ガンバルことが
できるあなたも
あまりできないあなたも
こんにちは。
持ち帰りの寿司をたくさん運びながら雨に濡れ杉田です。
1週間お疲れさまでした!
こういうメンタルを扱ったブログを読むと
「ガンバらなくていいよ」
みたいな話って定番ですよね。
私も、心が弱った時は、「ガンバらなくていいよ」でイイと思うんですけど、
「あるタイプの悩み」は、たしかに一番苦しい時は、「ガンバらなくていいよ」だけど、その後は、むしろ、
「ガンバろうぜ!」
だと思っているんですよ。
で、今回は、そんな「ガンバろうぜ!」な悩みについて、お話したいと思うんですけど、過去記事で言えば、以下の記事に当てはまる悩みが「ガンバろうぜ!」な悩みでしょうか。
あ、ではなぜ上記に当てはまる方が「ガンバろうぜ!」なのかという話は、以下、Aさんのフェイスブックの投稿が、それをとてもわかりやすく説明してくださっているのでご覧ください。
(ご本人の許可をいただいて掲載しています)
「弱がり」って、あると思うんです。
強がりの反対バージョン。
反対だけど、目的は一緒。
どちらも困難やストレスに対して、自分を傷付けたくないがために自分を偽ること。強がりの人は、仕事や人間関係において、必要以上に自分を強く見せます。
弱い自分、マイナスな感情に蓋をして、とにかく頑張る。
だから成果は出て出世したりするけれど、なんか辛い…
その度合いが強いと、ワーカホリックになったり、うつ病になったりしますね。こういう人、きっと日本にはたくさんいて、対策もたくさん紹介されています。
ワークショップとか書籍とか。
弱い自分でも大丈夫、鎧を脱いだら凄く楽になった、みたいなやつですね。
これ、あると思います。一方、弱がり。
自分を傷付けたくない、という目的は同じだけど、取る手段が全く逆です。
必要以上に、自分を弱く見せる。
とにかく駄目な自分でいる。弱いって、強いんですよ。すごく。
赤ちゃんが誰からも愛されるのは、何もできない弱い存在だから。
弱い存在には、人は攻撃しません。怒りもしない。
だから人から傷つけられない。
そんな理屈です。強がりの人が本気で
「頑張るべきだ」
「強くあるべきだ」
と思っているように、弱がりの人も(無意識のうちに)本気で
「私は弱い」
「自分なんて、何やっても駄目なゴミだ…」
って、本気で思い込みます。
常に自分を攻撃していないと、作戦が成立しないんだよね。
これは、なかなか辛い。どちらも同じ目的で取っている行動なんだけど、弱がりな人って、強がりより見かけない気がします。
だから対策もあまり見当たりません。
「弱がり」でググってみても、全然出てこない。しかも問題なのが、強がりから抜け出すのより、弱がりから抜け出す方が大変な気がするんです。
強がっている時って、成果自体は出ているから、能力的にも経済的にも、ある程度の実績ができていてる。
しかも、(誤解を恐れずに言うと、)対策は「楽になる事」。
今までより、楽な世界が待っています。一方で弱がっている時って、本当に何もできていないから、能力も経済力も伴っていないことが多い。
これを長年やってしまうと、本当に何もできなくなってしまって、リカバリ不可になってしまう可能性がありそうです。
しかも、対策は「自分で頑張れ」だからね。
心折れちゃうケースが多そうだなぁ。
んー、わかりやすい説明だなぁ。
あ、ここからは、
に当てはまる人を、Aさんの言葉を使って、
「弱がり」
と呼ばせていただいて話を進めると、
セラピーには、「強がり」の人も「弱がり」の人も両方来られるんですけど、Aさんも言われるように、
「強がり」の人の回復は、「ガンバル → ガンバらなくてもいい」
になるので、すぐに楽になれるけど、
「弱がり」の人の回復は、「何もしていない → やることやる」
になるので、「強がり」の人より回復が大変なんですよ。
それなのに、Aさんも言われているように、「弱がり」な人の情報って、あまり世間で見当たらないんですよね。
私も、かつては長い間悩んできましたけど、この「弱がり」の人のような悩みはなかったので、セラピーの勉強をして初めて、「世の中、こういうことで悩んでいる人がいるんだ!」って知ったんですよ。
