いとは言えない。
その時感じた子供の感情を、親になった私が聞き取れたらいいのかなぁと思いました。新たなセラピーの依頼で無く申し訳ないのですが杉田さんのますますのご活躍を願っております。
そしてこんな私なので、またセラピーをお願いすると思います。
その時はよろしくお願いいたします。
それではまた(^◇^)
子供の頃のイヤな場面で感じた、「腹が立つ」、「悲しい」、「怖い」といった感情を、表現せずに押し殺してしまうと、その感情は「未完了」のまま、その人の中に残ります。
勝手になくなってはくれないんです。
すると、大人になっても、子供の頃のイヤな場面と同じような場面に遭遇した時、その「未完了の感情」があなたに蘇ってきます。
たとえば、子供の頃、父親が怖かったけど、その迫力に圧倒されて、その「恐怖」を表現できなかった人は、同じようなタイプの人に近づく時、「恐怖」を感じたりします。
子供の頃、母親が話を聞いてくれなくて、内心怒っていた人は、話を聞いてくれない人に会うと、抑えられないような「怒り」を感じたりします。
そんな「未完了の感情」を処理し、それを新たな解釈に換えるのが、心理セラピーです。