このブログ、「正しいネガティブのススメ」を
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こんにちは。
LED電球が6ヶ月で切れ杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えーと、私、長年セラピーをやっているので、
芸能人の方とか、
ニュース番組でしか聞いたことないような職業をしている方とか、
社会的にとても成功している方とか
そういう方のセラピーをすることもあるわけですよ。
でもそういった世間から憧れられたり、羨ましがられるような職業に就いている方でも、
「幸せじゃない」
「やりたいことやっていない」
「自分がこのままでいいかわからない」
なんて、私たちと変わらないことで悩んでいるんですよね。
そんな話を聴くと、この仕事を始めた当初の私は、
「ちょっとちょっと、あなたが「幸せじゃない」なんて言ったら、他に誰が「幸せだ」って言えるんですか!」
なんてツッコミたくなったこともありましたけど、
でもやっぱり人って、
たとえどんなに他人が羨む仕事に就いていても、
たとえどんなにお金があっても、
たとえどんなにみんなからキレイ・カッコイイと言われていても、
「自分のやりたいことをしていない人は、幸せじゃないだなぁ」
って改めて思うんですね。
もちろん、そういった特殊な職業に就いている方ばかりではなく、セラピーの後、元気になったクライアントさんが、
「やっぱりやりたいことやらないとダメですねぇ」
なんてシミジミ言われることもホント多いんですよ。
なのに、「自分がやりたくないことをして、幸せになろうとしている人」が何と多いことか・・・
たとえ誰かの価値観や、世間の価値観に無理して合わせてなんとかやれたとしても、本人がそれを望んでいなかったら、やっぱり幸せじゃないんだけどなぁ。
と、そんなこんなで、いろいろなクライアントさんの姿を拝見していると、今年改めて、
「自分のやりたいことをする以外、幸せになる方法はないんだなぁ」
って思っちゃったんですよね。
でも実際のところ私が、「自分のやりたいことをする以外、幸せになる方法はない」なんて話をしても、
「そうはいっても、やりたいことをやっても、うまくいくかわからないから、やっぱりやれない」
なんて言う人が多いと思うんですよ。
でも、「本当にやりたいこと」って、「うまくいかないから、やらない」ではなくて、本来は、
「うまくいっても、いかなくてもやりたい」
ことだと思うんですね。
たとえば、
「ミュージシャンになりたいけど、うまくいくかわからないから、やれない」
なんて悩んでいる人がいるとしますよ。
これ、本人が「ミュージシャンになる」ということに、「うまくいったら」という条件を付けてしまうこと自体、
「ミュージシャンになりたい」というのは、「本当にやりたいこと」ではなく、「そこそこやりたいこと」なんですよ。
本人が、「ミュージシャンになるより、安定した生活の方がやりたい」って言ってしまっているわけですよね。
でも、「安定した生活の方がやりたい」って、それはそれで全然悪いことではないのに、本人がそれを認めたくなかったりするんです。
「ミュージシャンを目指しているのが、本来のオレだぜ」みたいな。(笑)
となると、「ミュージシャンになりたいけど、なれない」って悩んでいる人って、結局は「ミュージシャンになる勇気があるか、ないか」の問題ではなくて、
「自分のやりたいことの優先順位を間違えているだけ」
なんですよ。
このブログ的な言い方をすれば、
「ミュージシャンになりたい」の「やりたい度」が10段階中2で、
「安定した生活がしたい」の「やりたい度」が10段階中4なのに、
本人は「ミュージシャンになりたい」のやりたい度の方が高い、と勘違いしている状態
といえばいいのでしょうか。
(「やりたい度」についての詳細は、コチラからどうぞ)
ということで、ここまで全然内容がまとまってないので、最後にゴーインにまとめますと、
「本当にやりたいこと」って、うまくいこうが、いきまいが、やること自体が楽しい!
ってことなんですよ。
私の好きな神話学者、ジョゼフ・キャンベルはそれについてこんなことを言っています。
重要なのは、人生という旅そのものなのです。
目的地がどこかかではありません。旅をしていると、目的地がどんどん遠のいていくように思える。
やがて人は気付く、真の目的は、「旅そのもの」だったんだと。これに気付く瞬間は、この上なく幸福な瞬間です。
私は今、幸いなことに心理セラピストという、自分が生きる喜びを感じる仕事を生業としていますが、
そのことで今まで何が一番楽しかったのかといえば、
クライアントさんが元気になったこともうれしかったし、
ラジオに出演できたこともうれしかったし、
出版できたこともうれしかったけど、
でも何か1つが楽しかったというのではなくて、大変だったこと、つらかったことも含めて、
「心理セラピストとしてのここまでの道のりそのもの」が一番楽しかった
と思うんですね。
だって、あなたが「こうなりたい」と思う自分に、もし魔法にかかって、いきなり30分後になってしまったら、なんか楽しくないと思いませんか?
つまり、「うまくいく」とか、「達成する」こと自体が楽しいのではなくて、その道のりが楽しいんですよ。
本当に「ミュージシャンになりたい」のなら、「うまくいくこと」が楽しいのではなくて、
「ミュージシャンになる道のりそのものが楽しい」ってことなんですね。
あっ、そうそう、今年私の友人が、心理セラピストとしてデビューしたんですけど、
セラピーをして、クライアントさんが元気になった時、
「うれしくて、電車を乗り間違えたのさえわからなかった」
んだそうですよ。(笑)
今までにないコーフンを感じたみたいなんですね。
で、そんな友人の話を聞いた時、フと思い出したのは、またまた、ジョゼフ・キャンベルの言葉なんです。
人間は皆、人生に「意味」を求めるといわれますが、本当に人間が求めるのはそういうことではないでしょう。
私たちが人生に求めるのは、「生きている実感」だと思います。
日常の行動や体験が、自分の最も深い所にあるものと共鳴して、生きていることの無上の喜びを感じることです。
そうそう、私の友人も、クライアントさんが元気になった時、
「自分の最も深い所にあるものと共鳴して、生きていることの無上の喜びを感じた」んだと思うんですよ。
私もセラピーをしていると、いまだにそういう感覚になります。
その感覚は、心理セラピストとして、全然クライアントさんが来なかった頃、つまり「うまくいっていなかった」頃からも、ずっと感じていました。
結局、「本当にやりたいこと」って、「頭で考えるもの」ではなくて、「身体で感じるもの」なんですよね。
理屈を超えたところに、「本当にやりたいこと」はあるんでしょう。
それでは最後に、今回のブログをまとめます。
自分のやりたいことをする以外、幸せになる方法はない!
本当にやりたいことって、うまくいこうが、いきまいが、やること自体が楽しい!
Follow your bliss!
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!