俳優さんの「演技がうまいかどうか」というのが、
わかるあなたも
あまりわからないあなたも
こんにちは。
電車の中で見知らぬ赤ちゃんに「成城学園ー下北沢」間のずっと怪訝な顔で見られ杉田です。
1週間お疲れさまでした!
あ、みなさん、俳優さんの演技がうまいとか、ヘタとかってわかりますか?
私も、俳優さんに対して、「この人、演技がうまいね」とか言っちゃってますけど、実際に具体的にどこがどううまいかって、ちゃんと言語化できないんですよね。
なんとなくというか。
特に海外の俳優さんなんて、言葉がわからないし、感情の表出とかも国によって違いますから、
「この国の人は、こういう時、こんな感じなのかな?」とか思うと、ますます演技がうまいとか、よくわからなくなるんですよ。
たとえば、アル・パチーノって名優って言われてますけど、私、「なんかこの人、いつも大袈裟だよなぁ」とか思っちゃう。(笑)
あ、でもですね、先日、アマゾンプライムで、ある外国の俳優さんの演技を観てた時、ハッキリと、「うわ!この人、演技うまい!」って思ったんです。
それが、
「タクシードライバー」のロバート・デニーロ
でした。
映画の中で、デニーロが職場の先輩に悩みを打ち明けようとするシーンがあるんですけど、うまく言葉にできず、目を潤ませながらたどたどしく話す姿を観て、
「オレ、こういう場面、何度もセラピーで体験してるわ!」
って思ったんです。
あ、このブログって、「何がしたいかわからない」の次に、「うまく話せない」というワードで検索されているので、私、日々「うまく話せない」という方にお会いするんですよ。
で、セラピーの時って、セラピストは、クライアントさんの動きを細かく観察するので、うまく話せない方が、悩みを話す姿って何度も拝見してるんですね。
だからこそわかるというか、TVや映画で「悩みを話す演技」なんて何度も観たことがあるけど、デニーロの演技は別格というか、ホントそのものというか、超リアルでした。
いやぁ、やっとロバート・デニーロが名優と言われる理由がわかりましたよ。(笑)
あ、それから、これは邦画ですけど、
「舟を編む」の松田龍平さん
も、うまく話せない演技がリアルだったなぁ。
私、ああゆう感じの方にたくさんお会いしましたよ。
あ、いかん、すっかり俳優さんの話が長くなってしまいましたが、
では、うまく話せない方が、「どうすればうまく話せるようになるか?」って話ですけど、
どうやら、「うまく話せる人のマネをする」ってことが良いみたいなんですよ。
これは、今年開催した、Cafe LOSERのうまく話せない方のためのイベントでも、講師のコミュニケーションの達人である藤崎さんからそう教えていただきましたし、
実際、私が知っている「うまく話せない → うまく話せる」になった方のお話をうかがうと、
みなさん、人生のある時期に、集中的に、「うまく話せる人のマネをする」ってことをやってたんですよね。
そういえば、前に観た動画で、武井壮さんも、芸人が集るバーでトークを密かに録音して、それを8年かけてマネしたってこと話してましたっけ。
ただ、「うまく話せない → うまく話せる」になるのはカンタンではないというか、ちゃんと時間をかけて練習しないといけないものなんでしょうね。
エッ、「そこまで話す練習をする気力がない・・・」ですって?
そ、そうですよね。でも、それはそれで大丈夫なんですよ。
というのは、実際に私のところで「うまく話せない」って悩んで相談に来て、元気になった方たちを拝見していると、
「誰もうまく話せるようになっていない」
んですよ。(笑)
ただ、クライアントさん、いろいろ傷ついているところがあるので、そこがセラピーで癒やされると、
「うまく話せない自分でもイイか」って前よりも開き直れるようになる
んですね。
すると、その方は、
「気の利いた受け答えができるようになる」
「面白い話ができるようになる」
「雑談がうまくなる」
みたい方向で、「うまく話せる」わけじゃないんですけど、
前よりも緊張感がなく話せるようになったり、「自分の気持ち」をもう少し言えるようになったり、なんてことが起きるんです。
話し方はそのままだけど、そんな自分にもOK出せるというか。
なので、「うまく話せない」という悩みって、うまく話せるようにならなくても解決するんですよ。
あ、前の記事でもお話しましたけど、問題や悩みの解決の方向って、大きく言って、
自分の悪いところをなおす方向
そのままの自分でやっていく方向
今の自分から積み上げる(学ぶ)方向
っていう3つの方向がありますから、
「うまく話せない」という方は、どっちの方向に解決していきたいかを考えてみてもいいと思うんですね。
あ、それから、「うまく話せない」という方は、ぜひ私のワークショップの後の懇親会にいらしてください。
というのは、私のクライアントさん、自分が傷ついてきた分、受容的で、ちゃんと人の話を聞いてくれるんですよ。
それに、「このブログを読んでいる」という秘密の共通点もありますから(笑)、そこら辺にいる人たちよりは、ずっと話しやすいと思いますよ。
で、そうやって、本当は悩んでいることとか、自分がしたい話をした時、
「こんな話、引かないで聞いてくれるんだ!」
「こんな話でも、わかってくれる人がいるんだ!」
っていう成功体験があると、人は、話すことが少し楽になるんだよなぁ。
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!