起業を
したいあなたも
したくないあなたも
こんにちは。
コンビニで「袋いりません」と言ってしまったけど、紙袋に包まれたスパイシーチキンを渡された時、「しまった!これをカバンに直で入れるのはマズイ!」と思い、いっしょに買ったポテトチップスの袋を開けて、その中にスパイシーチキンを入れて20分歩いて家に帰り、チキンの匂いが充満したバッグを開けながら「やっぱり袋いります」って言えなかったことを後悔し杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えーと、私、心理セラピストという仕事を15ほど年やってますから、時々、時代の流れを感じることってあるんですけど、
「昔はこんな悩み、そんなに聞かなかったけど、年々増えてきているな」と思う悩みの1つに、
「起業」についての悩みがあるんです。時代とともに起業が身近になってきてるんでしょうね。
なので今回は、最近よく聞く、
「起業したいんですけど、ガンバレないんです」
って悩みについてお話したいと思うんですけど、
そう悩んでいる方のお話をよくよくお聞きしてみると、最終的に、
「それほど起業したいわけじゃないのに起業していることに本人が気づいていない」
ってところに着地をすることがとても多いんですよ。
これ、どういうことかというと、「起業したいんですけど、ガンバレないんです」って方って、そもそも起業しようと思ったキッカケって、
「会社員がイヤだ」
↓
「会社員よりは、起業のほうが良さそう」
↓
「そうだ、私は起業したいんだ!」
みたいな流れで、「起業したい」って言葉が出るみたいなんですね。
でもこういう流れで出る「起業したい」って言葉って、
イヤなもの(会社員)から逃れるために選んだもの(起業)を、「自分のやりたいことだ」って思っている
そんな状態だと思うんですよ。
「起業したい」という気持ちがないわけじゃないけど、
「起業のほうがマシ」
っていうニュアンスのほうが近いのではないでしょうか。
例えるなら、「別に大学行きたいわけじゃないけど、行くなら文系のほうがマシ」みたいなモチベーションというか。
なので、本人の中では「起業したい!」と思ってるかもしれないですけど、モチベーションが高いわけではないので、
そういう方が、起業塾みたいなところに入っちゃうと面食らうんですよ。本当に「起業したい!」と思って来ている人たちの熱量や速度にとまどって。
というか、そもそもそういう方は、「起業すること自体が目的」だから、「なにで」起業したいかが出てこないことが多い。
でも起業塾の先生や、同期に励ましてもらったりして、起業を辞めるに辞められなくなってズルズルきている。
そんな方が、私のところに、「起業をしたいんですけど、ガンバレないんです」みたいな感じで相談に来られることが多いんですよ。
で、私は、そういう方がいらしたら、まず、
「○○さんの言っている「起業したい」って、
・大スキな人に久しぶりに会いに行く時のように、
・ゴルフがスキな人がゴルフに行く時のように、
そういうカラダが喜ぶ感じで「起業したい!」って言ってますか?」
ってお聞きするんですけど、たいてい、「そうではない」って言われるんですよね。
で、その時初めて、会社員がイヤだけど、仕事しないと食べていけないから、「起業したい」って言っているだけだって気づかれるみたいです。
中には自分は「やりたい仕事は無職です」という願望に気づいてしまう方も(笑)
あ、ちなみに私の話ですが、「心理セラピストになりたい」とは思ってましたけど、「起業したい」とは思ってなかったんですよ。
誰かに雇ってもらって心理セラピストとして働けるなら、それでいいと思ってたんですけど、現実にはそんな話はぜんぜんないことがわかって、起業することになったんですが。
あ、それから、「起業したいんですけど、ガンバレないんです」って方のお話をうかがっていると、
「起業に向いていない方が目指してるなぁ」って思うことも少なくないんですよ。
最近は起業をすすめる側の人は、「誰でもできる!」みたいな話をわりとしますけど、私、
「起業する」って、「会社員になる」以上に、もっと激しく向き不向きがある
って思うんです。
確かに「起業すること自体」は誰でもできるけど、長期に渡って会社員の時と同じくらい稼ぐのって、なかなか難しいと思うんですよ。
んー、最近の起業をすすめる側の人、「誰でもできる!」って言いすぎな気がするんだよなぁ。
「向いてない」って、「なんとかできる向いてない」もあるけど、
「なんとかできない向いてない」もありますからね。
さ、ということで、最後にまとめますと、
「起業したいんですけど、ガンバレないんです」みたいに悩んでいる方って、
本人の中では「起業したい!」と思っていても、
実はそれほど起業したいわけではないので、
(「起業するほうがマシ」くらいのやりたい度なので)
本人がそのギャップに気づかずに悩んでいることが多いですよー
てな話でしたとさ。
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!