自分のことを「ダメ人間」だと
つい思っちゃうあなたも
あまり思わないあなたも
こんにちは。
ヒカリエに行ったけどヒカリのような早さで出杉田です。
1週間お疲れさまでした!
私、先日ツイッターに、こんなことをつぶやいたんですよ。
自分を「ダメ人間」と思っている人は、いつも「自分ができないこと」をやろうとします。「自分ができないこと」をやろうとすれば、当然「できない」ですから、自分が思ったとおりの、「ダメな自分」であることが証明できます。自分でわざと無茶な目標を設定し、自分で自分をワナにはめているわけです。
— 杉田隆史 - 心理セラピスト(悩んでいない人の悩み相談) (@takashisugita) September 13, 2020
これ、ちょっと怖い話ですよね。「自分で自分をワナにはめる」なんて。
でも本当なんですよ。
人は、「自分=○○」と思ったら、○○になろうとするんですよ。
「自分=ダメ人間」と思っている人は、「ダメ人間」になろうとしますし、
「自分=大切にされなくて当然の存在」と思っている人は、「大切にされなくて当然の存在」になろうとします。
いや、「なろうとする」というより、
「自分が○○であることを証明しようとする」
と言ったほうがいいのかもしれません。
「でもなんでわざわざ自分から好き好んで、ダメ人間であることなんか証明するの?」
って思いますよね。
その答えは、
人は、「自分が自分の思ったとおりの人間じゃない」と、ものすごく居心地が悪いから
なんですよ。
たとえば、あなたが電車に乗った時、あなたが怪我をしているのでもなく、妊娠しているのでもなく、体調が悪いわけでもないのに、
お年寄りというか、自分より30歳くらい年配の人から、席を譲られたらどうでしょうか?
きっと戸惑うと思うんですよね。
なぜなら、「自分=席を譲られるほど年をとっていない」と思っているからです。
さらにあなたは、電車を乗り換える度に、次々とお年寄りから席を譲られたらどうでしょう?
混乱しますよね。(笑)
そういうことが電車の乗るたびに毎回起きたら、さすがに居心地の悪さに耐えられなくなって、お年寄りがいる車両を避けるようになると思うんですよ。
こういうのが、「自分が自分の思ったとおりの人間じゃない」と、ものすごく居心地が悪いってことなんです。
だから、「自分が褒められても、それを全然受け取れない」なんて言う人も、それと同じことで、
「自分=褒められなくて当然の存在」
だと自分で思っていますから、
せっかくの自分が褒められる場所を避け、無意識に、
自分が「褒められなくて当然の存在」であることを証明できる場所
に身を置こうとします。
そのほうが、「自分で思ったとおりの自分」になれて、安心できるんですよ。
さきほどの話で、自らお年寄りを避け、電車で席を譲られない場所に身を置いたように。
ね、人は、「自分が○○であることを証明しようとする」でしょ?
だから、「自分=ダメな人間」と思っている人は、自分を「ダメ人間」だと思わせてくれる人と付き合い、
まわりから、「ダメ人間」だと思われるような振る舞いをしますし、
「自分=大切にされなくても当然」と思っている人は、自分を「大切にされなくても当然」と思わせてくれる人と付き合い、
まわりから、「大切にされなくても当然」と思われるような振る舞いをします。
しかもそれを、「無意識に」やっちゃうんですよ。
タチ悪いよなぁ。(笑)
では最後に、もう一度、私のツイッターの「つぶやきの続き」に戻って、今回のブログを終わりにしたいと思います。
では、「ダメ人間」から抜け出すにはどうすればいいでしょうか?
「自分ができること」をやればいいんです。
無理しなくても、気合入れなくても、ガンバらなくてもできることが、「自分ができること」です。
「自分ができること」をやれば、当然あなたはそれを「できる」わけですから、あなたが思った通りの、「ダメな自分」ではいられなくなってしまいますよ。
それでもあなたは、「いつもと違う自分」になる勇気がありますか?
それでは今回はココまでにします。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
また次回お会いしましょう!