成長が止まっている人

自信がない

「ひみつのアッコちゃん」というアニメを

ご存知のあなたも
ご存知ないあなたも

こんにちは。

「豆腐屋さんが本気で作った豆乳ソフトクリーム」というものを食べたら、あまりにも味が豆腐に寄っていたので、もう少し本気で作らないくらいのソフトクリームにして欲しかったと思い杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、今回の記事は、

「成長が止まっている人」

というテーマでお話したいと思います。

あ、いきなり「成長が止まっている人」とか言われても、意味がわかるような、わからないような感じだと思うんですけど、

このブログで言う「成長が止まっている人」とはどんな悩みなのかは、この後くわしくお話するとして、

今回なぜこ「成長が止まっている人」という悩みを取り上げたかというと、こういうクライアントさん、私の 個人セッション(心理セラピー) にけっこういらっしゃるんですよね。

でも世間からあまり理解されていない悩みだったりするので、

本人は自分になにが起こっているかわからなくてツラいし、
まわりの人もその人をどう扱っていいかわからなくてツラいし、

ということがよく起きるので、

まずは、今回の記事を読むことで、

「成長が止まっている」という悩みを持つご本人に、自分にどういうことが起こっているのかわかっていただきたいのと、

「成長が止まっている人」がまわりにいる方にも、その悩みを理解していただきたいのと、

その両方の想いを込めて今回の記事を書きたいと思います。

 

「成長が止まっている人」の特徴

ではいきなりですが、こういうことで悩んでいる方はいらっしゃいませんか?

たくさんありますが、とりあえずザッと並べますね。

(1)自分でできない

  • いつも人に頼ってしまって、自分で解決しようとしない
  • すぐ「自分にはできない」と思っていまう
  • 最後までやり遂げられない
  • 「うっかりミスを繰り返す」等、「できない人」の立場を取る

(2)自分で考えられない、決められない

  • 自分の考えを求められると、頭の中が真っ白になって何も考えられなくなる
  • 考える場面になると、頭が混乱する
  • 自分の意見がない
  • 自分で決められないので、誰かに決めてもらおうとする

(3)自分で自由に行動できない

  • 自分の考えで行動しようとすると、恐怖を感じる
  • 自分に自信がないために、やりたいことができない
  • 考えるばかりで、結論を出せない
  • 失敗を極度に恐れる。
  • 「これでいいですか?」と他人に行動の許可を求めたがる

(4)おまけの特徴

  • 外見やしゃべり方が年齢に比べて幼い
  • よく時間に遅れる ← セラピーにも遅れてくることが多い(笑)

 

あ、どうでしょう? みなさん、当てはまることありましたか?

きっと、「ほとんど当てはまらない」という方も、「多少はそういう面もあるかも」という方もいらっしゃると思うんですけど、

この(1)(2)(3)のどれか、もしくは全部の傾向が、非常に強く表れている人っていらっしゃるんですね。

で、そういう人のことをこのブログでは、「成長が止まっている人」と呼んで話を進めたいと思います。

それを世間的にわかりやすい言葉で言うなら、

「依存的な人」
「子供っぽい人」
「心配性」

とか言うことができるのかもしれません。

これでなんとなく「成長が止まっている人」という悩みのイメージがつかめましたでしょうか?

 

「成長が止まっている人」に起きる問題

ではそんな「成長が止まっている人」ですが、どんな問題が起きやすいのかというと、主に「仕事で」起こることが多いんですよ。

というのは、「仕事」というのは、日々「成長」を求められますから、「成長が止まっている人」にとっては特に苦手な場所なんですよね。

具体的にはこんなことが起こります。

(1)仕事の指示を覚えられない

ミスを何度注意されても直らない。
言われたことが頭に入ってこない。
そんなことを連発しすぎて、ものすごく怒られて、それがツラくて会社を辞めることを繰り返している(いつも仕事ができない)

(2)仕事の進め方を自分で決められない

誰かにOKをもらわないと不安で仕方ないので、いちいち確認してしまう。
「自分で考えろ!」とか怒られたりもする。

(3)すぐパニックになる

「何時までにこれを仕上げて」とか言われると、頭がパニックになって、なにから手をつけていいかわからなくなってしまう。
そもそもやる前から「自分にはできない」と思ってしまう。

(4)自分の意見がない

自分の意見を求められても、ぜんぜん出てこない。
そもそも自分の意見がわからない。

 

「成長が止まっている人」には上記のようなことが仕事で起こりやすいんですよ。

なので、会社のまわりの人は、「この人、なんでこんな簡単なことができないんだ?」って理解不能になるんですね。

でも本人はワザとやっているわけではないし、一生懸命やってもできないしで、

「何で自分だけこんなにできないんだろう。私ってバカなんじゃないか・・・」

なんて思って、とてもミジメな思いをするんですよ。

 

「成長を止めてしまう人」になった原因として考えれること

ではなぜ「成長が止まっている人」になってしまうのでしょうか?

