現在の状況によって、過去の解釈は変わる

ココロのコラム(雑記)

昔のことを

よく思い出すあなたも
あまり思い出さないあなたも

こんにちは。

お湯割りの梅干をつつき杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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私、東京の渋谷にセラピールームがあるので、週のほとんどは渋谷に行くんです。

で、先日、その渋谷駅からセラピールームに向かっている時、フと昔のことを思い出したんですよ。

「あぁ、そういえば昔、このビルで面接受けたことあったなぁ」
「アッ、このビルで人材派遣の登録したっけ」なんて。

ご存知の通り、私の就職活動の記憶は、

「一貫性のないキャリアを突っ込まれて、固まった」
「自分より若い面接官にメチャクチャ怒られた」
「人材派遣会社の人に呆れられた」などなど

面接でうまくいかなかった苦い記憶ばかりなんですけど(笑)、その時、渋谷を歩いていた時、フと頭をよぎったのは、

「いやぁ、あの時、面接落ちて良かったなぁ。もしあの時面接受かっていたら、全然違う人生になっていて、心理セラピストになっていなかったかもなぁ。あの時、落ちたお陰で今があるんだなぁ」

なんて、渋谷の春の青い空を見上げながらシミジミ思ったんですよ。

あっ、そういえば、こんなこともありましたっけ。

昔、私が渋谷で派遣会社に登録しようとした時、たくさんの会社を辞めている私の経歴を見た担当者から、

「杉田さん、会社を辞めた理由が全然書いてないですけど、まずこの1社目、どうして辞めたんですか?」

と聞かれ、私、思わず、「全部の会社、イヤになって辞めました!」って明るく答えちゃったんですよ。(笑)

そしたら担当の人も、私のあまりのストレートな言動に、「そ、それ言っちゃダメじゃないですか!(笑)」ってすごく笑っていたことを覚えているんです。(笑)

当時の私は、そういうこと言うキャラじゃなかったのに、なぜかその時は思わず言っちゃったんですよね。

もちろん結果は、「登録はOKですけど、ちょっと今日のお仕事のご紹介は・・・」なんてやんわり拒絶されましたけど(笑)、

でも私自身、「はじめて面接で本当のこと言えた!」って気がして、すごく晴れやかな気分になったんですね。

それで面接が終わって、派遣会社のビルを出て、空を見上げた時、その時の空もとても青かったのを覚えているんです。

で、最近、渋谷を歩いていて、そのビルの近くを歩いた時、その日の空の青さとともに、昔の記憶が蘇ったんですよ。

あっ、もちろん今仕事を探してる良い子のみなさんは面接で、

「全部の会社、イヤになって辞めました!」なんて、そんなホントのこと言っちゃダメですからね。(笑)

アッ、なんか話がすごく飛んでいますけど、結局何をお伝えしたいのかというと、

「現在の状況によって、過去の解釈は変わる」

ってことなんです。

過去がどんなにダメだったとしても、過去にたくさんの失敗をしていても、「今が幸せ」だと思っている人は、「過去もあれで良かったんじゃないか」と思えるんですよね。

その出来事があったおかげで、今の自分がいると思える。

でも、「今が不幸」だと思っている人は、「あの過去のせいで、私は不幸になったんだ」って思っちゃうんですね。

つまり、あなたの過去が、どんなにダメなものだとしても、それって「絶対なモノじゃない」んですよ。

「現在の状況(幸せ or 不幸)によって、過去の解釈が変わってしまう」んです。

私がそういうのをすごく感じるのは、さきほどお話した、「面接落ちて良かった」という話だけでなく、

私にとっては一番つらかった「20年間低空飛行」したことも、今ではそういう経歴に共感して、たくさんのクライアントさんが来てくださっていますから、

ある意味、それが「セラピストとしての売り」になっているような気がしますし、

それに、「サラリーマンとしてやっていけなかった」ことも、「そのお陰でフリーランスとして仕事を始めやすかったのではないか」と思うんですよ。

「そこそこサラリーマンをこなせる人」が、「フリーランスとして働く」、「独立する」って選択をすることは、もっと大変だと思うんです。

だって、自分で安定した生活を確立できる人が自分からそれを捨てるのには未練がありますよね。

でも私の場合、どんなにガンバっても、その「サラリーマンになれない」わけですから、(笑)

「そこそこサラリーマンをこなせる人」よりスルッと「フリーランスとして働く」って方に行けたような気がするんです。

だって、そうするしかないじゃないですか。(笑)

なので、私、いまだに、自分ががなろうとしてもなれなかったサラリーマンをやっている人に、すごく敬意を持ってるんですよ。「スゲーな」って。

ということで、私の場合、「フリーランスで働く」ってことを、自分の意志で選択したというよりは、

「社会にそうさせられた」ような気もするんですね。
「サラリーマンになれなかった」から。

でもそのお陰で心理セラピストになれたと思うんです。

いやぁ、サラリーマンとしてやってこれなくてラッキーだなぁ。(笑)

あ、これが、「現在の状況によって、過去の解釈は変わる」ってことなんです。

これ、ホント、無理にポジティブシンキングしているわけじゃないんですよ。
今ホントにそうとしか思えないんだもん。

あ、今回お話した内容って、ある有名な「ことわざ」で一発で説明できてしまうんですけど、

私、実はあえて「ことわざ」をこのブログの中で使わないようにしているんです。

というのは、

「ことわざは「答え」だから」

なんですよ。

人が元気になるには、

「答えを知ること」によって元気になるのではなく、「答えに自分で到達すること」によって元気になるわけですから。

(そのことについて書いた記事はコチラからどうぞ)

「答え」を聞くと「答え」から遠ざかる

 

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なので、人に何か伝えたい時は、「ことわざそのもの」より、その「ことわざまでに至る道」をウネウネ書いたほうがいいんですよね。

それに「ことわざ」って確かにためになるけど、「キレイ過ぎて心が動かない」じゃないですか。

「ことわざ」を聞いて、「そうか!それやってみよう!」とか思わないですよね。

人の心を動かすモノには、「ん?」「ムム!」「それどういうこと?」って、若干「ノイズ」が必要なんですよ。

あっ、気がつけば、思いっきり「正ネガ」の秘密を明かしてしまった!
これ、有料コンテンツなのに!(笑)

これであなたも「正しいネガティブのススメ」が書けるかも?(笑)

 

それでは今回はココまでにします。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

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