先のことで自分がどうしたらいいか
わからなくなっているあなたも
わからなくなっていないあなたも
こんにちは。
ロゴの印刷が薄くてヒートテックの後ろ前をよく間違え杉田です。
1週間お疲れさまでした!
えーと、私、個人セッション(心理セラピー)をしていると、
「年齢を考えると、次の就職はちゃんと長く働ける会社を選ばないといけないと思うけど、自分が仕事をしたいタイプなのか、プライベートが充実しているほうがいいタイプなのか、よくわからないんです」
「年齢的にも結婚するかもと考えると、次の就職はどういう就職をしたらいいのかわからなくなります」
「やっぱり若いうちは、いろいろ挑戦させてくれる会社で働いたほうが良いのかな?でも自分がそこまでバリバリ仕事をしたいタイプかわからない」
みたいに、自分がどうしたらいいかわからなくなっている方にたくさんお会いするんですね。
なので、今回はそんな方たちのヒントになる話ができればと思ってるんですけど、
その前にちょっと私の話をさせてただくと、もうこのブログの読者のみなさんはご存知かと思いますが、昔、1年4ヶ月無職だったことがあったんですよ。
で、その間って、就職活動をやったりやめたりを繰り返してたんですね。面接に落ちて、落ち込んで1ヶ月どこも応募できないとかなりながら。
たしか私、その間、100社以上応募したと思うんですけど、まー 面接までたどり着けない。ほとんどが書類選考で落ちてましたし、
たまに書類選考に通って面接に行くと、いかにもブラックな雰囲気がプンプン匂ってくるような会社ばかりだったんですよ。(笑)
ある会社なんて、時間通り面接に行ったのに、面接室で30分以上待たされ、その後、突然横柄な社長が入ってきて、遅れた理由の説明も一切なく、「お前、ケンカ売ってるのか!」くらいの猛烈な圧迫面接をされ(笑)、
もう本当に就職するのがイヤになってしまったこともありましたっけ。(その3年後、その会社のことを調べてみたら倒産していた 笑)
ということで、当時の私は書類選考に通っても「どうせ今回もブラックな会社だろうな」とか思って暗澹たる気持ちで面接に行ってたんですけど、ある会社の面接を受けた時、面接の終盤でこんなやり取りになったんですよ。
面接官 「(履歴書を見ながら)エッ、1年も仕事してないの?」
杉田 「はい。年齢を考えると今度の就職で失敗できないので、いろいろ考えて就職に慎重になっています」
面接官 「でもこのままではどうにもならないよね?とりあえずうちで働いてみたらどうですか?」
私のこの時の記憶として、その会社がいつもと違ってブラックな感じがなかったことと、面接官が紳士的な人だったこと、そして、
「でもこのままではどうにもならないよね?とりあえずうちで働いてみたらどうですか?」
っていう言葉がやけに印象に残ったんですね。
でも当時の私はそんなありがたい話をいただきながらも、「もう32歳なんだから、とりあえずの就職なんてダメでしょ!ちゃんと自分が納得できる会社に就職しないと!」って思ったんですよ。(笑)
あ、で、この話から何をお伝えしたいかというと、今にして思うと、この面接官の言ってたことは正しかったなって。「とりあえず進む」って大切だなってこと。
冒頭でお話したように、私は、
「年齢を考えると、次の就職はちゃんと長く働ける会社を選ばないといけないと思うけど、自分が仕事をしたいタイプなのか、プライベートが充実しているほうがいいタイプなのか、よくわからないんです」
「年齢的にも結婚するかもと考えると、次の就職はどういう就職をしたらいいのかわからなくなります」
「やっぱり若いうちは、いろいろ挑戦させてくれる会社で働いたほうが良いのかな?でも自分がそこまでバリバリ仕事をしたいタイプかわからない」
みたいな相談を受けることが多いんですけど、
それって「自分がどういう人間がよくわからないうちに、先のこと決めないといけないって話じゃないですか。そりゃ自分がどうしたらいいかわからなくなりますよね。
で、私、思うんですけど、そんな時って、
「考えられなくなった時は動く時、動いてもわからない時は進む時」
って捉えるとイイんじゃないかって。
これどういう意味かというと、自分がどうしたらいいかわからない時って、自分だけで考える限界ってことですよね。
だからまずは人に会って話を聞いたり、必要な場所に足を運んだりして、実際に「動く」とイイと思うんです。
ネットの情報ではわからないことが、実際に「動く」とわかったり、何より体感すると、心が揺れますから、その心の揺れが自分の決定のヒントになりますからね。
なので、やってない方は、まず「動く」をやる。
(その辺の詳しい話はコチラからどうぞ)
でもそうやって「動いて」も、どうにも答えが出ないことってあると思うんですね。人に話を聞いても、それぞれの意見があって自分がどうしたいのかよけいわからなくなったりして。
そんな時は、
「とりあえず一番マシだと思う選択肢を選んで一歩「進む」
ってことがイイんじゃないかと思っています。
エッ「それじゃ 無理やり答え出してるだけでしょ!」ですって?