だから、私が「弱がり」の人の悩みについて、このブログで初めて記事にした時、こういう悩みを持つ人たちがセラピーに殺到したんですよね。
「初めて自分のことを説明してくれている記事に出会った」って言われて。
それくらい「弱がり」な人の情報って、目に付きづらいんだと思うんですね。
あ、で、この「弱がり」な人ってですね、
「どんな感じで「悩みのループ」に陥るか」
っていうお話をしようと思うんですけど、
Aさんも書いておられるように、「弱がり」な人って、「自分に対する信頼がない」ですから、「何もしないことで自分を傷つかないようにする」んですよ。
だから、
「とにかく行動しない」
んです。
で、「自分に自信がついたら行動する」って思っている。
でも、当たり前ですけど、
じゃないですか。
もちろん、本人もそうだってことは頭ではわかっていて、「何もしない自分を責めてツライ」とか言うんですけど、
「やることをやるより、自分を責めてるほうが楽」
なんですよね。
なので、「自分を責める」って、その人にはちゃんとメリットがあってやってるんですよ。
ということで、「弱がり」な人は、「自分で自分を責めることを選び」ながら、
「やらないで自信がつく方法ってないだろうか?」って探したり、
(↑人によっては、それを探す行動力はある)
「この人に会えば(このセミナーに出れば)、自分は変われるんじゃないか」みたいに、自分はその場に行くだけで「人に変えてもらえる」と思っていたり、
人にどうしたらいいかいろいろ聞いてはみるものの、「参考にします」とか言ったりして(でも行動は全然しない)、
ずっと現状維持しているんです。
こういうふうに、
「自信は、実際に行動しないとつかない」
↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑↓↑
「自分に自信がついたら行動する」
の間でグルグルして、
「何もしない自分を責める」ということを「自分で」選んでやっている。
それが「弱がり」な人が陥る「悩みのループ」です。
でも、そういう現状維持から抜け出したいなら、「ガンバらなくていいよ」だとそのままになっちゃうので、
「ガンバろうぜ!」ですよね。
もっとそれを正確に言葉にするなら、
「一瞬でもいいから勇気出して行動しようぜ!」かな。
筋肉痛にならないと、筋肉がつかないように、
勉強しないと、成績があがらないように、
大変でも、それを手に入れたいなら、どうしても「自分で」やるしかないものってあるんですよ。
あ、私、10年以上セラピーやっていて思うのは、そんな「弱がり」の人が回復する時のキーになるのは、
「苦痛」
だと思います。
人が行動するのって、
・欲求を満たすため(○○したい!)
・苦痛から逃れるため(○○になったらマズイ!)
のどちらかしかないんですけど、
「とにかく行動しない」が常の「弱がり」の人でも、現状維持していることがあまりにもツラくなってくると、さすがに「苦痛から逃れるため」に行動しようとするんですね。
逆に言えば、「今ツライけど、なんとかしのげる」みたいな切羽詰まってない「弱がり」の人は、あまり変化しない傾向があります。
なので、「苦痛」って、必ずしも悪いものではなくて、むしろ「弱がり」の人の変化には必要なものなんですよ。
で、そうやって「苦痛」に突き動かされながら、大変ながらも、
「一瞬でもいいから勇気出して行動しようぜ!」
をコツコツ続けていくと、だんだんと「なんとかなる自分」に気づいて、「自信」がついていくんですよ。
「やるのが怖い」と思うことでも、10回やったら、最初の1回目と同じように怖がるのは難しくなりますからね。
ということで、「弱がり」の人の回復への対策は、
「苦痛を利用して行動する」
なんだと思います。
あまりワクワクしない対策で申し訳ないのですが。(笑)
さ、ということで、今回は、
悩みって、なんでもかんでも「ガンバらなくていいよ」じゃないですよ、
悩みによっては、一番苦しい時は、「ガンバらなくていいよ」だけど、その後は、むしろ、「ガンバろうぜ!」って悩みもありますよ、
てな話でしたとさ。
(この「弱がり」の記事の続きはコチラからどうぞ)
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!