ここではその原因として考えれることをザッとあげたいと思います。

「成長が止まっている人」に当てはまる方は、子供の頃の親子関係の中で、以下のような経験をしていることが多いです。

 

  • 過保護、過干渉の親に育てられ、「自分でやる機会」を奪われてしまった
  • 親が自分の世話を喜んでやっているのを感じて、親の世話を受入れた
  • 「ああしろ、こうしろ」と指示的で支配的な親に育てられた
  • 「あなたは私の言う通りにさえしていればいいのよ」「お前は私の言う通りにしないと失敗するよ」というタイプの親だった
  • 自分で考えたことに対して、親が否定的、批判的だった
  • 自分の考えを馬鹿にされたり、笑われたりした
  • 心配性な親に育てられたために、
    「自分がすることで、正しいことや安全なことは一つもない」
    「もう自分で考えるのは面倒だから止めてしまおう」
    と思い込み、いつも何かを指示してくれる人を見つけるようになった
  • 「一度失敗すると取り返しがつかないよ」と言われて育てられた
  • 失敗すると責められた

 

つまり、「成長が止まっている人」に当てはまる人の親は、

過保護・・・先回りして本来本人がやることまでやってしまう
過干渉・・・子供の細かい部分にまで口出ししてくる
支配的・・・子供の意見は聞かず、親の言うとおりにしようとする
心配性・・・物事の危険性を強調して、子供がチャンジしないようにする

そんな傾向があることが多いです。

 

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「成長を止めてしまう人」という悩みについての解説

ではここからは「成長が止まっている人」という悩みについて解説を加えたいと思うんですけど、

人間は、元々「成長意欲」ってあるんですよ。

だって、赤ちゃんって何度失敗しても自分で歩こうとしたり、新しいものに興味をしめしたり、ちゃんと自然な成長意欲を持っているじゃないですか。

でも親が「過保護 or 過干渉 or 支配的 o r心配性」だったりすると、その子の自然な成長意欲が奪われてしまうというか、

人によっては、「自分で考える、自分の思っていることを言う、自分で決める、自分でする」ということをやめちゃって、親の言いなりになってしまう子供もいるわけですよ。

というのは、なんといっても、「子供は親に対して無条件の愛」を持っていますし、

それに、子供は自分だけの力で生きていけませんから、親から愛されないとか、関心を持ってもらえないっていうのは、ある意味、「死の恐怖」なんですよね。
だから、最終的には親に従ってしまう。

つまり、親が「過保護 or 過干渉 or 支配的 o r心配性」だったりの環境を子供なりにサバイバルするために、「自分で考える、自分の思っていることを言う、自分で決める、自分でする」ってことを放棄して(成長を止めて)いるわけであって、

「成長が止まっている人」に当てはまる方が、(本人が悩んでいるように)元々能力が低いとか、頭が悪いだとか、ぜんぜんそういうことではないですからね。

「子供は親に対して無条件の愛」があるために、「できないフリ」をしてきただけ

なんですよ。

 

「成長が止まっている人」のタイプ

ではここからは、そんな「成長が止まっている人」のタイプをご紹介したいと思うんですけど、

「親にどの時点で違和感があったか?」によって、ちょっと違いがあるんです。

ザックリ言うと、

1 子供のころは親に違和感はなかったけど、大人になってからモヤモヤする方
2 子供のころから親に違和感があった方

に分かれる感じでしょうか。

で、私が一番多くお会いするのは、

1 子供のころは親に違和感はなかったけど、大人になってからモヤモヤする方

なんですけど、こういう方って、子供のころは、親が「過保護 or 過干渉 or 支配的 o r心配性」だったとしても、そのことに違和感がなかったりするんですよね。

というのは、子供って、基本「自分の家庭しか知らない」じゃないですか。

だから、「親ってそういうもんだよね」って感じで、親がすることがそこまで嫌じゃなかったり、わりと自然に受け入れてしまったりするんですけど、

大人になるにつれて、他の親のことを知って、「ん?うちの親、過保護?」とか気づいたり、

自分に「成長が止まっていている人」特有の悩みが出てくると、「アレ?」ってなって親のことを思い返してモヤモヤするみたいなんですよ。

だから1 に当てはまる方は、親のことが嫌いじゃないことも多いんですけど、

セラピーの中で、「イメージの中で子供のころの親に対峙してもらう」のようなことをすると、なぜか居心地が悪そうにするケースが多いんですね。

その姿から、「子供のころも心の底から喜んで親と接していたわけではない」ということがわかるんです。親に「なにかしら気を使っていた」というか。

そんな例をあげますと、

親が楽しそうに自分の世話をしていたから、世話を受け入れざるを得なかったとか、

子供っぽくしていると、親が「かわいいねぇ」って喜んだから、できない立場をとったとか、

親が自分の世話ができなくなったら生きがいを失って寂しくなっちゃいそうだから、わざとできない感じを出して親にやってもたらったとか、

親が、嫁姑問題とかで家族の中で肩身の狭い思いをして「かわいそうな立場」にあって、自分の意見を言って手を煩わせたり、逆らうことができなかったから、親の言う通りにしていたとか、