そ、そう思いますよね。
それでもそうする理由をご説明したいと思うんですけど、あ、最近、私、ツイッターでこうつぶやいたんですよ。
やりたいことは、自分の「興味のあること」からも、「興味のないこと」からも見つかる可能性があります。なんとも思っていなかった仕事をやってみたらスキになることがあるように。
— 杉田隆史 - 心理セラピスト(悩んでいない人の悩み相談) (@takashisugita) February 15, 2022
私、今までたくさんの「やりたいことをしている」という方に、「どうやってやりたいことが見つかったか」ってことをお聞きしてきたんですけど、
・ぜんぜん興味ない仕事だったけど、やってみたらハマった
・友人に誘われて◯◯教室に行ったら楽しくてのめり込んだ
・良い上司に出会って、仕事がスキになった
・たまたま家から近いから入った会社が、働いてみたら楽しかった
みたいな感じで、
「入り口としては自分が興味ある道を進んだわけでもないのに、結果としてはやりたいことが見つかった」
って方ってけっこういらっしゃるんですね。
感覚としては、やりたいことが見つかった方の半数くらいはそういうケースのような気がするんです。
(そんな話はコチラからどうぞ)
考えてみたら私もそうで、この1年4ヶ月の無職の後、最終的には貯金が尽きて、仕方なくこの面接を受けた会社とは別の「スクール運営スタッフ」の仕事に就くんですけど、その中で「販売」の勉強をしないといけなくなり、しょうがなく生まれて初めてビジネス書を読んだら、そのビジネス書がおもしろくて、それをキッカケにたくさんビジネス書を読むようになり、
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ビジネス書を読む中で速読の話が出てきて興味を持ち、速読の講座に通って速読の練習をしている時にたくさんの心理学の本を読んだことで心理学に興味を持ち、
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それが今やっている心理セラピストという「やりたい仕事」につながっているんですよ。
まさに私も、入り口は自分が興味あったわけでもなく仕方なくした仕事がキッカケになって、やりたい仕事が見つかってるんですよね。渋々でも「進んだ」から今がある。
(その辺の詳しい経緯はコチラからどうぞ)
となるとですよ、
「人はポジティブなことをしている時にしか「やりたい」って気持ちが出てこないと思いがちですけど、実はそうではない」
って話なんですよね。
「自分に「やりたい」っていう気持ちが出てくるのって、興味がないことをしている時でも、やりたくないことをしている時でも出てくる」
ってことなんですよ。自分がツライ時、助けてくれた人の職業に憧れて「やりたい!」とか思うこともありますし。
なので、自分が立ち止まらずに進んでさえいれば「やりたい」って気持ちは出てくる可能性があるってことなんですよね。
それと同じように、自分がどうしたらいいかわからない時でも、とりあえず進んでさえいれば「自分はこうしたい」って気持ちは出てくると思うんです。
そういうのが、私が出会った面接官が言っていた、
「でもこのままではどうにもならないよね?とりあえずうちで働いてみたらどうですか?」
ってことは正しかったなってことなんです。完璧な就職を求めていつまでも引きこもっていた私に「とりあえず進む」ことを教えてくれたんだなと。
さ、ということで、長くなってしまいましたが、最後にまとめますと、
先のことで自分がどうしたらいいかわからなくなったら、
「考えられなくなった時は動く時、動いてもわからない時は進む時」
って捉えてみるとイイかもよ、
てな話でしたとさ。
あ、なんか今回の記事、もしかするとアントニオ猪木さんの引退試合での言葉、
この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せばその一足が道となる
迷わず行けよ
行けばわかるさ
とだけ言えば終わってたのかも。(笑)
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!