やったほうが良いことはたくさんあるけど、あなたがどれだけしたいかだ

何がしたいかわからない

「自分の気持ち」がわからないということが、

よくあるあなたも
あまりないあなたも

こんにちは。

またバスの「後輪の上の席」に私と同じくらいダイナミックな体格の方と一緒に座ってしまい「急角度体育座り」のまま硬直し杉田です。

1週間お疲れさまでした!

 

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えーと、私のこのブログって、1つの記事が長いですし、10年も書いていますから、かなりの数の記事があるんですけど、セラピーに来る方の中には、

「杉田さんのブログ、何度も全部読みました!」

なんて言われる方もいらっしゃるんですよ。

私としては、「エッ、あれだけの量、よく読みましたね。しかも何度も!」って驚いてしまうんですけど、

でも、おもしろいのは、そういうヘビー読者の方でも、このブログで何度も説明していることを結構わかってないことも多くて、

そういう方が、セラピーで腑に落ちた時、

「杉田さんと話してみて、やっとわかりました」

「何度も読んでいたのに、全然わかってませんでした」

「そういえばブログに書いてありましたよね」

「自分があの記事に当てはまると思ってませんでした」

みたいに言われることって結構あるんですよね。

でも、「自分のことってなかなか客観的に見れない」ですから、そういうことが起こるのもしょうがないですし、やっぱり実際に体験するって全然違うんですよ。

なので、セラピーに来る前に、「全部の記事読まないと!」なんて思う必要なんてないですからね。

 

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あ、ということで、今回の記事の内容ももうこのブログの中では何度もお話してきたことなんですけど、

最近のセラピーで、今回ご紹介するような内容で引っかかってる方がとても多かったので、改めてお話してみたくなりました。

テーマは、

「自分の気持ちがわからない」

です。

↓「自分の気持ちがわからない方」って、セラピーでこんな感じのことを言われること、結構あるんですよ。

「友達と会った時、その友達が、「これからの時代は、1つの会社に勤める時代じゃないから、自分でスキルを磨いていかないと生き残れない」
って話していて、私もその話を聞いて、「たしかにそうだ!」と思って、○○の資格を取ろうと思って学校に入ったんですけど、全然ヤル気が起きないんです。
友達は、すごくガンバっているのに・・・。
私、本当に○○の資格を取りたいのか、自分の気持ちがわからなくなってきました」

 

で、こんな感じの相談があった時、私は、以下のような質問をしたりします。
(杉・・・杉田 ク・・・クライアントさん)

 

杉 「○○の資格は、「取ったほうが良い」 o r 「取りたい」のどっちですか?」

ク 「・・・・そう言われてみれば、「取ったほうが良い」ですかね」

杉 「「やったほうが良い」って言われてることってたくさんありますよね。
たとえば、
「早寝早起きしたほうが良い」
「朝フルーツを取ると良い」
「週3回、30分有酸素運動したほうが良い」
「姿勢を良くしたほうが良い」
「食べ物は30回以上噛んだほうが良い」

「防災グッツの食べ物の賞味期限を確認したほうが良い」
「トイレットペーパーを使った後、三角にしたほうが良い(笑)」
・・・
他にも、まだまだ「やったほうが良い」って言われていることはたくさんあると思うんですけど、○○さん、これ全部やってますか?」

 

↑私がこんなふうに言うと、たいていクライアントさんはニヤニヤし出して、いろいろなことに気づかれるみたいなんです。(笑)

あ、で、この話から、何をお伝えしたいかというと、

「○○の資格を取ったほうが良い」と「○○の資格を取りたい」は、イコールではない

ってことなんですね。

「やったほうが良いけど、やりたくないこと」
「やったほうが良いけど、それほどやりたいとは思わないこと」

ってあるじゃないですか。

つまり、世の中、「やったほうが良い」って言われていることなんて山ほどありますけど、

人は、単に「やったほうが良い」だけの理由でなんでもかんでもできるわけじゃなくて、

最終的には、純粋な「カラダの感覚」として、「自分がそれをどれだけしたいか」が、「やるかどうか」を決めるんだと思うんですよ。

ところが、ここで相談例としてあげた、

「私、本当に○○の資格を取りたいのか、自分の気持ちがわからなくなってきました」

みたいなことを言う方って、これまでの人生、あまりにも当たり前のように、「やったほうが良い」ばかり優先してきて、「自分がどれだけしたいか」ってことを感じてこなかったので、

「やったほうが良いこと」 = 「やりたいこと」

だと思ってしまっているんですよね。
実際は、この2つはイコールではないんですが。

だから、そういう方に、「やったほうが良いことが、やれない」という事態が発生すると、

「アレ、私、やりたいはずなのに、なぜできないんだろう?おかしい!」みたいになってしまって、「自分の気持ちがわからない」って言ってしまうんです。

ということで、今回の相談例の方を気持ちを言語化すると、

「自分でスキルを磨いていったほうが良いとは思うけど、○○の資格をそれほど取りたいと思っていないので、やれない」

ってことが起こっているのではないでしょうか。

 

あ、で、今回ご紹介したような「自分の気持ちがわからない」という悩みって、セラピーで、今回のようなやり取りをしただけで、

「あぁ、そうか!それならやれなくてもしょうがないですよね。○○の資格を取りたくない自分に気づいてませんでした!」

みたいに腑に落ちる方は、それで良いと思うんですけど、

こういう話をしても、まだ、「○○の資格を取らない自分はダメだ!ウォー!」みたいに自分を責め続ける方には、セラピーのあるワークをするんです。

すると、「だから私は、自分の「やりたい」という感覚がわからないのか!」って気づきますし、

その体験で癒されることによって、少しづつ自分の内側にある「やりたい」という感覚にアクセスしていけるようになったり、

自分を責めないようになったり、

なんてことになるんですよね。

 

あ、ということで最後にまとめますと、

「やったほうが良い」と「やりたい」はイコールではない。

もう少しわかりやすく言うと、

「やったほうが良いこと」には、

1 「やったほうが良いけど、やりたくないこと」
2 「やったほうが良いけど、それほどやりたいとは思わないこと」
3 「やったほうが良いし、やりたいと思うこと」

があって、

その「やれていないこと」が、1~3のどれに当たるかを考えてみると、自分の気持ちもちょっとわかってきますよ、

てな話でしたとさ。

 

それでは今回はココまでにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

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