そんなケースが多いんです。

一方、2 子供のころから親に違和感があった方 ですが、

子供のころから、親が「過保護or過干渉or支配的or心配性」であることに違和感があって、「親の言いなりにさせられた」という気持ちを強く持っているので、

「親がさんざん指示したり、甘やかしたせいで、今の自分はこうなっている」と恨んでいることが多いです。(でも同時に、心の奥に「甘えていた自分がいけないんだ」という気持ちも持っている)

そういう方の親って「過保護or過干渉or支配的or心配性」なことが子供の能力を奪っていることに自覚がないことも多いようで、ある時、

「早く自分でできるようになりなさい!」
「早く自立しなさい!」
「あなたの世話ばかりして、お母さんは自分のことができない」

とか、親がやっていることと正反対メッセージを子供に投げかけることもあるみたいなんですよ。

こういう時、子供はものすごく混乱するんですよね。「今までさんざん甘やかして or 指示しておいて、なにを今さら!」みたいに。

でも複雑なのは、2 のタイプの方は、「親が嫌い」とか、「親から離れたい」と思っているのに、「成長が止まっている」から自立できないことが多いんですよ。

となると、

「親は嫌いだけど、その嫌いな親に頼らないと生きていけない」

という大きな矛盾を抱えることになるんです。

これが本当にツラいわけですよ。「自分の一番の敵」と思っている人に頼らないといけないわけですから。

 

「成長が止まっている人」の個人セッション

では実際に、このような「成長が止まっている」という悩みを持つ方の 個人セッション(心理セラピー) はどんな感じになるかって話をしますと、

1回でかなり軽減をする方もいらっしゃいますが、やはり何度か回数が必要な方のほうが多いです。

でもこれって良くならないものでもないんですよね。

まず親が「過保護or過干渉or支配的or心配性」だったりして、その中で子供ながらサバイバルするために「成長を止めた」のは、ある意味仕方なかったことだと思うんですよ。

なので、まずはあまりご自分を責めないで欲しいんですね。

ただ、今そこから「自分を変えよう」と決断することは、「あなたしかできないこと」なんですよ。

なので、もし今回のお話したようなことに当てはまる方は、性格的なことは自分だけでなんとかするのはなかなか難しいので、

一度、個人セッション(心理セラピー) をご検討いただいてもいいかもです。

 

「成長が止まっている」という悩みを持つ方へのメッセージ

最後にですね、「成長が止まっている人」という悩みを持つ方に私がお伝えしたいことなんですけど、

あなたは、「ひみつのアッコちゃん」なんですよ。

あっ、これでようやくブログの冒頭のあいさつに話が戻りましたね(笑)。

「ひみつのアッコちゃん」というアニメ、ずいぶん昔にやっていたアニメで、綾瀬はるかさん主演で映画化もされたこともあったみたいですけど、

主人公の女の子、アッコちゃんは、本当は小学生なんですよね。

でも魔法のコンパクトに向かって、魔法の呪文、「テクマクマヤコン テクマクマヤコン ○○になれ~」って唱えると、「大人の女性」に変身できるんですって。

で、私が思うのは、「成長が止まっている人」って、このアッコちゃんが変身した状態だと思うんです。 外見は大人だけど、中身は小学生。

だから毎日が大変なはずなんですよ。小学生なのに働くって。

なので毎日できないことが多くて、傷つくこともあると思うんですけど、

「まぁ、小学生が働いたら、うまくいかなくても仕方がないさ!」

って思って欲しいんです。

そして、ほんの少しでもできることがあったら、自分が親になったつもりで、

「小学生なのにスゴイじゃん!」

て自分を褒めてあげて欲しいんですよね。

 

あ、最後になりますが、今回の記事にヒットした方は、↓良かったら以下の記事もご覧ください。

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ガンバルことが できるあなたも あまりできないあなたも こんにちは。 持ち帰りの寿司をたくさん運びながら雨に濡れ杉田です。 1週間お疲れさまでした! こういうメンタルを扱ったブログを読...

↑きっと心の奥にあるものが言語化されて、ハッとする内容だと思いますよー。

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

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